こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も元気にコナン考察をお届けします。最近、娘がコナンの初期エピソードを見直していて、私も一緒に観ることになったんですよ。懐かしいですね~。今回は第87話「鶴の恩返し殺人事件」について詳しく振り返ってみたいと思います。北海道が舞台の印象的な事件でしたね!
この事件、ボーガンを使った密室殺人という、なかなかスリリングな展開でした。コナンの推理も冴えわたっていて、思わず「おぉ~!」と声が出ちゃいましたよ。それでは、事件の詳細を見ていきましょう!
事件の舞台と登場人物たち
この事件の舞台は北海道の湿原地帯。コナン、蘭、小五郎の3人が特別天然記念物のタンチョウを見るために訪れたところから物語は始まります。ここで彼らは、タンチョウの世話をしている町田修造という老人と出会うんですね。
主な登場人物は以下の通りです:
- 町田修造:タンチョウの世話をしている老人。元自動車販売会社経営者
- 町田保:修造の弟で画家を自称
- 町田則子:修造の娘。ブティック経営
- 町田浩:修造の息子。会社員
- 山上竜夫:弁護士
修造さんは妻が5年前に亡くなってから一人で暮らしていて、タンチョウの世話に生きがいを感じていたようです。そして、自分の全財産(約3億円!)を村に寄付して、タンチョウの保護に役立てようとしていました。これが事件の発端になるんですよね。
事件の経緯と謎の密室
修造さんの家に招かれたコナンたち。そこで修造さんが全財産を村に寄付する計画を知ります。当然、息子の浩と娘の則子は猛反対。修造さんは「今日の5時に弁護士が来て書類に判を押せば、死後は全財産が村のものになる」と宣言します。
その後、浩がボーガンを持って修造さんに近づくところを小五郎が目撃。浩は「矢はセットしていない」と言い、その場を立ち去ります。コナンは則子と浩が何か密談しているのも目撃しました。
そして事件発生!修造さんが自室で胸にボーガンの矢が刺さって死亡しているのを発見。部屋は内側から鍵がかけられた密室状態で、窓ガラスは外から割られていました。浩が自首して「父を脅すつもりだったが、誤って殺してしまった」と供述します。
でも、コナンはある違和感を感じていました。それは保が描いたタンチョウのスケッチ。なにかがおかしい…。
コナンの名推理!トリックの解明
眠りの小五郎になったコナンは、真犯人は浩ではなく、実は修造の弟・保だと指摘します。その証拠として:
- 窓の下に一直線に並んだガラスの破片
- 暖炉内の煤がところどころ取れていた跡
- 保が描いたタンチョウのスケッチの不自然さ
実は保は暖炉を利用した巧妙なトリックを仕掛けていたんです!
トリックの内容はこうです:保は暖炉内にボーガンを設置し、引き金に木片を挟んで糸を結びつけ、その糸を煙突から外に出しておきました。浩が外からボーガンを撃った時(これは強化ガラスに当たって床に刺さった)、保は天窓から修造の様子を確認し、糸を引いて暖炉内のボーガンを発射させたんです。これで修造は胸に矢を受けて死亡。
保は現場に最初に入った人物として、強化ガラスやボーガンを片付け、密室殺人に見せかけたというわけです。なんて巧妙なトリックなんでしょう!
タンチョウのスケッチが決め手に
保が犯人だと決定づけたのは、彼が描いたタンチョウのスケッチでした。保は「給餌場でスケッチした」と主張しましたが、そのスケッチには致命的なミスがありました。
- タンチョウの尾を黒く描いていた(実際は白い)
- タンチョウが風下を向いて眠っていた(実際は風上を向く)
これは保が実際のタンチョウではなく、修造の部屋にあった剥製を見て描いたからなんですね。さらに、保のポケットからキジバトの羽が見つかりました。これは煙突の巣から取った証拠になります。
結局、保は罪を認め、「絵を描いたために疑われてしまった。やっぱり私には絵描きの才能がなかった」と自嘲気味に言ったのでした。
事件の背景と動機
保が修造を殺害した動機は恐らく借金を断られたためと推測されます。また、保は浩たちを呼び寄せて罠にはめようとしていました。遺産のために殺人などの罪を犯せば、相続人の資格がなくなるからです。なんとも陰湿な計画ですね…。
でも、エピローグでは浩と則子が修造の遺志を継いで、遺産を寄付し、渡り鳥保護財団を設立したことが語られます。結局は修造さんの思いが実現したわけですね。
この事件の見どころと感想
この事件の見どころは、なんといっても暖炉を使った巧妙なトリックでしょう!外からの攻撃に見せかけながら、実は内側から仕掛けられた矢…。コナンらしい複雑なトリックですよね。
また、北海道の自然を背景にした美しい風景描写も印象的でした。タンチョウという日本の貴重な鳥を題材にしているのも、この事件ならではの特徴です。
男性/40代前半/会社員 この事件は初めて見たときから印象に残っています。暖炉を使ったトリックが斬新で、「なるほど!」と膝を打ちましたね。北海道の雪景色も美しくて、ロケーションも良かった。
私も同感です!この事件、トリックの巧妙さもさることながら、「鶴の恩返し」という日本の昔話をモチーフにしているのも興味深いポイントですよね。修造さんがタンチョウに恩返しをしようとしていたのに、皮肉にもその命を奪われてしまうという…。
放送情報と豆知識
この「鶴の恩返し殺人事件」は1998年1月19日に放送された第87話です。当時の主題歌は、OPが小松未歩さんの「謎」、EDが同じく小松未歩さんの「願い事ひとつだけ」でした。懐かしいですね~。
ちなみに、この事件の前後のエピソードは:
- 第86話:「誘拐現場特定事件」
- 第88話:「ドラキュラ荘殺人事件(前編)」
この頃のコナンは本当に面白かったですね。初期の頃のミステリー色の強いストーリー展開が私は大好きです。
まとめと次回予告
今回は第87話「鶴の恩返し殺人事件」について詳しく振り返ってみました。北海道を舞台にした密室殺人事件で、暖炉を使った巧妙なトリックが見どころでした。犯人の保は、タンチョウのスケッチの間違いから正体がバレてしまうという、皮肉な結末を迎えました。
次回は第88話「ドラキュラ荘殺人事件」について考察する予定です。吸血鬼をモチーフにした不気味な事件、どんなトリックが隠されているのか、今から楽しみですね!
皆さんは「鶴の恩返し殺人事件」をご覧になりましたか?印象に残ったシーンや、好きなポイントがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね。それでは、また次回のコナン考察でお会いしましょう!
「為せば成る」の精神で、これからもコナンの謎解きを楽しんでいきましょう!
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