こんにちは、『カズオブログ』管理人のカズオです。今回はホームランド シーズン4、第6話「掛け違い(原題:From A to B and Back Again)」を振り返ってみます。
この回、見終わったあとにしばらく「えっ……」ってなりませんでした?私は正直、キャリーがあの命令を下すシーンで声が出ました。シーズン4の中盤にして、すでにドラマの核心を突いてくる回です。
アーヤンの死、ソールの拉致、そしてキャリーが下した判断。この3つが重なって、見ている側のモヤモヤが最高潮になる回ですよね。順番に整理していきますよ。
第6話「掛け違い」はどんな話?
シーズン4はブロディ亡き後のキャリーが、パキスタンのCIA支局長としてタリバン指導者ハッカニを追う物語です。第6話はその追跡が一気に加速し、同時に大きな代償を払う回になっています。
前話までにキャリーはハッカニの甥・アーヤンに接触し、偽パスポートを使ってイギリスへ逃がす代わりに叔父ハッカニへの伝言役を依頼していました。今回はその作戦が動き出す回です。
タイトルの「掛け違い(From A to B and Back Again)」は、文字通りAからBへ向かうはずが元の場所に戻ってくる、つまり「何も前に進まないすれ違い」を意味しています。この回の展開が、まさにそのタイトル通りに進んでいくんですよね。
物語の流れをざっくり整理
偽パスポートを渡されたアーヤンが、出国前に大学へ私物を取りに向かいます。そこで何者かに尾行されていることに気づいた彼は、キャリーに出発の延期を求めます。
「叔父に助けてもらえる」と言い出したアーヤンを、キャリーはなんとか説得して計画を続行させます。しかし最終的にアーヤンはハッカニのもとへ向かい、叔父の手によって頭を撃ち抜かれてしまいます。
その現場をファラとクインが追跡していた矢先、今度はソールが拉致されたことが判明します。キャリーはハッカニを包囲できる状況まで追い詰めますが、そこに人質のソールが現れ、ドローン攻撃の命令を下すか否かという究極の選択を迫られるのです。
キャリーの「やれ」という命令をどう見るか
この回最大の見どころが、ハッカニ包囲とソール人質という状況で、キャリーが「やれ(Wipe the f***er out)」と命令を下す瞬間です。
カズオここで慎重派の私でも「キャリー、本当にやるの!?」ってなった
キャリーは感情より任務を選びました。ソールは長年の師であり、キャリーにとって父親のような存在。それでもハッカニを仕留めることが最優先だとCIA支局長として判断したのです。
ただしクインはこの命令を実行しませんでした。ハッカニが意図的にソールを盾として使っているタイミングだと見抜き、攻撃を止めたのです。「キャリーの判断は正しかったのか」という問いに、クインの行動がひとつの答えを出していますよね。
皆さんはどう感じましたか?私は「プロとして正しいが、人間として見ていられない」という気持ちが交互にきて、なんとも言えない気持ちになりました。
アーヤンの死が突きつけるもの
アーヤン・イブラヒムというキャラクターは、キャリーが作戦のために近づき信頼を得た学生でした。シーズン前半を通じて、彼はキャリーへの好意を隠さず「I love you」とまで口にしていました。
その直後に叔父ハッカニに頭を撃たれる。この展開の残酷さは、ホームランドというドラマが「スパイの世界に人間的な甘さは存在しない」と繰り返し言い続けているメッセージそのものです。
ファラがキャリーに「彼をこんな形で使ったの?」と感情をぶつけるシーンは、視聴者の感じるモヤモヤを代弁してくれる場面でもありました。キャリーが「スパイとして正しい」ことと「人間として正しい」ことの間でどこにいるのか、この回では特にそのズレが際立っています。
もう一度見返したい伏線ポイント
第6話にはシーズン後半へつながる伏線がいくつか埋め込まれています。見終わったあとに気になった方はこのあたりを確認すると、スッキリするかもしれません。
- アーヤンの大学への寄り道は偶然か、仕組まれていたか
- ソールをわざわざ人質として使ったハッカニの狙い
- 大使館内部のデニスによるキャリーへの薬すり替え工作の進行
- クインとキャリーの間に生まれている感情的なすれ違い
- ISI工作員タスニームとハッカニの連携の深さ
特にデニスの薬すり替え工作は、この時点では地味に見えますが後半の大使館襲撃への直結する伏線です。「なんでデニスがウロウロしてるんだ?」と思った方、正解です。
見終わったあとに気になるポイント
この回を見て「あれ、どういうこと?」となりやすい点をまとめておきます。
- ハッカニはなぜアーヤンを殺した?
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CIAに利用されたと分かった上で、情報漏洩を断ち切るために自ら処分したと見られる
- クインが命令を実行しなかった理由は?
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ソールが人質として現場に連れ出されたのはハッカニの計算であり、攻撃のタイミングではないと判断した
- タイトル「掛け違い」の意味は?
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作戦がAからBへ進むはずが元の地点に戻る、すれ違いの連続をそのまま表したタイトル
ホームランドって、こういう「誰が正しいか分からない」状況の連続が本当に見応えあるんですよね。慎重派の私としては、キャリーの判断ひとつひとつを見返したくなってしまいます。
第7話以降はどうなる?私の予想
第6話終了時点でソールはハッカニに拉致されたまま。キャリーは仕留めるチャンスを逃し、作戦は振り出しに戻りました。おまけに大使館内ではデニスによる工作が進んでいます。
第7話以降は「ソール救出 vs ハッカニ追跡」のどちらを優先するかで、キャリーと組織の判断がぶつかりそうです。ハッカニがソールを「交渉カード」として使ってくる展開は十分考えられます。
また、デニスの薬すり替え工作が成功した場合、キャリーの精神状態が崩れていく可能性も高い。「ドローン・クイーン」と呼ばれるほど冷静に任務をこなしてきたキャリーが、今後どこまで追い詰められていくか。第6話のラストを見ると、もう次の話が待ちきれなくなりますよね。このシーズン、後半も目が離せません!








