こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も娘と一緒にコナンを見ていたら、「お父さん、この話すごく面白かったよね!」と言われて、改めて振り返ってみることにしました。今回は第220話「偽りだらけの依頼人(前編)」について詳しくネタバレしていきますね。この話は平次のお母さんが初登場する重要な回なんですよ!
皆さんは「偽りだらけの依頼人」という話を覚えていますか?2001年1月15日に放送された第220話と、その続きの第221話にわたる連続ストーリーです。実はこの話、服部平次のお母さん・服部静華が初登場する記念すべきエピソードなんですよ!私も初めて見たときは「おお!ついに平次のお母さんが出てきた!」とテンションが上がりました。
今回はこの「偽りだらけの依頼人」事件の内容を、じっくりと振り返っていきましょう。まだ見ていない方はネタバレになりますので、ご注意くださいね!
事件の概要:美しい依頼人と人探しの依頼
物語は毛利探偵事務所に一本の電話がかかってくるところから始まります。電話の主は中年の和服姿の女性で、中学時代の同級生を探してほしいという依頼でした。
最初、小五郎は電話口の声からオバサンだと思って乗り気ではなかったんですよね。ちょうど競馬中継を見ていたこともあって、「たかが人探しの依頼」と渋っていました。でも蘭に睨まれて、しぶしぶ「お話だけでも伺いましょう」と返事をします。
ところが!依頼人の池波静華が事務所に現れると、その美しさに小五郎は一瞬で態度を変えるんです。髪を結い上げた着物姿の彼女は色白で、赤い口紅が引き立つ美しい女性でした。コナンですら「美しい」と思うほどの美人だったんですよ。
小五郎はビシッとスーツで決めて、ダンディな男に変身(笑)。その急な変化に池波静華は若干引き気味でしたが、小五郎は大張り切りで依頼を引き受けることになりました。
依頼内容と不審な点
池波静華の依頼は、中学時代の同級生・柴田四朗を探してほしいというものでした。理由は、彼から借りた本に自分の大切な写真を挟んでしまい、そのまま返してしまったからだそうです。その写真は中学3年の剣道大会で準優勝したときに1枚だけ撮ったもので、とても思い出深いものだと言います。
ここで興味深いのは、池波が柴田のことを「レイコ」と呼んでいたと言ったこと。彼女の説明によると、柴田は池波が借りた小説の中に登場するレイコという人物に似ていることから、池波のことを「レイコ」と呼んでいたそうなんです。
しかし、コナンはこの池波の話に違和感を覚えます。彼女の話には何か嘘があるような気がして、「口から出るそのほとんどが嘘っぱちだ。一体どういうつもりで?まさか、正体を隠している…」と疑問を持つんです。
柴田四朗発見!しかし衝撃の展開が
写真に写っていた柴田が剣道の優勝カップを持っていたことから、コナンは「そんなに強かったなら今もどこかの大会に出ている可能性がある」と推理します。さっそく確認を取ると、柴田は静岡大会の一般の部によく出場していることがわかりました。
柴田は静岡の高校で体育教師をしており、マンションに妻と2人で住んでいるとのこと。こうして目的の人物は見つかったのですが、コナンは依然として池波静華のことを不審に思っていました。
そして、静岡県にやってきた小五郎たちは、柴田の自宅マンションを訪ねます。しかし、呼び鈴を鳴らしても応答がなく、どうやら留守にしているようでした。
そこへ、柴田の友人・吉川竹造がやってきます。吉川はこれから柴田と麻雀をする約束をしていたらしく、留守のはずがないと言って呼び鈴を鳴らします。それでも応答がないため、吉川はドアを開けて中へ入って行きます。
すると、室内からはテレビの音が聞こえてきます。そして、リビングに入った彼らが目にしたのは…なんと!池波静華の写真を握りしめて絶命していた柴田四朗の遺体だったのです!
