こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も娘と一緒にコナンを見ていたら、懐かしい回が放送されていてね。そう、あの有名な「ドラキュラ荘殺人事件」です!
この事件、1998年1月26日に放送された第88話で、前編・後編の2部構成になっているんですよ。今回は前編について、50歳からコナンにハマった私が徹底解説していきます!
娘が「お父さん、この事件のトリックって難しくない?」って聞いてきたので、改めて内容を整理してみることにしました。皆さんも一緒に振り返ってみませんか?
ドラキュラ荘殺人事件(前編)の基本情報
まずは基本情報からサクッとおさらいしましょう!
話数 | 第88話 |
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タイトル | ドラキュラ荘殺人事件(前編) |
放送日 | 1998年1月26日(月曜日) |
主題歌 | OP:「謎」(小松未歩) ED:「願い事ひとつだけ」(小松未歩) |
この回の前は第87話「鶴の恩返し殺人事件」で、次は第89話「ドラキュラ荘殺人事件(後編)」と続きます。懐かしいですねぇ。当時の主題歌も名曲ぞろいでした!
登場人物たち
この事件に登場する人物たちを簡単に紹介しておきますね。
主要キャラクター
もちろん江戸川コナン、毛利蘭、毛利小五郎は言わずもがな。この3人が今回の事件の舞台となるドラキュラ荘を訪れることになります。
ドラキュラ荘の人々
- 虎倉英一:ドラキュラ荘の主人。映画コレクターで、特にドラキュラ映画のファン
- 虎倉悦子:虎倉英一の妻。8年前に結婚
- 田所:ドラキュラ荘の執事
- 羽村:虎倉のコレクションの管理人
- 土井:虎倉の友人
この面々が雪に閉ざされたドラキュラ荘で一夜を過ごすことになるんですね。なんだかアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」みたいな状況で、ワクワクしちゃいます!
事件のあらすじ
さて、ここからは事件の流れを追っていきましょう。
コナン、蘭、小五郎の3人は、虎倉英一の招待で山奥にあるドラキュラ荘を訪れます。虎倉は映画コレクターで、特にドラキュラ映画のファンなんですね。彼は自分のコレクションを見せるために小五郎を招待したんです。
ドラキュラ荘に着いた一行は、虎倉夫妻や執事の田所、コレクション管理人の羽村、虎倉の友人・土井と合流します。そして夕食後、虎倉はみんなを映写室に招待して、ドラキュラ映画「鮮血の宴」を上映することに。
映画を見終わった後、虎倉は書斎で仕事をすると言って一人になります。そして時間は過ぎ、午後9時になると田所がトランプで遊ぼうと提案。その前に家中の戸締りを確認しに行きます。
不穏な雰囲気が漂い始める…
9時15分、田所が戻ると同時に悦子が頭痛を訴えて自室へ。羽村も調べ物があると言って書庫へ行ってしまいます。
10時25分、コナン、蘭、田所はトランプで遊び、小五郎と土井は酒を飲みながら盛り上がっていました。そこへ羽村が戻ってきます。土井は腹の調子が悪いと言って席を立ち、代わりに羽村が小五郎の話を聞くことに。
そして深夜0時、田所は書斎にいるはずの虎倉に電話をかけますが、応答がありません。みんなで書斎を訪ねても返事はなく、ドアには内側から鍵がかかっています。騒ぎを聞きつけた悦子も駆けつけてきました。
田所は中から映写機の音が聞こえることに気づきます。しかし映画はとっくに終わっているはず…。小五郎は外に出て窓から呼びかけてみることにしました。
衝撃の密室殺人現場!
小五郎たちが外から窓を見ると、なんと窓が開いています!中を覗くと、虎倉が椅子に座ったまま動かない姿が…。映写機のライトが虎倉を照らし出し、その胸には白木の杭が突き刺さっていたのです!
