こんにちは、『カズオブログ』管理人のカズオです。
今回は「ホームランド」シーズン2・第4話「危険な賭け(原題:New Car Smell)」を振り返ります。
このエピソード、私は初見で思わず「キャリー、何やってんの!?」って声に出してしまいました。皆さんはどうでしたか?
作戦の手順も、周囲の制止も無視して、ブロディに全部ぶちまけてしまうキャリー。あの展開は、ホームランド屈指の「胃がキュッとなる」シーンだと思っています。今回はそのあたりをじっくり整理していきますよ。
このエピソードはどんな話?
シーズン2の第4話は、物語が大きく動き出す転換点です。前話までで、ソールがブロディの自白ビデオをCIA長官代理のエステスに見せ、ブロディへの監視作戦が本格始動しました。
そしてこの回、CIAに復帰したキャリーが、ついにブロディと直接接触します。作戦の目的は「ブロディを揺さぶり、ハンドラー(接触係)のロヤ・ハマドに連絡させること」。でも、その作戦はキャリーの感情によって、予想外の方向へ転がっていくんです。
- 原題
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New Car Smell(新車のにおい)
- シーズン・話数
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シーズン2・第4話(通算第16話)
- 初放送
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2012年10月21日(Showtime・アメリカ)
- 日本語タイトル
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危険な賭け
「New Car Smell(新車のにおい)」というタイトル、ちょっと不思議ですよね。新しい関係、新しい局面——でも、その「新鮮さ」の裏に緊張と罠が潜んでいる、というニュアンスがあるのかもしれません。
物語の流れをざっくり整理
この回の軸は大きく3つです。①CIA内部でブロディ監視作戦が動き出す、②キャリーとブロディが再会する、③キャリーが感情を爆発させて作戦が崩れる——この3段階で話が進みます。
まずソールとエステスは、ブロディを泳がせながらアブ・ナジルのネットワークを炙り出す方針を決めます。そこで初登場のアナリスト、ピーター・クインが作戦責任者に任命されます。キャリーにとっては見知らぬ人物が仕切ることになり、最初からぶつかるんですね。
一方ブロディは、ジェシカとの関係も行き詰まっています。「本当のことを話してくれなければ、一緒に住めない」と迫るジェシカに対して、ブロディはただ黙って部屋を出るだけ。ホテルに移る彼を、CIAのチームが影でずっと追っています。
キャリーとブロディ、再会の緊張感
クインの指示で、キャリーはラングレー付近でさりげなくブロディと「偶然」接触します。「あ、久しぶりですね」という顔をしながら、実は全部計算ずく——このシーンの駆け引きが絶妙でした。
ブロディはすぐに動揺します。彼はすぐにロヤ・ハマド(ブロディのCIA側のハンドラー)に連絡して「キャリーが戻ってきた、俺と関係がある」と伝える。作戦はとりあえず狙い通りに動き始めます。
その後、ブロディはホテルのバーでキャリーに電話をかけ、「仲直りしよう」と誘います。クインはキャリーに応じるよう指示し、二人は再び会話を。この場面、キャリーが感情を抑えながら笑顔で話しているシーンは、見ていてヒリヒリしました。
キャリーの判断をどう見るか
バーの会話が終わり、クインとソールは「うまくいった」と安堵します。でもキャリーは納得しない。「ブロディは私に気づいている」という確信があって、クインの制止を無視してブロディの部屋へ向かうんです。
そして部屋に入るなり、キャリーはすべてを吐き出します。「あなたが何者か知っている」「テロリストだ」「裏切り者だ」——見ているこちらも呆然とするほどの告発でした。
カズオあの瞬間、私も「キャリー、それやっちゃうの!?」ってなりました
作戦的には完全な失敗です。でも「だからキャリーはダメだ」とは言い切れない。彼女には「ブロディはもう気づいている」という直感があり、あのタイミングで動くことが唯一の選択肢だったという見方もできます。慎重派の私でも、この判断については「どちらとも言えない」と思いました。
クイン登場とCIA内部の力学
この回で注目したいのが、ピーター・クインというキャラクターの初登場です。エステスが直々に任命した「アナリスト」という肩書きですが、立ち居振る舞いは明らかに通常のアナリストではない。
キャリーとクインはすぐに衝突します。「なんであなたが仕切っているの?」というキャリーの反発は、視聴者の疑問とも重なります。このクインが後々どんな人物か分かってくると、この第4話の描写が腑に落ちてくる——シーズン2の伏線として非常に重要なキャラクターです。
見逃しがちなサブストーリー
ブロディの娘・ダナとフィン(副大統領の息子)のサブプロットも、この回から動き始めます。閉鎖中のワシントン記念塔に入れてもらうという「特権」を見せびらかすフィンと、それをちょっと引いた目で見るダナの対比がおもしろい。
また、マイクとローダーの会話も見どころです。「ブロディは帰還後から明らかに別人だ」「ウォーカーと一緒に誰かのために動いていたんじゃないか」という推測が出てくる。CIA外部の視点からも、ブロディへの疑念が積み重なっていくのが分かります。
もう一度見返したい伏線
第4話には、後から見ると「あ、そういうことか」となるポイントがいくつかあります。
- クインが「アナリスト」なのに実働部隊を仕切る不自然さ
- ロヤ・ハマドへのブロディの報告内容
- キャリーの「ブロディは気づいている」という直感の根拠
- マイクとローダーが言及する「ウォーカーとの関係」
- ジェシカに「何も話せない」と言うブロディの表情
特にクインについては、「なぜエステスはわざわざ彼を使ったのか」という疑問が残ります。この問いはシーズン2の後半で大きく意味を持ってくるので、ぜひ頭の片隅に置いておいてほしいポイントです。
見終わったあとに気になるポイント
第4話を見終えると、頭の中に「?」がいくつか残りませんでしたか?私も気になったポイントを整理してみます。
ブロディは逮捕されてどうなるの?
クインとソールがすぐに部下を派遣してブロディを拘束するシーンで、第4話は終わります。作戦は崩れたけれど、ブロディを手元に置いた——ここから尋問フェーズに入っていくのが第5話以降の展開です。
キャリーは作戦から外される?
あの行動の後、当然クインはキャリーへの不満を爆発させます。「勝手に動くな」という組織のルールを真っ向から無視したわけですから。ただ、ブロディを「揺さぶる人物」としてのキャリーの価値は逆に上がった面もあって——このジレンマが、シーズン2の大きなテーマの一つでもあります。
次回はどうなる?私の予想
第4話のラストで、ブロディはとうとうCIAに身柄を抑えられます。次のエピソードでは、いよいよ本格的な尋問が始まるはずです。ここでブロディがどう振る舞うか——否定し続けるのか、それとも別の切り札を出してくるのか。
キャリーが自ら作戦を壊しておきながら、次の局面でどんな役割を担うのかも気になります。クインとの関係は悪化必至ですが、それでもキャリーを使わざるを得ないCIAのジレンマ——このあたりがシーズン2の面白さだと思っています。
ロヤ・ハマドとのラインが切れていないとすれば、ブロディはCIA拘束中でも何らかの「カード」を持っているはずです。「どこまで話す気なのか」——第5話は、そこに注目して見てほしいエピソードです。続きが気になって仕方ない!これがホームランドの醍醐味ですよね。