事件の捜査開始
静岡県警の横溝刑事が到着し、事件の捜査が始まりました。検死官は、死亡推定時刻を今日の明け方から朝にかけて、と断定します。
柴田の妻・恭子のアリバイを確認すると、彼女はゴルフの約束をしていた友人が朝5時頃に車で迎えに来ることになっていたので、柴田の朝食の支度を済ませて5時前には家を出たと証言しました。
昨夜、柴田は吉川たちと麻雀をして午前3時に帰宅し、恭子が出かける時は寝ていたとのこと。麻雀をしていたのは柴田の部屋の4階下にある吉川の自宅で、吉川は確かに3時頃まで一緒にいたと証言しています。
食卓の上に置かれていた朝刊は、毎朝6時頃に玄関のドアのポストに入れられるそうです。となると、柴田は朝起きて朝刊をとり、朝食を食べている最中に訪ねてきた何者かによって撲殺された、ということになります。
謎が深まる!依頼人の嘘とダイイングメッセージ
横溝刑事は、柴田が残したダイイングメッセージとして、池波静華の写真を握りしめていたことに注目します。さらに、コナンはうつ伏せに倒れている遺体の下に何かが挟まっていることに気づきました。
取り出してみると、それは池波が30年前に柴田に借りて写真を栞替わりに挟んで読んでいたという小説『雷神の門』でした。
吉川は一昨日、柴田の自宅で時代劇のビデオを観ていた時、妙な電話がかかってきたと話します。その電話を受けた柴田は、突然棚から一冊の本を手に取り、ページをめくってニヤニヤ笑いだしたというのです。
その後、鑑識の調べで廊下に血痕が付着していることが判明。本当の殺害現場は廊下だと考えられます。
ここで重要な発見が!コナンは、『雷神の門』を読んだことがあると話す鑑識課員に、その小説内に『レイコ』という登場人物がいるかどうか尋ねました。すると鑑識課員は「そんなハイカラな名前の女は出てこないよ」と答えます。
先ほど池波は、柴田から『レイコ』と呼ばれていて、それは小説の中に登場するレイコという女性が静華によく似ていたために柴田がそう呼ぶようになったと言っていました。つまり、池波がまた嘘をついていたことが明らかになったのです!
コナンはますます不審に思います。「また一つ増えた。この女の嘘が……。でも、なんだっていうんだ。この嘘に一体何の意味があるんだ」
事件の真相へ
ここで前編は終わり、後編へと続きます。後編では事件の真相が明らかになっていきます。実は犯人は柴田の妻・恭子だったのです!
彼女は巧妙なトリックで、朝8時頃に何者かが訪ねてきて柴田を殺害したように見せかけていました。実際には、夜中の3時頃に帰宅した柴田に夜食を食べさせ、その食事中に廊下に呼び出して撲殺したのです。
そして朝5時頃に友人の車に乗って出かけ、午後7時頃に帰宅。その際、朝刊を食卓の上に置いて、朝食を食べている最中に殺されたように見せかけたのでした。
しかし、彼女が想定していなかったのは、柴田が電話で助けを呼ぼうとリビングまで這っていたこと。そのため、吉川からの「これから迎えに行く」という留守電メッセージを聞き、別の人間に発見させた後に今帰宅したことにした方が良いと考えて、小五郎や吉川の後に姿を現したのでした。
池波静華の正体とは?
そして、この事件の最大の謎!池波静華の正体が明らかになります。実は彼女は、服部平次の母親・服部静華だったのです!
彼女が依頼をしたのは、柴田が昔、服部家から盗んだ刀を取り戻すためでした。柴田は昔、服部家に弟子入りしていましたが、その際に家宝の刀を盗み出していたのです。
静華は柴田を探し出し、刀を取り戻すために小五郎に依頼したのでした。彼女の嘘は全て、自分の正体を隠すためのものだったのです。
この事件をきっかけに、服部平次の母親である服部静華が初登場することになりました。彼女の美しさと気品ある佇まいは、平次の母親にふさわしいものでしたね。
まとめ:偽りだらけの依頼人事件の重要ポイント
「偽りだらけの依頼人」事件の重要ポイントをまとめると:
- 池波静華という美しい女性が小五郎に中学時代の同級生・柴田四朗を探してほしいと依頼
- 柴田の家を訪ねると、彼は池波の写真を握りしめて死亡していた
- 犯人は柴田の妻・恭子で、朝食中に殺されたように見せかける巧妙なトリックを使った
- 池波静華の正体は服部平次の母親・服部静華だった
- 彼女が柴田を探したのは、昔服部家から盗まれた刀を取り戻すため
この事件は、服部平次の母親が初登場するという意味でもファンにとって重要なエピソードです。また、時間のトリックを使った巧妙な殺人計画や、依頼人の正体という二重の謎が絡み合う、見応えのある話でした。
皆さんはこの話を見て、どう思いましたか?平次のお母さんの登場に驚いた方も多いのではないでしょうか?私は娘と一緒に見ていて、「平次のお母さん、すごく美人だね!」と盛り上がりました。
次回は「偽りだらけの依頼人(後編)」についてさらに詳しく解説していきますので、お楽しみに!
次回予想:平次のお母さんが登場したということは、そろそろ平次自身も再登場するかもしれませんね。大阪弁の聞こえる回が増えることを期待しています!また、服部家の家宝の刀についても、今後何か重要な伏線になるかもしれません。引き続き注目していきましょう!
コメント