こんにちは、『カズオブログ』管理人のカズオです。
ホームランド シーズン2 第10話、見ましたか?私はこの回を最初に見たとき、ブロディの最後の一言でしばらく画面から目が離せなくなりました。
今回は、シーズン2の中でも特に衝撃度が高い第10話「壊れた心臓(原題:Broken Hearts)」を丁寧に振り返っていきます。ネタバレ全開でいきますので、まだ未視聴の方はご注意ください!
このエピソードはどんな話?
一言で言うと、「ブロディが副大統領を自分の手で殺した回」です。ただし、銃でも刃物でもなく、ペースメーカーのシリアルナンバーを敵に渡すという方法で。
アブ・ナジールがキャリーを拉致し、ブロディを脅します。「キャリーを助けたければ、副大統領ウォルデンのペースメーカー情報を寄越せ」という取引です。ブロディは応じ、ウォルデンはリモートで心臓発作を起こして死亡します。
エピソードの基本情報をまとめておきます。
- 原題
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Broken Hearts(壊れた心臓)
- シーズン・話数
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シーズン2・第10話(通算第22話)
- 初放送
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2012年12月2日(米Showtime)
- 日本配信
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Amazonプライムビデオ・U-NEXT・TELASA 等
シーズン2の中盤から後半へ向かう、大きな転換点となる回です。
物語の流れをざっくり整理
前回のテロ計画が失敗に終わり、ブロディはようやく家族とわずかな時間を過ごしていました。そこへ、アブ・ナジールから映像が送られてきます。映像の中にいるのは、拘束されたキャリーでした。
ナジールの要求はシンプルです。ウォルデン副大統領のペースメーカーのシリアルナンバーを手に入れること。それさえあれば、ハッカーがリモートでペースメーカーを誤作動させられると言うのです。ブロディはCIAへの報告を一切せず、単独でウォルデンの執務室に潜入します。
今回の流れを大きく分けるとこうなります。
- ナジールがキャリーを拉致・ブロディへ脅迫電話
- ブロディがウォルデン執務室でシリアルナンバーを入手
- ナジールのハッカーがウォルデンのペースメーカーを遠隔操作
- ブロディがウォルデンの死を「看取る」
- キャリーが解放・ソールへ連絡するも、ソールは拘束される
展開が早く、見ている側の息も詰まるほどのテンポで進んでいきます。慎重派の私でも「次は?次は?」と前のめりになってしまいました。
ブロディの「本音」が出た瞬間
このエピソードで一番ゾクッとするのは、ウォルデンが心臓発作を起こしたとき、ブロディが助けを呼ばなかった場面です。それだけでも十分衝撃的なのに、さらに「You still don’t get it, do you? I’m killing you.」と静かに告げるんですよね。
ブロディはウォルデンに対し「もう一度クリーンになりたい」「あなたのやることすべてに反対だ」と告白します。これはただの復讐の言葉ではなく、ブロディが長い間かけて背負ってきた矛盾——英雄として帰国しながら、イッサたちを殺した作戦に加担していた苦しさ——が溢れ出た瞬間です。
一方でブロディは、ナジールとの取引を守るためにイッサの魂に誓いを立てています。彼にとってイッサへの誓いは、政治的な計算よりずっと重いものだったんでしょう。
カズオウォルデンが死んでいく姿を見るブロディの目が、ずっと忘れられないんよね
キャリー拉致——ナジールの計算
ナジールがキャリーを狙ったのは、ブロディの弱点がキャリーだと見抜いていたからです。理屈の上では二重スパイとして動いてきたブロディでも、キャリーへの感情だけは切り離せない——そこをナジールは正確に突いてきました。
拉致の手口については「世界で最も追われているテロリストがどうやってCIAエージェントを首都のど真ん中で誘拐できたのか」というツッコミが海外ファンの間でも多く見られます。ドラマの都合上、その部分はやや強引な描写になっていることは否めませんが、物語の核心であるブロディの感情を引き出す装置としては非常に効果的に機能しています。
解放されたキャリーは、安全な場所へ向かうどころか一人で廃墟の倉庫に戻っていきます。この行動も「キャリーらしいな」と感じる場面で、彼女の判断が正しいかどうかは次回へ持ち越されます。
ソール拘束——CIA内部の権力闘争
今回、もう一本の重要な軸がCIA内部の話です。ソールがエステスに対し「クイン(Quinn)はダル・アダルの黒幕エージェントじゃないのか」と詰め寄る場面があります。エステスは取り合わず、最終的にソールはCIAの人間に拘束されてしまいます。
「エステスを呼べば解決するはずだ」と言うソールに、部下が「エステスは知っている」と返す——このやりとり、見ていてかなりヒリヒリしませんでしたか。ソールが邪魔だと判断したのは、ウォルデンとエステスが隠し持っているドローン作戦の秘密を暴かれたくないからです。
この流れは、ただの組織内対立ではなく、クイン・エステス・ソールの三者が今後どう動くかの伏線でもあります。シーズン後半へ向けて、見ておきたいポイントです。
見終わったあとに気になるポイント
このエピソードを見終えると、いくつかのモヤモヤが残ります。順に整理しておきますね。
ブロディの選択は裏切りなのか?
