『カズオブログ』管理人のカズオです。今回は「ホームランド」シーズン1の第6話、原題「The Good Soldier(誠実な兵士)」を振り返っていきます。
この回、見終わったあとに「え、ブロディって本当にパスしたの?」ってモヤモヤしたの、私だけじゃないと思うんですよね。ポリグラフ、キャリーとブロディの急接近、サウルの家庭の亀裂……一話にこれだけの要素が詰まってるから、整理しながら見るのが楽しくなってくるんです。
このエピソードはどんな話?
シーズン1第6話は、CIAが「ハミドにカミソリを渡したのは誰か」を特定するため、ハミドに直接接触した全員にポリグラフ検査を実施する回です。
キャリーにとって、この検査はブロディの正体を暴く絶好のチャンス。一方でブロディは、戦友ウォーカーの追悼式という心理的に追い詰められた状況の中で、検査に向き合うことになります。
- 原題
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The Good Soldier(誠実な兵士)
- 初放送
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2011年11月6日(Showtime)
- 日本配信
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テラサ(TELASA)ほかで視聴可能
物語の流れをざっくり整理
拘束中のテロリスト、ハミドが自殺に使ったカミソリ。あれは誰かが意図的に渡したはず——そこからこの回はスタートします。キャリーはポリグラフ検査をCIAに提案し、承認を取り付けます。
同じ日、ブロディは戦友トム・ウォーカーの追悼式に参加。壇上で亡き仲間たちの名前を一人ひとり呼び上げる場面は、このシーズン随一の緊張感があります。ウォーカーの名を三度呼んで沈黙する姿は、ブロディの「罪の重さ」を静かに映し出しています。
追悼式後の自宅パーティーでは、マイクとジェシカの関係をほのめかされたブロディが激しく取り乱し、泥酔状態でキャリーに電話。二人はバーで落ち合い、その夜を共にすることになります。
並行して、逃走中のファイサルとエイリーン・モーガンの行方も描かれます。CIAだけでなく、何者かにも追われる二人。安全なはずのセーフハウスが罠だと気づいたエイリーンは間一髪で逃げますが、ファイサルは車ごと銃撃され死亡します。
ブロディはなぜポリグラフを通過できたのか
この回最大の「ゾクッ」ポイントは、ブロディのポリグラフ結果です。キャリーは前夜、酔った勢いで「カミソリについても聞かれる」とブロディに情報を漏らしてしまっています。
翌日のポリグラフ、ブロディは全項目をクリア。妻に不貞を働いたかという質問(実際には直前の夜にキャリーと関係を持っているのに)でも反応が出ません。キャリーは「嘘をついてる、絶対に」とわかっているけど、証明できない。
ポリグラフはブロディを暴く武器ではなく、逆にキャリーの弱点をさらす場になってしまったのです。ブロディが検査に備えていたのか、それとも心理的にコントロールが利く人物なのか——この疑問は後の展開への重要な伏線になっています。
キャリーとブロディの夜は作戦か感情か
正直、ここが一番解釈が分かれるシーンだと思います。キャリーはブロディに感情移入しているのか、それとも情報を引き出すための計算なのか。
一つ確かなのは、キャリーが「カミソリについても聞く」と口を滑らせたこと。これはCIA的には重大な情報漏洩です。感情と職務判断が混線した結果、作戦が逆効果になるという展開は、キャリーというキャラクターの核心でもあります。
慎重派の私としては、「キャリーはやっぱり感情で動いている」と見ながらも、「でも何かを計算してた部分もあるんじゃないか」と何度か見返してしまいました。皆さんはどちらに見えましたか?
カズオブロディ、ポリグラフで嘘をついてるのに顔色一つ変えないんだよね
サウルの揺れと静かな亀裂
この回のもう一人の主役はサウルです。ポリグラフ中、カミソリの質問で「落ち着けない」と言って検査を中断。その一瞬がどこか気になります。
後にサウルが現地採用を申請していたことが明かされますが、その理由は妻ミラとの関係修復のため。しかしミラの答えは「一人で行きたい」という突き放した一言でした。ミラが去っていくこの描写は、サウルの孤独をじわじわ積み上げていく伏線です。
見終わったあとに気になるポイント
この回を見終えると、いくつかのモヤモヤが残ります。整理しておきましょう。
エイリーン・モーガンは何者?
ファイサルの恋人として逃走していたエイリーンは、実はテロ組織の「本命」だったことが徐々に見えてきます。ファイサルは巻き込まれた側で、エイリーンが関係を主導していた可能性が高い。セーフハウスの罠を即座に見抜いたのも、彼女の訓練された反応でしょう。
ハミドへのカミソリ、結局誰が渡した?
この回のポリグラフでは「渡した人物」は特定されません。サウルの一瞬の反応は視聴者に疑念を抱かせますが、詳細はこの回では確定していません。この疑問は後の回でも引き続き引きずられる伏線のひとつです。
この回の伏線と見返したいシーン
追悼式でのブロディのスピーチ、ウォーカーの名を三度呼んで答えが返らない沈黙——この場面は、ブロディが「ウォーカーを自らの手で殺めた」という事実と重なって非常に重いシーンになっています。
もう一つ見返したいのは、キャリーのポリグラフ。「CIA在職中に違法薬物を使用したか」という質問でわずかな反応が出ます。このシーズン後半への小さな布石として機能していますが、初見では素通りしがちなポイントです。
ホームランドって、表情一つで意味が変わる場面が多いから、見返すたびに新しい発見があるんですよね。
次回に向けた予想と期待
第6話のラストで、ブロディはキャリーを車に乗せて走り去ります。二人がどういう関係になっていくのか、次回以降の大きな軸になりそうです。
エイリーン・モーガンが逃亡中であることも次回に持ち越されます。CIAに追われながら、彼女が何を目的にしているのかが少しずつ明かされていく展開が予想されます。テロ組織とエイリーンの関係が深掘りされれば、アブ・ナジルの全体計画も見えてくるはずです。
ブロディが本当にポリグラフを「攻略」していたとしたら、それはただの本能じゃなく、訓練された能力か、あるいは何らかの準備があったのか。第7話でブロディがどんな表情を見せるか、個人的にはそこを一番楽しみにしています。皆さんもぜひ続きを確認してみてください!




