こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。最近、娘がコナンにハマり始めたので、私も一緒に見るようになったんですよね。50歳からのコナン入門、なかなか新鮮な体験です!今回は、名探偵コナン128話「黒の組織10億円強奪事件」について詳しく振り返ってみたいと思います。この回は黒の組織の正体に迫る重要な回なので、じっくり見ていきましょう!
「黒の組織10億円強奪事件」のあらすじ
この話は四葉銀行(アニメでは四菱銀行とも)の米花支店から始まります。コナンが小五郎と蘭を待っている間、銀行窓口にいる女性行員・広田雅美が何度も腕時計を気にしている様子に違和感を覚えます。
実はコナンと広田雅美はすでに顔見知りという設定になっていて、コナンが話しかけると彼女はコナンの名前を知っていました。広田は「今忙しいからお昼にならないかな〜」と言い、そのままお昼休憩に出かけてしまいます。
コナンが銀行の外に出ると、突然ガラスが割れるような音が聞こえてきました。銀行の駐車場を覗くと、なんと現金輸送車が襲撃されていて、ショットガンと拳銃を持った覆面の人物たちが警備員に現金の入ったスーツケースを運ばせていたんです!他の警備員はすでに倒れていました。
強盗犯を追跡するコナン
コナンはターボエンジン付きスケートボードで犯人たちの車を追跡しますが、犯人たちはプロレーサー並みの運転技術で逃走。遮断機の降りた踏切も強引に突破して逃げ切ってしまいます。
その後、警察が駆けつけ、今回の被害額が10億円にも上ることが判明!コナンが覚えていた車のナンバーを手がかりに捜査が始まります。
現金輸送車の荷台にいたガードマン・岸井は「突然窓ガラスを割られ、運転席の仲間と連絡が取れなかったので仕方なく扉を開けた」と証言しますが、コナンはその証言に違和感を覚えます。なぜなら、コナンがガラスの割れる音を聞いてすぐに現場を覗いた時には、すでに現金を運び出し始めていたからです。運転席に連絡する時間なんてなかったはず!
事件の真相が見えてくる
その後、犯人たちが乗っていた車が河川敷で発見されます。車内には指紋はなく、荷台には空のジュラルミンケースが5つ、運転席のシート上には覆面と手袋が残されていました。
コナンは覆面の内側にピンク色の口紅のような汚れがついていることに気づきます。そして「やっぱり」と思うのでした。
数日後、現金輸送車のガードマンだった岸井が何者かに射殺されます。さらに、元レーサーの貝塚士郎という人物も殺害されました。貝塚の部屋からは銀行の見取り図や現金輸送車の時間、逃走経路などが書かれたメモが見つかります。
岸井と貝塚は同じ拳銃で殺されていたことから、共犯者だったことが判明。小五郎は「強盗犯の一人が10億円を独り占めするために共犯者を消した」と推理します。
広田雅美の正体と黒の組織
コナンは広田雅美の自宅に侵入し、コインロッカーのキーを発見します。しかし、後ろから現れた広田に手刀で襲われてしまいます。
コナンは「行っちゃダメだ広田雅美さん…行ったら殺される…」と警告しますが、広田は「ありがとう。ごめんねコナン君」と言い残し、キーを持って去っていきます。
コナンは意識朦朧としながらも、サスペンダーを使って広田の車に発信機を取り付け、追跡を開始。広田が向かったのは古びた倉庫でした。
そこで広田を待っていたのは、なんと黒ずくめの組織のジンとウォッカだったのです!ジンは「ご苦労だった…広田雅美…いや…宮野明美」と呼びかけ、ここで初めて彼女の本名が宮野明美であることが明かされます。
宮野明美の最期
ジンとウォッカは奪った現金を渡すよう宮野明美に要求します。しかし、その後銃声が聞こえ、コナンが倉庫に到着すると、そこには倒れている宮野明美の姿が…。
まだかすかに息のある宮野明美にコナンは自分の正体を明かします。
コナン「江戸川コナン…いや、工藤新一…探偵さ。」
宮野明美「工藤新一…あなたが…?噂は聞いてるわ。私が雇った2人が殺され、結局私も組織の手にかかった。」
コナン「組織?」
宮野明美「謎に包まれた大きな組織よ。末端の私にわかるのは組織のカラーが”ブラック”っていうことだけ」
こうして宮野明美は息を引き取りますが、実は彼女はジンたちに渡したキーはダミーで、本物のキーをコナンに託していたのでした。警察は無事に現金を確保しますが、拳銃には彼女の指紋しかなかったため、黒幕の彼女が「逃げ切れないと思い自殺した」と処理されてしまいます。
128話の重要ポイント
この回は、コナンシリーズにおいて非常に重要なエピソードです。なぜなら:
- 黒の組織のメンバーであるジンとウォッカが再登場
- 宮野明美というキャラクターが初登場(そして最期)
- コナンが初めて他人に自分の正体を明かす
- 「黒の組織」という名称が初めて明確に言及される
特に宮野明美は、この後登場する重要キャラクター・灰原哀(宮野志保)の姉という設定で、彼女の死が灰原哀の登場への伏線となっています。
アニメと原作の違い
実はアニメの128話と原作には若干の違いがあります。アニメでは13話「奇妙な人探し殺人事件」でも似たような事件が描かれていて、そこでは広田雅美(宮野明美)は殺されずに黒幕が捕まるという結末でした。
一方、128話では原作に沿った形で宮野明美が殺されるという展開になっています。これは灰原哀を登場させるための伏線として必要だったんですね。
また、アニメでは広田雅美とコナンが事前に顔見知りという設定になっていますが、これはアニメオリジナルの設定です。
視聴者の感想
男性/40代前半/会社員 この回は黒の組織の恐ろしさが伝わってきて、コナンの世界観がグッと深まりましたね。宮野明美の死は悲しかったけど、彼女の妹・灰原哀が後に登場するための重要な伏線だったと思います。
女性/30代後半/主婦 初めてコナンが自分の正体を明かすシーンは感動しました!宮野明美の最期の場面は今でも忘れられません。この回からコナンの物語がさらに面白くなっていきますよね。
まとめ
128話「黒の組織10億円強奪事件」は、コナンシリーズの中でも特に重要なターニングポイントとなる回でした。黒の組織の存在が明確になり、後の展開につながる重要な伏線が張られています。
宮野明美の死は悲しいものでしたが、彼女の妹である灰原哀(宮野志保)の登場へとつながっていきます。次回は灰原哀が初登場する129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」について振り返る予定です。お楽しみに!
皆さんは128話をご覧になりましたか?印象に残ったシーンや感想があれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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