ブロディはCIAへ報告せず、単独でナジールの要求に応じました。これはCIAへの裏切りです。でも一方で、副大統領を見殺しにした動機はキャリーへの愛情と、ウォルデンへの個人的な怒りと、イッサへの誓いが複雑に絡み合っています。
「裏切り者」と「被害者」どちらの面も持つブロディの立場は、この回でいっそう複雑になりました。皆さんはどう見ましたか?
キャリーが倉庫へ戻った意味は?
解放後、キャリーはすぐにサポートを待たず、鉄パイプ一本で暗い倉庫へ戻っていきます。この行動は次回エピソードへの大きな伏線です。ナジールの逃走を許さないという強い意志の表れとも読めますが、冷静さを欠いた行動とも見えます。この点については、次回を見てから改めて評価したいところです。
もう一度見返したいシーン
伏線という意味では、ブロディが執務室でシリアルナンバーを見つける場面の「手の震え」に注目してみてください。彼の内側の葛藤が表情ではなく、手先の動きで表現されています。これ、初見だと見逃しがちなんですよね。
また、ナジールが「イッサの魂にかけて誓え」と要求する場面も振り返りポイントです。ブロディにとってイッサは、テロへの動機そのものでした。ナジールはその感情を熟知したうえで、最大の弱点として利用しています。この関係性は、シーズン1からずっと丁寧に積み上げられてきたものです。
今回のエピソードでのキャラクターごとの変化をまとめておきます。
| キャラクター | 今回の行動・変化 |
|---|---|
| ブロディ | ナジールに協力しウォルデンを見殺し・本音を告白 |
| キャリー | 拉致・解放後に単独で倉庫へ戻る |
| ソール | エステスの陰謀を追うが拘束される |
| ウォルデン | ペースメーカー遠隔操作により死亡 |
| エステス | ソールを止めるため独断で拘束を命じる |
各キャラクターが今回で一段階「踏み込んだ」位置に移動しているのが分かります。
次回はどうなる?私の予想
第10話のラストは、キャリーが暗い倉庫のドアを開けるところで終わります。ナジールはまだ逃げきっていない。ソールは拘束されたまま。そしてウォルデンは死んだ。この三つの宿題が、第11話に一気に降ってきます。
個人的に気になるのは、ブロディがウォルデン殺しにどこまで関与していたかがCIAに知られるかどうかです。クインはすでにブロディの動きを監視している可能性がありますし、エステスがそれをどう使うかによって、ブロディの立場は一気に崩れかねません。
そしてソールの拘束——これはエステスが何かを隠し続けるためのものです。ソールが黙ったまま終わるとは思えないので、次回はCIA内部の対立がさらに表面化しそうな予感がしています。ナジールの行方とあわせて、第11話は目が離せない展開になるはずです。続きを楽しみに待ちましょう!









