『カズオブログ』管理人のカズオです。今回はホームランド シーズン5 第10話「New Normal(新たな常識)」を一緒に振り返っていきます!
第9話のラストでクインが倒れているのを見て、「まさか…」と思ったファンも多かったんじゃないでしょうか。私もそうでした。慎重派の私は見終わった後すぐに調べましたよ(笑)。
このエピソードはどんな話?
シーズン5第10話の原題は「New Normal」。初放送は2015年12月6日(Showtime)、日本ではHuluや動画配信サービスで視聴可能です。
クインの生死、ベルリンへのサリン攻撃の脅威、そしてアリソンをめぐるCIA内部の醜い政治劇。この3つが同時に動き出す、シーズン5のターニングポイント的な回です。
- シーズン・話数
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シーズン5 第10話(シリーズ通算第58話)
- 原題
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New Normal(新たな常識)
- 初放送日
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2015年12月6日(米国Showtime)
- 主な登場人物
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キャリー、ソール、クイン、アリソン、ダル・アダル、アストリッド、ビビ、カシム
物語の流れをざっくり整理
前回クインはテロリスト・ビビのアジトでサリンガスに晒され、倒れたまま終わっていましたよね。今回冒頭、クインは生きています。でも「生きている」というだけで、ガラスの部屋に閉じ込められたまま、その映像がインターネットに流出してしまいます。
ビビはその映像を使って「国連安保理でイスラム国を国家承認しなければ、欧州の主要都市を化学兵器で攻撃する」と脅迫。ターゲットはベルリンの地下鉄網です。CIA側ではキャリーとソールがアリソンの二重スパイ疑惑を追い続けますが、ダル・アダルが「組織へのダメージを最小限に」という理由でアリソンを守ろうとします。
一方、キャリーはクインが映っている映像を何度も見直し、床のタイルパターンに気づきます。床タイルのデザインからクインの居場所を割り出すという、キャリーらしい執念の調査が光るシーンです。
キャリーとアストリッドが動く
このエピソードで意外にも存在感を放つのが、BND(ドイツ連邦情報局)のアストリッドです。キャリーとアストリッドは、クインを失うかもしれないという共通の恐怖の中で、初めて対等なパートナーとして動きます。
アストリッドのこんな台詞がズシリときます。「クインは嫌になるほど頑固で、美しかった」。これ、冷静な情報局員がそう言うから余計に刺さるんですよね。
カズオクインのこと、改めて好きになっちゃったよ…この台詞で
二人はアルゴリズムを使って候補地を絞り込み、ついにクインが閉じ込められているアジトにたどり着きます。ガラスの前でキャリーが崩れ落ちる瞬間、そしてクインの指がわずかに動く瞬間——ここはホームランドの名場面のひとつと言っても過言ではないと思います。
アリソンとCIA内部政治の闇
このエピソードを「ただのサスペンス回」で終わらせないのが、アリソンをめぐるCIA内部の描写です。ソールは尋問室でアリソンに正面からぶつかります。証拠もある、動機も見えている。それでもアリソンは落ち着き払って言い返す。そしてついにソールが壁にアリソンを押しつけて激怒するシーンは、正義が組織の論理に負ける瞬間として強烈に印象に残ります。
ダル・アダルの判断はある意味リアルです。「ベルリン攻撃を止めるためなら、アリソンの問題は後回しにしろ」——これがホームランドの言う「New Normal(新たな常識)」なんだなと、見終わってから改めて思いました。
さらに今回はCIAディレクターから「ベルリン市民への警告は出すな」という命令まで出ます。パニックを防ぐためとはいえ、市民は何も知らないまま地下鉄に乗り続ける。これはフィクションですが、現実の諜報世界への問いかけにも聞こえます。
見終わったあとに気になるポイント
このエピソードを見て、「なんでカシムはクインを助けたの?」と思ったファンは多いんじゃないかと思います。カシムはビビの従兄弟にあたる人物で、命令に反してクインにアトロピン(サリンの解毒剤)を注射しました。
ビビはこれを察知していたにもかかわらず、カシムを守るために別の仲間に罪をなすりつけ、その場で処刑します。「血縁の絆」と「組織の論理」が衝突する残酷な場面で、このドラマらしい複層的な善悪の描き方が出ていますよね。
ダル・アダルはなぜアリソンを守ろうとするの?
ダルの行動を「アリソンの味方」と単純に見るのは少し違います。ダルにとっては、アリソンが二重スパイだったという事実が公になることの方が、CIA組織にとって致命的なダメージになる。だから「静かに処理する」という選択をしているわけです。
「正義より組織の延命」という論理。これがホームランドという作品の一番苦い部分であり、でもいちばん面白い部分でもある気がします。皆さんはダルの判断をどう見ましたか?
ローラとヨナスの対立が示すもの
今回サブプロットとして描かれるのが、ファイサルという人物をめぐるローラとヨナスの対立です。ファイサルは過去に不法な監視で収監された人物で、獄中でテロ計画の話を耳にしたという情報を持っています。
ヨナスは「攻撃を防ぐためには当局に引き渡すべき」と主張し、ローラは「また同じ過ちを繰り返すことになる」と反対します。オットーが間を取り持ち、ファイサルが自発的に出頭する形で折り合いをつけますが、BNDはすぐに彼を逮捕。誰の意図も完全には通らない、というオチです。
このエピソードの伏線をもう一度確認する
第10話が終わっても、まだ解決していない要素が山積みです。注目しておきたいポイントをまとめておきます。
- クインは病院に搬送されたが容態は不明
- アリソンは作戦に復帰し、さらなる情報操作の可能性がある
- ビビはまだベルリン攻撃の計画を続けている
- ソールはCIAシステムへの不信感を深めている
- キャリーの次の動きが読めない
この5点は、シーズン5後半に向けてそれぞれ大きく動いていきます。特に「アリソンが作戦に戻った」という事実は、後の展開に直結するので要注目です。
次回への予想と私なりの考察
第10話のタイトル「New Normal」は、テロの脅威が日常化した世界での「当たり前」を皮肉った言葉です。市民は何も知らされず、諜報機関は正義より組織を守り、クインのような人間は使い捨てられかける。それでも生き延びた——という皮肉な希望が、このエピソードには詰まっていると思います。
次回以降、アリソンが本当にロシアとつながっているのかが明確になっていきます。ソールとキャリーがどう動くか、またクインが回復してからどう物語に絡んでくるかが最大の見どころになりそうです。
慎重派の私としては、「アリソンがまだ何か隠している」という感触が拭えないんですよね。作戦復帰があまりにもスムーズすぎて、ダルが何か条件をつけているのでは? と疑ってます。皆さんはどう見ましたか? シーズン5のクライマックスに向けて、目が離せない展開が続きます♪








