こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も皆さんと一緒にコナンの世界を楽しみたいと思います。最近、娘がコナンにハマってきて、「パパも見てみたら?」と言われて見始めたら、すっかりファンになってしまいました。50歳からのコナンデビューですが、毎回のトリックに「なるほど~!」と唸っています。
今回は第122話「バスルーム密室事件(後編)」について詳しく振り返ってみましょう。この話は密室トリックが秀逸で、私も最初は「えっ、どうやったの?」と目を丸くしました。それでは早速、事件の詳細に迫っていきましょう!
バスルーム密室事件のあらすじ
まずは前編(第121話)からのおさらいをしておきましょう。沖野ヨーコのコンサートチケットを落としてしまった小五郎は、偶然出会った青島全代という女性からチケットを譲ってもらうことになります。その条件は、全代の妹を迎えに行くこと。しかし、妹の青島美菜は浴室で遺体となって発見されてしまいます。
浴室は完全な密室状態。窓や扉は内側からガムテープで目張りされ、扉のガラスには「サヨナラ」の文字がガムテープで作られていました。ガムテープからは美菜の指紋しか見つからず、小五郎と目暮警部は自殺と判断。でも、コナンは「これは他殺だ!」と確信していたんですよね。
122話で明かされる事件の真相
後編となる122話では、コナンが真犯人を追い詰めていきます。美菜は前日の夜7時半頃、コンビニで浴室洗剤2つとガムテープ、缶ビール2本を購入していました。店長の話では、美菜の様子に特に変わった点はなかったとのこと。
そんな中、コナンは玄関ドアの覗き穴の上に血痕がついていることに気づきます。これが事件解決の重要な手がかりになるんですよね。さらに、美菜の恋人・賢二が訪ねてきて、「昨夜、留守電を入れた後に美菜の家を訪ねたけど、長い間呼び鈴を鳴らし続けても返事がなかった」と証言します。
この証言を聞いて、コナンはついに密室トリックを見破ります!そう、美菜の死は自殺ではなく、自殺に見せかけた他殺だったのです!
密室トリックの仕組み
コナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で推理を披露します。そのトリックとは・・・
実は犯人は姉の全代だったんです!全代は美菜を殺害した後、浴室のドアや窓をガムテープで目張りし、「サヨナラ」の文字を作りました。でも、どうやって密室から出たのでしょうか?
トリックの肝は、ドアの開け方にありました。全代は浴室内から、ドアと枠の間にガムテープを貼り付けて、ドアを閉めた状態を作り出しました。そして自分は浴室の外に出て、ドアに体当たりをして開けたのです。これにより、内側からテープで目張りされた密室に見せかけることができました。
賢二が呼び鈴を鳴らしている間、全代はまだ家の中にいました。美菜の返り血を浴びたまま、玄関の覗き穴で来訪者を確認した際に、覗き穴の上部に血痕がついたのです。これが決定的な証拠となりました。
殺害計画の全容
全代の計画は緻密でした。彼女は美菜にガムテープを適当な長さに切って並べるように指示。これにより、ガムテープに美菜の指紋だけが残ることになります。全代自身は手袋をはめていたので、指紋がつきませんでした。
また、犯行に必要なガムテープと2種類の浴室洗剤を美菜に買いに行かせたのも全代です。当初の計画では、浴室を密閉し、2種類の洗剤を混ぜて有毒ガスを発生させて美菜を殺害するつもりでした。しかし、美菜が買ってきたのはガスが発生しない同じタイプの洗剤。部屋を密閉した後でそのことに気づいた全代は、急遽手首を切って失血死させる方法に切り替えたのです。
証拠となったのは、一度組み立てられた段ボール箱や、机にテープが並べて貼られていた痕跡。これらが全代の犯行を裏付けました。
視聴者の反応と疑問点
この事件のトリックについては、視聴者からも様々な反応がありました。例えば、こんな疑問が:
トリックどおりなら、ドアの内側のガムテープは壁には貼り付いてなかったはずです。みんなはドアの内側から、ガムテープでいっぱい貼り付けられていました。本来なら、バスルームの内側の、ドアのふちと接する部分の壁に、ガムテープが貼り付いてた痕跡があるはずではないでしょうか?
確かにその通りなんですよね。コナンは「トリックを裏付ける証拠は全くない」と言っていましたが、実際には「あるべきものがない」ということ自体が証拠になり得ます。金田一少年の事件簿でも似たような立証方法がありましたよね。
バスルーム密室事件の見どころ
この事件の見どころは、やはり密室トリックの巧妙さでしょう。内側から完全に目張りされた密室から、どうやって犯人が脱出したのか?というミステリーの王道パターンを、コナンらしい視点で解決していきます。
また、犯人の心理描写も秀逸です。全代が美菜を殺害した動機は明確には語られていませんが、コンサートチケットを小五郎たちに譲り、自宅に連れてくるという周到な準備からは、計画的な犯行であることが伺えます。
さらに、当初の計画(洗剤を混ぜて有毒ガスを発生させる)が失敗し、急遽別の方法に切り替えるという展開も、リアリティがあって面白いポイントです。完璧な計画でも、予期せぬことで変更を余儀なくされる…そんな犯罪の現実的な側面も描かれています。
コナンの推理力の凄さ
この事件でも、コナンの観察眼と推理力が光ります。玄関ドアの覗き穴の上の血痕という、一見すると見逃しがちな証拠を発見し、そこから全体の犯行を組み立てていく過程は、まさに名探偵の真骨頂ですよね。
私も50歳にして、コナンのように「些細な違和感」に気づける観察力を身につけたいものです。日常生活でも「あれ?なんかおかしいな」と思ったら、その違和感を大切にするようになりました。これもコナンの影響かもしれませんね(笑)
バスルーム密室事件の教訓
この事件から学べることもたくさんあります。まず、「完璧な密室」と思われる状況でも、必ず何らかの痕跡が残るということ。犯人はいくら周到に準備しても、思わぬところでミスを犯すものなんですね。
また、最初から自殺と決めつけず、様々な可能性を検討することの大切さも教えてくれます。小五郎や目暮警部は表面的な状況証拠から自殺と判断しましたが、コナンは違和感を大切に、真相に迫りました。
日常生活でも、「これはこうに違いない」と決めつけず、複数の可能性を考える柔軟な思考が大切だと感じます。私も仕事で問題に直面したとき、「コナンならどう考えるかな?」と思いながら取り組むようになりました。意外と役立つんですよ!
次回予告:お天気お姉さん誘拐事件
次回第123話は「お天気お姉さん誘拐事件」です。大人気のお天気お姉さん・浅野亜紀が突然行方不明になり、コナンのポケベルに謎の数字が次々と表示される…というミステリー。少年探偵団も活躍する回になりそうですね!
亜紀からの暗号のようなメッセージは何を意味するのか?誘拐された理由は?コナンたちは無事に亜紀を救出できるのか?次回も目が離せません!
皆さんは「バスルーム密室事件」をご覧になりましたか?感想や、「ここがすごい!」と思ったポイントがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。コナン好きの皆さんと一緒に盛り上がれたら嬉しいです!
それでは、次回の記事でまたお会いしましょう!「為せば成る」の精神で、これからもコナンの魅力を発信していきます!
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