『カズオブログ』管理人のカズオです♪ 今回はホームランド シーズン4 第7話「混乱(Redux)」をじっくり振り返っていきます!
この回、初見で見ていた私は「え、ブロディ生きてたの!?」と思わず前のめりになったんだよね。でも直後に「…あ、これ幻覚か」ってなって。あの数秒間のジェットコースターは、今でも鮮明に覚えてます。
このエピソードはどんな話?
シーズン4第7話「混乱(Redux)」は、キャリーが薬をすり替えられて幻覚状態に陥るという、かなりヘビーな回です。
原題は”Redux”、直訳すると「再来・復活」という意味。これが何を指すのかは、見終わったあとに改めてタイトルの意味を噛み締めてほしいところです。
- シーズン・話数
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シーズン4 第7話
- 原題
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Redux(リダックス)
- 監督 / 脚本
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Carl Franklin監督 / Alexander Cary脚本
- 舞台
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パキスタン・イスラマバード周辺 / アフガニスタン国境付近
前回第6話でアーヤンが射殺され、キャリーはドローン攻撃命令を出したものの、クインに止められました。そのショックが残る中で、この第7話が始まります。
物語の流れをざっくり整理
物語は「薬の袋を準備するシーン」から静かに始まります。このシーンが後でどんな意味を持つのか、初見だと気づきにくいんだよね。
タスニームは、大使館員のデニス・ボイドを使ってキャリーの処方薬をすり替えさせます。デニスはキャリーの部屋に侵入し、クロザピン(双極性障害の薬)をすり替え薬と交換。元に戻したように見せかけるため、写真まで撮って位置を確認するという細かさ。この工作が、この話全体の核になります。
一方、CIA長官のロックハートがソール奪還のためにイスラマバードに乗り込んできます。パキスタン代表団との交渉では、年間20億ドルの援助停止をチラつかせるという強硬策。マーサ大使との温度差がヒリヒリしました。
ソールはハッカニと車で移動しながら、食事を共にして宗教観や家族について語り合うシーンがあります。ソールが「私はユダヤ教だ」と返すくだりは、このシリーズ屈指の皮肉が効いたシーン! 緊張の中に少しだけユーモアがあって、私もつい笑ってしまいました。
キャリーの崩壊と「幻覚のブロディ」
すり替えられた薬を飲み続けたキャリーは、徐々に感覚が狂っていきます。蛍光灯の音が異常に大きく聞こえたり、周りの人が自分を見ているように感じたり。「あれ、何かおかしい?」という段階から、完全な幻覚状態へと移行していくプロセスが丁寧に描かれています。
そしてこの回最大の見せ場が、「ブロディの幻覚」です。キャリーの前に現れたのは、あのニコラス・ブロディ(ダミアン・ルイス)。目を疑いましたよね? 実はこれ、ISIのアザール・カーン大佐をキャリーがブロディに見間違えている幻覚でした。
カズオ「ブロディが生きてた!」って一瞬本気で信じちゃったのは私だけじゃないはず
この幻覚シーンでキャリーが口にする言葉が、ファンの間でも印象的に語られています。「私はあなたを死なせる覚悟ができていた」というキャリーの告白。シーズン3でブロディを救出しようとしていた行動の裏に、すでにその覚悟があったことが、この一言で明かされる形になっています。
デニス・ボイドの裏切りと諜報工作の構造
この回で明確になるのが、デニス・ボイドの動きです。大使・マーサの夫という立場を利用して大使館内に溶け込みながら、タスニームに協力してキャリーの薬をすり替える。身近な存在が内側から崩壊を引き起こすというパターン、ホームランドの得意技だよね。
タスニームがこの工作をしかけた目的は「CIAの機能を内部から弱体化させること」。直接的な攻撃ではなく、キーパーソンの判断力を奪うという手口が、いかにも諜報戦らしいと感じました。誰が本当の敵なのかは、所属だけで判断しないほうがいいのがこのドラマの怖いところです。
デニスとタスニームの関係、そしてカーン大佐が本当にISI寄りなのかアメリカ寄りなのか、この時点ではまだ判断がつきにくい構造になっています。
ソールとハッカニ、敵同士の会話
この回で個人的に一番好きなシーンが、ソールとハッカニが夕食を囲む場面です。宗教観・家族・戦争の意味をめぐって真剣に言葉を交わす二人。ハッカニがキリスト教の矛盾を突いたとき、ソールが「私はユダヤ教だ」と返す瞬間のテンポが絶妙でした。
ハッカニは「神が私に人間の盾を与えた」とソールを表現します。価値を認めているからこそ生かしている、という冷徹なロジックが見えてくる言葉です。悪役を単純に描かないホームランドらしさが出ている場面だと思います。
見終わったあとに気になるポイント
この話を見ると、いくつか「あれってどういうこと?」と思う点が出てきますよね。慎重派の私は何度か見返しました。
カーン大佐は味方なの?敵なの?
カーン大佐はISIの人間でありながら、幻覚状態で保護を求めてきたキャリーを連行します。一見「拘束」に見えますが、安全な場所へ保護するような行動にも見える。タスニームやガージと繋がっているのか否かは、この時点では意図的にぼかされています。
ロックハートの強硬策は正しかった?
ロックハートは「パキスタンの二枚舌外交」を正面から批判し、援助停止をちらつかせます。マーサ大使は関係悪化を懸念していましたが、外交が機能しない相手に対して礼儀正しくしていても意味があるのか、というジレンマがこのシーンに凝縮されていました。
皆さんはどちらの立場が正しいと思いましたか? ホームランドが面白いのは、こういう問いに「正解」を出さないところだと思います。
もう一度見返したい伏線ポイント
この話には、後の展開を予感させる仕掛けがいくつか散りばめられています。
- キャリーが最初に幻覚を見たのはクインの姿(病院スタッフとの混同)
- デニスが薬をすり替えるとき写真で位置まで記録する几帳面さ
- ソールが「私には諜報員としての価値はない」と繰り返す意図
- カーンが「ブロディを知っているか」とキャリーに問う場面
- ハッカニの息子アルワンドがソールに靴を投げ、ハッカニが止める場面
特にソールが「自分には価値がない」と言い続ける場面は、単なる謙遜ではなく、ハッカニとの取引をめぐる心理戦の一部として機能しています。見返すと「そういうことか!」ってなりやすいポイントです。
次回につながるモヤモヤ
第7話の終盤、カーン大佐に連行されたキャリーが「あなたはブロディを知っているの?」と問われる場面で話が終わります。薬は切れている、ソールはアフガン方面に移送される、デニスの工作は誰にも気づかれていない。三重にも四重にも追い詰められた状態で次回へと続くわけです。
第8話「Halfway to a Donut」では、ソール奪還をめぐってキャリーが究極の選択に迫られます。そしてデニス・ボイドが「モグラ(内通者)」として明確に暴かれる回でもあります。第7話で丁寧に仕込まれた伏線が、一気に回収されていくので、ぜひ続けて見てほしいです。
個人的な予想としては、カーン大佐の立場がもう少し明確になるのが第8話以降の見どころかなと思っています。敵なのか味方なのか、あの人の動きが気になって仕方ない! 皆さんはどう読んでいますか? この続きが気になって仕方ない、シーズン4の中でも屈指のターニングポイント回です。








