『カズオブログ』管理人のカズオです。今回はホームランド シーズン5、第4話「特別な夜(原題:Why Is This Night Different?)」を振り返っていきます。
このエピソード、タイトルからは静かな雰囲気を想像するかもしれませんが、実際は「あれ、アリソンって……?」という衝撃の予感が全開の回なんですよね。見終わったあとにモヤモヤが残った方も多いんじゃないでしょうか。
このエピソードはどんな話?
シーズン5の第4話は、暗殺リストに名前が載っているキャリーが、クインと合流しながら「誰が自分を消そうとしているのか」を追う回です。
タイトルの「特別な夜」は、ユダヤ教の祭り「過越(ペサハ)」の夜を指しています。ソールとアリソンがドイツでそのセダー(祝いの食事)を囲んでいるシーンがあり、信仰と諜報の対比が印象的です。
一方でベルリンの裏側では、クインが瀕死の状態でキャリーを助けようとし、ヌーマンの友人が殺され、最後には飛行機が爆発するというとんでもない密度の展開が待っています。
物語の流れをざっくり整理
キャリーは目が覚めるとベッドに拘束された状態でした。目の前にいたのはクイン。彼は暗殺リストにキャリーの名前があることを知り、「死んだふりをしろ」と言って自分の血を顔に塗ります。
クインは私書箱に「キャリー死亡」の写真を届け、時間を稼ごうとします。ところが、その直後に何者かに銃撃されて重傷を負ってしまう。キャリーを消そうとする動きは、思っていた以上に組織的なものだったんです。
一方、ヌーマン(ハッカー)の仲間が殺されるという事件も起きています。CIAの機密文書をめぐる争奪戦が、ジャーナリストのローラやヌーマンを巻き込みながら動き始めている回でもあります。
そして最後、キャリーが私書箱の電話に残っていた番号に発信すると、出たのはアリソン・カーでした。その直後、ソールとアリソンが見守る前で飛行機が爆発する——という衝撃のラストで締めくくられます。
キャリーを消そうとしているのは誰?
クインはキャリーに「暗殺リストにお前の名前があった。ソールが指示したように見える名前で、自分は命令に従っただけだ」と告げます。でも、キャリーは「ソールがそんなことをするはずがない」と強く否定する。
ここが第4話最大の引っかかりポイントです。クインが私書箱から見つけた電話番号に電話したとき、出たのはソールではなく、アリソン・カーでした。これは視聴者に「アリソン黒幕説」を初めて強く意識させる瞬間なんですよね。
この段階ではまだ「偶然?」とも思えますが、振り返ればここがシーズン5におけるアリソンの正体を示す大きな伏線になっていたとわかります。慎重派の私は、この電話のシーンで思わず一時停止しましたよ(笑)。
カズオこの電話シーン、初見じゃ意味がわからなかった
クインとキャリー、この再会の意味
クインとキャリーの関係は、シーズン5になって大きく変わっています。かつてはCIAの作戦パートナーだったふたりが、今回は「殺し屋と標的」という形で再会するわけですから、そのヒリヒリ感は相当なものがあります。
印象的だったのは、キャリーが娘のフランニーへのビデオメッセージを録る場面です。「もう生きて帰れないかもしれない」という前提で、過去形で語りかける内容に——クインは画面の外を向いて、じっと聞いていました。言葉はなくても、彼がキャリーを守ろうとしている理由がにじみ出るシーンでした。
クインは「二年間、あなたを追っていたが、あなたは二年間、私を探し続けていた」とも言っています。互いに相手を知っている、でもすれ違い続けてきたふたりの関係が、ここにきて一気に凝縮されている感じがしますよね。
ソール・アリソン・ヨゼフ将軍の動き
今回のもうひとつの軸は、ソールとアリソンによるシリア関連の作戦です。ふたりはドイツでユダヤ教の祭事の場に参加しながら、シリアのヨゼフ将軍と接触し、政権交代への協力を求めます。
アリソンは医療専門家に変装してヨゼフの病気の娘に近づき、腎臓移植を段取りするという形で関係を構築していきます。これがCIAらしい懐柔策ではあるんですが、後々「アリソンは誰の利益のためにこれをやっているのか」という疑問につながってくる行動でもあります。
ヨゼフが乗った飛行機の爆発は、このエピソードの締めくくりにもなっています。ソールが「Oh my God」と呟く表情には、作戦の失敗以上のものが感じられました。あの場面を単なる事故として流さないほうがいいと思います。
もう一度見返したい伏線ポイント
第4話は、シーズン5後半への布石が集中している回です。気になる伏線をまとめておきます。
- 私書箱の電話番号→アリソンにつながるという事実
- クインが撃たれた——誰が指示した?
- ヌーマンの友人が殺された背後にいるのは?
- ヨゼフの飛行機爆発は誰の仕業か
- ローラの情報源問題——どこまで広がるのか
これらの疑問は、この後のエピソードで少しずつ回収されていきます。特に「ヨゼフの飛行機爆発とアリソンの関係」は、シーズン5の核心に直結する部分です。
見終わったあとに気になるポイント
この回を見てモヤモヤが残ったファンは多いはずです。整理してみましょう。
ソールは本当に何も知らないの?
キャリーを殺すよう指示した名前が「ソール」になっていたのは、アリソンによる偽装工作だった可能性が高いです。ソール自身はキャリーを消す動機を持っておらず、この段階では完全にアリソンに騙されていると考えるのが自然です。
ただ、ソールが「何かがおかしい」と気づくタイミングは、シーズン5の見どころのひとつです。諸説ある部分もあるので、本編をじっくり追って確認してみてください。
アリソンはなぜキャリーを消そうとしているのか
この回の時点ではまだ明示されていませんが、シーズン5全体の文脈でいうと、アリソンはロシアの諜報機関(SVR)に協力していた人物です。キャリーが機密文書の調査を続けることで、自分の正体が暴かれるリスクを感じていたと解釈するのが自然です。
第4話の段階では「アリソン怪しい」という伏線を視聴者に印象づける段階で、黒幕としての全貌が明かされるのはシーズン5の後半になります。詳細は第8話「All About Allison」で明らかになりますよ。
次回はどうなる?私の予想
第4話ラストでクインは重傷を負い、キャリーは今度こそ独力で動かなければならない状況になりました。次の第5話「Better Call Saul(原題)」では、キャリーがソールに直接コンタクトを取ろうとする展開が予想されます。
アリソンとソールが一緒にいる状況で、キャリーがソールに近づこうとすれば、アリソンがどう動くかが最大の焦点になってくるはずです。私的には「ソールがどこかで気づく瞬間」を心待ちにしています♪
ヌーマンが友人を失ったことで、ローラ側の動きも加速しそうです。機密文書をめぐる争いが、ジャーナリズムとCIAとロシアの三つ巴になっていく流れは、シーズン5の醍醐味のひとつだと思います。皆さんも次回、誰の動きに注目しながら見るか考えてみてください!









