こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。最近、娘がコナンにハマっていて、つられて私も見始めたらスッゴくハマってしまいました。50歳からのコナンデビューですが、今では家族の誰よりも詳しくなっちゃいました(笑)。
今回は、名探偵コナンの第61話「幽霊船殺人事件(前編)」について、ストーリーを振り返りながら見どころをご紹介したいと思います。この話は1997年6月2日に放送された回で、OP曲は小松未歩さんの「謎」、ED曲は宇徳敬子さんの「光と影のロマン」でした。懐かしいですね〜。
瀬戸内海の小島が舞台となる今回の事件、水軍の祟りと幽霊船、そして10億円の金塊の謎が絡み合う、ワクワクドキドキのストーリーです。それでは早速見ていきましょう!
瀬戸内海の小島「敷島」へ
物語は、小五郎が講演会の依頼を受けて、コナンと蘭を連れて瀬戸内海の小島「敷島」へ向かうところから始まります。敷島から迎えに来た役場助役の木下五郎によると、高速船で3時間ほどで到着するとのこと。かなり遠い島なんですね。
コナンが木下さんに「7年前に10億円の金塊を積んだまま行方不明になった船が最近見つかったんでしょ?」と質問すると、木下さんは「島じゃ、まるで幽霊船だと大騒ぎですよ」と答えます。
実はこの島では、7年前に金塊を積んで沈没したはずの船「竜神丸」が最近発見されたのですが、船内からは金塊が見つからなかったんですよね。今となっては、そもそも金塊が積まれていたのかも怪しくなっているようです。
水軍の祟りと島の因縁
島の公民館に着いたコナンたち。そこには水軍船の模型や大将の鎧など、珍しいものが展示されていました。木下さんは島の歴史について語り始めます。
なんと約400年前、合戦に敗れた水軍がこの敷島に逃げ込んできたそうです。ところが島の人々は懸賞金に目がくらみ、傷ついた水軍に襲いかかり、最後は島の外れにある洞窟で皆殺しにしてしまったとか。それ以来、島には良くないことが続き、人々は洞窟に祠を建てて水軍の霊を鎮めたそうです。
コナンが「でも、祟りなんて迷信でしょ?」と言うと、木下さんは「それがそうじゃないんだよ」と言います。洞窟の近くの森では鎧を着た水軍の幽霊が目撃されていて、洞窟の奥からは不気味な唸り声が聞こえるとか。
さらに木下さんは、5年前に起きた実際の出来事を話し始めます。水軍の研究をしていた大学の先生が島を訪れ、島の人が止めるのも聞かず水軍の洞窟を調べに行ったところ、数日後のある晩、島の人々の前に鎧を着た水軍が現れ、それ以来その先生は行方不明になってしまったというのです。
怪しい島の人々
そこへ村長の三上武男の娘・鈴(7歳)が現れ、「今時そんなこと信じてるから笑われんのよ」と言います。鈴によると、お父さんは「その先生は洞窟を調べたけど何の発見もなかったから、さっさと帰っちゃったんだろう」と言っていたそうです。
鈴はコナンを連れ出し、公民館の裏口からステージの袖に潜り込める方法を教えてくれます。そのとき、裏口から灯台職員の浜田幸二が出てきました。鈴によると、浜田は「変なヤツ」で、島の人とあまり付き合わず、誰も行きたがらない水軍の洞窟にもしょっちゅう行っているとのこと。
浜田は階段を上ったところで東都旅行社の営業マン・上原康夫と遭遇します。上原は「久しぶりだな、青木。忘れたとは言わさんぞ、この顔」と言いますが、浜田は「何のことだか。俺は浜田っちゅう灯台守だ」と知らぬ存ぜぬ。上原が掴みかかりますが、浜田はすぐに手を振り払い、「人違いだ」と言って去っていきました。
小五郎の講演会と危機一髪
いよいよ小五郎の講演会が始まります。ところが酒を飲みすぎた小五郎は足取りがフラフラ。木下さんが「先生のご来訪を記念して、くす玉を割って頂きましょう」と言い、小五郎はくす玉の紐を引こうとしますが、酔っぱらっているせいで紐が2本にも3本にも見えてなかなか引けません。
舞台袖からその様子を見ていたコナンは、ガソリンの臭いがすることに気づきます。そして小五郎の頭上にあるくす玉から液が垂れ落ちているのを発見!
