こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も皆さんと一緒にコナンの世界を楽しみたいと思います。最近、娘がコナンにハマっていて、それに釣られて私も50歳からコナンを読み始めたんですよ。今回は第127話「旅芝居一座殺人事件(後編)」について詳しく振り返ってみたいと思います。
皆さんは旅芝居一座って見たことありますか?私は子どもの頃に地元の夏祭りで見た記憶があるんですが、なんだかノスタルジックな雰囲気があって素敵でしたよね。そんな旅芝居一座を舞台にした今回の事件、かなりドキドキしながら見ました!
事件の概要:二重の殺人と謎の襲撃
前回のあらすじを簡単におさらいしておくと、蘭のクラスに転入してきた伊東玉之助率いる旅芝居一座の通し稽古を見学していたコナンたち少年探偵団。そこで座付作家の近石鉄夫が殺害されるという事件が発生しました。
今回の127話では、その続きとして事件が更に複雑化していきます。まず、玉之助が夜にこっそり米花劇場へ向かい、そこで何者かに襲われて頭から血を流して倒れていました。さらに、奈落(舞台の下の空間)では糸江という女性座員が亡くなっているのが発見されたんです。
糸江の死因は奈落への転落死。彼女の所持品には「ITOE、正体を暴いてやる!24時、舞台にて待て」という呼び出し状だけが。そして舞台上にも同じ呼び出し状が落ちていたんですよね。なんだかミステリアスな展開ですよね!
玉之助は犯人?それとも被害者?
警察は当初、玉之助を第一容疑者として考えていました。なぜなら、凶器のバールから玉之助の指紋が検出されたからです。また、玉之助は後頭部を殴られて意識不明になっていましたが、医師によると怪我は大したことなく、精神的なものから意識が戻らないとのこと。これが犯罪を犯した後の現実逃避と考えられたわけです。
さらに、呼び出し状の筆跡鑑定の結果、玉之助が書いたものだと断定されました。玉之助はその呼び出し状を一座の全員に渡していたようです。糸江には一座の金をかなり横領していたという噂があったので、座長の玉之助が言うことを聞かない脚本家の近石と不正経理の糸江を成敗したという線が浮上したんですね。
でもコナンは、そんな単純な話じゃないと感じていました。コナンの勘は鋭いですよね!
コナンの推理:落とし穴のトリックと江戸小僧の存在
コナンたちが米花劇場を調査すると、元太が舞台袖で血痕の付着した2枚のベニヤ板を発見します。その2枚を合わせると奈落と同じくらいの大きさになり、色も床と似ていたんです。
これを見たコナンは、犯人が割れやすいベニヤ板を使って落とし穴を作ったと推理しました。でも、劇場についてすぐに襲われた玉之助には、そんな落とし穴を仕掛ける時間はなかったはず。つまり、犯人は玉之助ではなく他にいるということになります。
コナンは少年探偵団の子どもたちに一座が泊まっている旅館へ潜入させ、一座のメンバーの行動を調査させました。そして自身は蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って目暮警部に電話をかけ、ある作戦を実行します。
医師に変装した犯人の正体
その夜、玉之助の病室へ医師に変装した犯人が侵入します。コナン(小五郎)からの連絡で張り込んでいた警察は犯人を確保しようとしますが、犯人は軽い身のこなしでかわし、窓から逃走してしまいます。
外で待っていたコナンはキック力増強シューズを使ってサッカーボールを蹴り飛ばしますが、犯人はそれもさらりと避けて逃げ去りました。この身のこなしを見て、コナンは犯人が「江戸小僧」だと確信します。
江戸小僧とは、時代劇のような身のこなしで世間を騒がせている窃盗犯のこと。そして最近半年間、一座の巡業先近くに出没していたんです。一座の中でアクロバットができるのは村木とゆりだけで、田島は腰を痛めてから3年間一度もやっていないと言っていました。
事件の真相:江戸小僧の正体と殺人の動機
コナンは、玉之助が江戸小僧の芝居化を強行しようとしていたことに着目します。しかし、近石から上がってきた台本は玉之助が望んだものではありませんでした。なぜなら、近石が江戸小僧の事件を調べているうちに、その正体に気づいてしまったからです。
恐らく近石は、台本の変更を条件に江戸小僧を強請っていたのでしょう。そして、江戸小僧の正体は…田島健三だったのです!
田島が3年前に腰を痛めたのは本当でしたが、半年前には回復していました。近石を殺す機会があったのは村木、ゆり、田島の3人。役者が足りないのを補うため、3人は二役をこなしていました。
田島とゆりは着替えを楽屋で行い、村木は早変わりのため奈落へ向かいながら着替えていました。米花劇場の奈落は深く、村木には犯行を行う時間がありませんでした。一方、近石の部屋は楽屋の隣にあり、着替えのために前を通る田島とゆりには近石を殺害する時間があったのです。
真犯人・田島の告白
コナンの推理により、田島は近石と糸江を殺害した罪を認めました。動機は、近石に江戸小僧の正体を暴かれたためでした。
近石を殺害し、これで正体がバレることはないだろうと安心していた時、ポケットに呼び出し状が入っていました。その途端、頭に血が上り、よく考えもせずに舞台の奈落へ罠を仕掛けてしまったのです。
罠にかかった糸江が亡くなり、慌ててベニヤ板を隠していた時、そこには玉之助が立っていました。バレることを恐れた田島は、咄嗟に玉之助に手を掛けてしまったのです。
エピローグ:玉之助の本当の意図
事件解決後、意識を取り戻した玉之助が田島のもとを訪れます。玉之助は、自分が江戸小僧の芝居をやろうと言い出したため、こんなことになってしまったと謝罪します。
そして、この芝居で江戸小僧を追いつめるつもりなどなかったと打ち明けます。早く罪を償って欲しい、ただそれだけだったのです。田島は一座に泥を塗ってしまったことを深く詫び、高木刑事に連行されていきました。
視聴者の感想と考察
最初は玉之助が犯人かと思ったけど、まさか田島が江戸小僧だったなんて!アクロバティックな動きができないと言っていたのに、実は回復していたというトリックは見事でした。コナンの推理力には毎回感心します。
これは30代の男性視聴者の感想ですが、確かにこの展開は予想外でしたよね。私も最初は玉之助を疑っていました。でも、コナンはちゃんと真犯人を見抜いていたんですね。さすがコナン!
旅芝居一座という設定が新鮮で面白かった。普段見ることのない世界を舞台にした事件で、一座の人間関係や裏事情も含めて楽しめました。
40代の女性視聴者からの感想です。私も同感です。旅芝居一座という独特の世界観が魅力的でしたよね。普段見ることのない世界だからこそ、ミステリーとしても興味深く感じられました。
次回予告:黒の組織10億円強奪事件
次回の第128話は「黒の組織10億円強奪事件」です。タイトルからして、黒の組織が関わる大きな事件になりそうですね!コナンの宿敵である黒の組織が10億円を強奪?どんな展開になるのか、今からワクワクします。
黒の組織の事件は毎回緊張感があって、コナンの物語の核心に関わる重要なエピソードになることが多いですよね。次回も見逃せません!
皆さんは今回の事件、どう思いましたか?コメント欄で感想をシェアしてくださいね。それでは、次回の記事でまたお会いしましょう!
「為せば成る」の精神で、これからもコナンの世界を一緒に楽しんでいきましょう!
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