こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日は娘と一緒に見直した名探偵コナンの第133話「奇術愛好家殺人事件(疑惑篇)」についてお話しします。この回は1999年2月1日に放送された、なかなかスリリングな展開の回なんですよ。最近コナンにハマった私ですが、こういった古い回も新鮮な気持ちで楽しんでいます。皆さんも一緒に振り返ってみませんか?
奇術愛好家殺人事件のあらすじ
この事件は、インターネットの「奇術愛好家連盟」というグループのオフ会から始まります。園子がネット上で男性のふりをして参加していて、蘭を自分の彼女という設定で誘ったんですね。小五郎とコナンが二人を雪山のロッジまで送り届けた後、帰り道でラジオから衝撃のニュースが!
なんと「奇術愛好家連盟」のボードリーダーである西山務が自宅で殺害され、犯人は「影法師」を名乗る人物。さらに連続殺人を匂わせるメッセージが残されていたというのです。これを聞いた小五郎とコナンは急いで引き返しますが、ロッジへの唯一の道である吊り橋が燃やされていました。
風邪気味だったコナンは無理をして燃える橋を渡り、なんとかロッジにたどり着きますが、高熱で倒れてしまいます。そして案の定、ロッジでは二人目の犠牲者・浜野が発見されたのです。しかも、遺体の周りの雪には一切足跡がない「不可能犯罪」の様相を呈していました。
閉ざされた雪山のロッジで起きる連続殺人
浜野の遺体は首に細い糸の痕があり、絞殺されたことが明らかでした。しかし不思議なのは、ロッジから10メートル以上離れた裏庭の雪の上に遺体があるのに、周囲には一切足跡がないこと。まるで空から降ってきたかのようです。
一方、橋が燃やされ、電話線も切られ、携帯電話も圏外という完全に外界から隔絶された状況。まさに古典的なミステリーの「密室」状態ですね。参加者たちは疑心暗鬼になり始めます。
コナンは高熱にうなされながらも、事件の謎に挑みます。参加者たちから聞いた話によると、この事件の動機は「春井風伝」という老マジシャンの死に関係があるようです。彼は先月、ショーの最中に事故死したのですが、それが「奇術愛好家連盟」のチャットがきっかけだったというのです。
不可能犯罪のトリックとは?
事態はさらに悪化し、田中の部屋の窓からボウガンの矢が飛んできます。さらに風呂場の鏡にも矢が刺さっていました。外に犯人がいるのか?と思った田中は外に飛び出しますが、そこにはボウガンと矢だけが残されていました。
コナンは現場を調査し、ホチキスの針や壁の穴などの証拠から、ボウガンのトリックを見破ります。しかし、足跡のない雪の上に遺体があるという不可能犯罪の謎はまだ解けていません。
そんな中、管理人がワインを持ってきたことで、コナンはある閃きを得ます。ワインボトルに描かれたヨットの帆を見て、不可能犯罪のトリックを見破ったのです!
犯人の動機とは?
犯人の動機は、祖父である春井風伝の死を笑ったことへの復讐でした。春井風伝は「奇術愛好家連盟」のメンバーだったのですが、チャットで脱出マジックを見たいという声に応えて老体にもかかわらず挑戦し、事故死してしまったのです。
犯人はその死を笑ったメンバーたちに復讐するため、この連続殺人を計画したのでした。でも、ちょっと待ってください。実はこの事件、もう一つの大きな謎が隠されているんですよ!
怪盗キッドの登場!?
実は「奇術愛好家殺人事件」は、怪盗キッドが名探偵コナンに2度目に登場した回なんです。事件の解決後、コナンはある人物が春井風伝がメンバーだったことを知っていたと指摘します。
その人物こそが怪盗キッド!彼はマジック好きが集まる奇術愛好会に興味を持ち、正体を隠して参加していたのです。コナンに正体を見破られたキッドは「見事な推理だったぜ」と言い残して去っていきました。
この回は、キッドが蘭を見て「あのての顔には弱くてね」と言うシーンもあり、「まじっく快斗」のファンにはたまらない回になっています。キッドの正体である黒羽快斗が、青山剛昌先生の別作品「まじっく快斗」の主人公で、青子という蘭によく似た幼なじみがいることを知っている人には、ニヤリとさせられるセリフですね。
事件の解決
結局、この「奇術愛好家殺人事件」の犯人は、風呂焚き係になった田中という女性でした。コナンは彼女が風呂焚き係になった時点から疑っていたようです。
不可能犯罪のトリックは、ワインボトルのヨットの帆から閃いたように、雪の上に足跡を残さずに遺体を運ぶ方法があったのです。具体的なトリックの詳細は、ぜひアニメや原作で確認してみてください!
第133話の見どころポイント
この回の見どころは何と言っても、高熱で苦しみながらも推理を続けるコナンの姿です。風邪気味なのに燃える橋を渡るシーンは、蘭への想いの強さを感じさせますね。
また、インターネットのチャットやオフ会という、当時としては新しい文化が描かれている点も興味深いです。1999年放送ということで、今見るとちょっとレトロな感じがしますが、それがまた味わい深いんですよね。
そして何より、怪盗キッドの登場!マジック好きが集まる場所に紛れ込むというのは、キッドらしい登場の仕方です。コナンとキッドの知的な駆け引きは、この後のシリーズでも見どころの一つになっていきます。
視聴者の感想
この回は怪盗キッドが出てくるから好き!コナンが高熱で倒れるシーンとか、キッドのキザなセリフとか、今見ても面白い。不可能犯罪のトリックも秀逸だよね。
奇術愛好家殺人事件は、雪山の閉ざされた環境での密室ミステリーという王道パターンで楽しめる。コナンが高熱で苦しみながらも推理するシーンがかっこいい!
まとめと次回予告
いかがでしたか?名探偵コナン第133話「奇術愛好家殺人事件(疑惑篇)」は、雪山の閉ざされたロッジでの連続殺人という、ミステリーの王道を楽しめる回でした。高熱に苦しむコナン、不可能犯罪のトリック、そして怪盗キッドの登場と、見どころ満載です。
この事件は3部構成になっていて、第132話が「事件篇」、第133話が「疑惑篇」、そして第134話が「解決篇」となっています。次回は「解決篇」で、コナンがどのようにして不可能犯罪のトリックを解き明かすのか、犯人の正体と動機の全貌が明らかになります!
次回のブログでは、第134話「奇術愛好家殺人事件(解決篇)」について詳しく解説する予定です。コナンが見破った不可能犯罪のトリックの詳細や、怪盗キッドとのやり取りなど、お楽しみに!
それではまた次回、「カズオブログ」でお会いしましょう!
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