小五郎は窓から書斎に入りますが、状況はまさに密室。入ってきた窓以外は全てはめ殺しで、ドアには内側から鍵がかかっていました。窓の外の雪には足跡がついていましたが、それは窓の前だけ。他には足跡ひとつなく、山荘の下は崖になっていて、よじ登るのは不可能な状態でした。
田所は警察に連絡しますが、大雪のため夜が明けるまで動けないとのこと。小五郎は自ら検死することにします。
コナンの推理が始まる
コナンは、犯人がわざわざ映写機を移動させて遺体をライトアップさせた理由を考えます。羽村は「まるで『鮮血の宴』のラストシーンのようだ」と呟きます。犯人は、事件を映画のラストシーンに見立てたのでしょうか?
遺体の死後硬直はすでに始まっており、死後1時間は経っていると考えられます。となると殺害時刻は虎倉が書斎へ入った午後9時から11時頃までの間ということになります。
虎倉の胸に刺さっていた白木の杭は、コレクションルームに飾られていたものでした。コレクションルームを確認すると、やはり白木の杭がなくなっています。
小五郎の推理
小五郎は、田所が映画を取りに来た後でコレクションルームに侵入した犯人が白木の杭を持ち出し、田所が書斎に映画を届けた後で虎倉を殺害したと推理します。
コナンは、コレクションルームで感じた油絵の具の匂いが消えていることに気づきます。また、床に落ちていた木の枝の切れ端を小五郎に渡しますが、小五郎は関係ないと判断します。
小五郎は、コレクションルームから杭を持ち出せたのは書庫で調べ物をしていた羽村だけだと考えます。しかし、書斎へ向かうにはリビングを通らなければならず、田所が映画を届ける以外、書庫へ行った人物はいませんでした。
意外な真相への伏線
コナンは、誰にも見られず書庫へ行く方法がひとつだけあると話します。それは2階から渡り廊下の屋根を伝っていくというものです。
小五郎は、コレクションルームの上が自室になっている悦子を疑います。悦子は自室の窓からロープを垂らし、コレクションルームに侵入。そして白木の杭を盗んで自室へ戻り、渡り廊下の屋根を伝って書斎の窓の前へ下りたと推理します。
さらに小五郎は、虎倉から悦子の浮気調査を依頼されていたことを明かします。悦子は浮気がバレることを恐れて虎倉を殺害したというのです。
すると羽村が、悦子の浮気相手は自分だと名乗り出ました。二人は真剣に交際していたと言います。悦子は、虎倉を愛したことなど一度もないと訴えます。
悦子と虎倉の結婚の真相
8年前、悦子の父の会社の経営が悪化し、倒産寸前に追い込まれました。父の古い知り合いだった虎倉は、会社に融資する条件として悦子との結婚を要求。悦子は父のために仕方なく結婚を承諾したのです。
しかし後になって、会社の経営悪化は虎倉が裏で手を回していたためだと判明します。その時にはすでに会社は虎倉の名義になっており、離婚すれば会社を潰すと脅されていたのでした。
羽村と悦子には虎倉を殺害する動機はありますが、二人は犯行を否定します。
小五郎は証拠を集めるため渡り廊下の屋根を調べますが、そこには足跡が一つもついていませんでした…。
前編の終わりと謎
ここで前編は終了します。果たして真犯人は誰なのか?密室はどのように作られたのか?その謎は後編へと続きます。
私が初めてこのエピソードを見た時は、「え?どうやって密室を作ったの?」と首をひねりました。でも、コナンの事件は必ず解決の糸口があるんですよね。
皆さんは犯人が誰だと思いますか?コレクションルームの油絵の具の匂いや、床に落ちていた木の枝の切れ端など、重要な手がかりが散りばめられています。ぜひ皆さんも推理してみてください!
次回予告:後編の展開
次回の第89話「ドラキュラ荘殺人事件(後編)」では、コナンが真犯人を暴き、密室トリックの謎が明かされます。油絵の具の匂いの正体や、木の枝の切れ端の意味も判明するでしょう。
私の予想では、この事件のカギを握るのは「映画」と「時間」かな?虎倉が映画好きだったことや、映写機が使われていたことが重要なヒントになりそうです。
次回も娘と一緒に楽しみたいと思います!皆さんもぜひ、後編をお見逃しなく!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!「為せば成る」の精神で、これからもコナンの事件を徹底解説していきますよ!
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