こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も娘と一緒にコナンを見ていたんですが、第60話が本当に面白かったので、皆さんと共有したいと思います。50歳からコナンにハマった私ですが、毎回推理を楽しんでいます。今回は「イラストレーター殺人事件」について、ストーリーを詳しく振り返ってみましょう!
事件の概要と登場人物
第60話「イラストレーター殺人事件」は1997年5月26日に放送された回です。この事件、一見自殺に見えて実は他殺という、コナンらしいトリックが使われていて、私もハラハラしながら見入ってしまいました。
今回の事件に登場する主な人物は以下の通りです:
- 花岡兼人(48歳)- 画家でデザイン事務所社長
- 蝶野いずみ(25歳)- イラストレーター
- バイク便の男性
- デザイン事務所の従業員
もちろん、コナン、小五郎、蘭、目暮警部といったおなじみのメンバーも登場します。事件の舞台は花岡デザイン事務所とその向かいにあるマンションです。
事件のあらすじ
小五郎は、コナンと蘭を連れて花岡デザイン事務所を訪れていました。実は花岡兼人という画家が殺人現場の画集を出版する予定で、その巻末に小五郎との対談を載せる企画があったんです。でも、肝心の花岡がなかなか現れず、一行は待たされることに。
約束の時間から30分経った頃、コナンが事務所の向かいにあるマンションのベランダに目を留めます。雨が降っているのに布団が干されたままになっているのを不思議に思ったんですね。事務所の従業員によると、そのベランダはイラストレーターの蝶野いずみさんの部屋だとのこと。
その直後、蝶野から花岡宛てに電話がかかってきます。花岡が電話に出ると、蝶野が「死ぬ」「ベランダから飛び降りる」と言っているのが聞こえました。そして次の瞬間、干されていた布団とともに蝶野が転落してしまったんです!
警察の到着と自殺と思われた状況
目暮警部たち警察が到着し、小五郎たちも蝶野のマンションへ駆けつけました。花岡は、電話で蝶野が「私には才能がない。行き詰ったから死ぬ」と言っていたと証言します。目撃者の証言も合わせて、目暮警部は自殺だと判断しました。
でも、コナンは違和感を覚えます。蝶野の右目のコンタクトレンズが外れかかっていることに気づいたんです。さらに、遺体の傍には割れたメガネが落ちていました。コナンは「コンタクトしたままメガネをかける人がいるだろうか?」と疑問を投げかけます。
コナンは、蝶野が転落する前から亡くなっていて、誰かに突き落とされたと推理します。そして一番怪しいのは花岡だと考えますが、蝶野が落下した時、花岡は向かいの事務所にいたという矛盾が…。
部屋の捜査と不審な点
蝶野の部屋を調べると、コナンは冷蔵庫の中で洗浄液を発見します。ソフトコンタクトレンズの洗浄液はあるのに、保存液がないのは変だと思ったんですね。
そこへバイク便の男性が現れ、6時30分(蝶野が転落した時間)に預かり証を置き忘れたと言います。男性によると、ドアを開けたすぐ横にイラストが置いてあり、本人には会っていないとのこと。そして、預かり証の依頼主は花岡になっていました。
小五郎は「彼女が落ちた同時刻にバイク便。なーんか引っかかりますなァ」と違和感を口にします。
コナンの推理と真相
ここからが事件の核心部分です!コナンは、自分を捜しにベランダへやってきた小五郎を腕時計型麻酔銃で眠らせ、いつものように「眠りの小五郎」として推理を披露します。
蝶野が転落した時、花岡は小五郎たちと一緒に向かいのビルにいました。でも、コナン(小五郎)は「丈夫な釣り糸と釘が1本あれば、離れたところからでも蝶野を落下させることは可能だ」と説明します。
トリックの解明
コナン(小五郎)は、釣り糸、釘、醤油差し、熱いコーヒーを用意してもらい、トリックを再現します。その方法は以下の通りです:
- ベランダの手すりから玄関の戸口までの距離を、往復するぐらいの長さの糸で輪を作る
- 被害者(布団で代用)のベルト部分に輪の片方を通し、その端を手すりの上から内側に通す
- 糸の先の輪をベランダに置いてあった植木鉢にかける
- 植木鉢が落ちないように糸を引きながら玄関へ行き、一旦糸の先の輪をインターフォンに引っ掛けておく
- 被害者を糸に沿ってスライドさせ、ベランダの外にぶら下げる(布団を被せて外から見えないようにする)
- 玄関から出てドアを閉め、インターフォンにかけてあった糸を釘にかけ直し、ドアの外で釘が引っかかって糸が止まるようにする
このトリックで、花岡は蝶野を殺害した後、遺体をベランダから吊るし、自分は事務所に戻ることができたんです。そして、バイク便の男性が来た時間に合わせて、糸を外して蝶野を落下させる計画だったんですね。
決定的証拠
推理を披露した後、コナンは鑑識課員から熱いコーヒーを受け取り、それを勢いよく花岡の足にかけました。花岡は熱さに驚いて靴下を脱ぎ取ります。すると、花岡の足の爪には蝶野のサインが描かれていたんです!しかも、その日新発売されたマニキュアで。
コナン(小五郎)は「イタズラ好きの彼女は、花岡が寝ている間にマニキュアを塗ってたんですよ」と説明します。花岡が無実なら、いつ、どこで、誰にそのサインをつけられたのかを説明できるはずですが、それができませんでした。これが決定的証拠となり、花岡の犯行が明らかになったんです。
エピローグ
事件解決後、探偵事務所に一本の電話がかかってきます。小五郎をCMに起用したいという話でした。蘭は「すごい人気ね、お父さん。画集の後はCMだなんて!」と喜びますが、実はそれは睡眠薬のCMだったんです。
小五郎は「ただ寝てりゃァいいなんて、ナメやがって!」と怒り、電話を切ります。コナンは「なーんだ。ぴったりじゃねェか!」と内心思うのでした。このオチ、いつも笑っちゃいますよね。
私の感想と考察
この事件、本当によく練られていると思いました。花岡のトリックは巧妙で、離れた場所からでも被害者を転落させるという発想は斬新でした。でも、コナンの鋭い観察眼がやはり光りますね。コンタクトレンズとメガネの矛盾に気づいたのは流石です!
また、花岡の足の爪に残されたマニキュアのサインという証拠の出し方も秀逸でした。熱いコーヒーをわざとかけるというコナンのやり方は少し乱暴ですが、効果的だったと思います。
「この回のトリックは複雑だけど、実際にやろうと思えばできそうなところがリアルで怖いわ」(女性/40代前半/主婦)
確かに!私も同感です。日常にある道具だけで実行できるトリックだからこそ、ゾクッとしますよね。
次回の予告
次回は第61話「幽霊船殺人事件(前編)」です。タイトルからして、海の上での事件になりそうですね。コナンたちが幽霊船と呼ばれる船に遭遇し、そこで起こる殺人事件…想像するだけでワクワクします!
皆さん、次回も一緒にコナンの推理を楽しみましょう!「為せば成る」の精神で、これからも娘と一緒にコナンの謎解きに挑戦していきたいと思います。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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