小五郎が紐を引くと、突然くす玉が燃え出して落下してきました。小五郎は咄嗟にそれを避けましたが、お尻に引火して炎が上がります。蘭は近くにあった消火器を使って小五郎のお尻に噴きかけ、職員も駆けつけてくす玉の炎もすぐに鎮火されました。
公民館に集まっていた島民は「水軍様の祟りだ」と慌てて逃げ出します。燃えたくす玉を調べたコナンは、紐を引っ張ると中のガソリンに着火するように仕掛けられていたことに気づきました。これは小五郎を狙った計画的な犯行だったのです!
事件の真相を探るコナン
コナンは、この事件が「幽霊船」と関係があるのではないかと考えます。怪しいのは裏口から出てきた浜田と、浜田と争っていた上原です。
その夜、宿泊する旅館で小五郎は村長の三上に抗議します。「鍛えられた私だからこのくらいで済んだんですよ」と言う小五郎に、三上は「真に申し訳ありません」と謝罪。
コナンが「あれは明らかに誰かが仕組んだことでしょ?」と言うと、三上は「あれはたまたま置いてあったガソリンの容器に漏電の火花が引火して…」と言い訳します。小五郎は、三上が警察沙汰にしたくないのだと察します。おそらく金塊を見つけても届ける気はなく、本土から警察が押しかけてくるのを避けたいのでしょう。
灯台の謎と夜の探索
コナンは木下を追いかけて灯台守の浜田について尋ねます。浜田は元々島の人間ではなく、竜神丸の一件があった後、しばらくしてふらりと現れ、仕事を探していると言ったそうです。ちょうどその時、灯台守がいなかったため、浜田に任せることになったとのこと。
小五郎と蘭が寝静まった頃、コナンは一人で灯台へやってきました。すると、灯台に誰かいることに気づきます。その直後、背後から両目を塞がれてしまいますが、犯人は鈴でした。夜中に独り歩きするコナンを心配してついてきたようです。
そのとき、灯台から誰かが出てきました。コナンは鈴の手を引っ張って草むらに身を潜めます。目の前を上原が歩いて行きます。コナンと鈴が灯台の中へ入ると、かなり荒らされた跡があり、車もバイクもないはずなのに、なぜかガソリンタンクが置かれていました。
コナンは、小五郎を狙った犯人が浜田だと推理します。灯台を上ったコナンは、上原がここで何をしていたのか考えます。灯台の望遠鏡は通常海を見るはずですが、なぜか山の方に向けて固定されています。そして望遠鏡には「竜神丸」と書かれていることに気づきました。
コナンは「間違いない!浜田さんは竜神丸に関係がある。そして竜神丸のことを探られると困る何かが…」と考え、小五郎と蘭の身が危ないと思い、急いで旅館へ戻ります。
水軍の亡霊現る!?
その頃、宿で眠っていた小五郎は嫌な気配を感じて目を覚まします。すると、水軍の鎧を身に纏った何者かが小五郎に向けて刀を振り下ろそうとしていました!咄嗟に刀を避けた小五郎は部屋の隅まで逃げます。
物音で目を覚ました蘭が襖を開けて顔を出すと、小五郎が追い詰められているのを見て短い悲鳴を上げます。蘭に気づいた鎧の人物は外へ逃げ出し、小五郎はスリッパのまま外へ飛び出してその者を追いかけます。
蘭は部屋の中にコナンがいないことに気づきました。小五郎は幽霊船が置かれている港近くの納屋までたどり着き、「もう逃がしゃしねェぜ!」と言いますが、背後から迫り来る鎧の人物に気づかず、後頭部を殴られて気絶してしまいます。
小五郎、殺人容疑者に!?
鈴とともに宿へ戻ったコナンは、蘭からお叱りを受けます。コナンが何があったのか尋ねると、蘭は「お父さんが襲われたの。水軍の幽霊に!」と言います。その時、港の半鐘がカンカンと鳴り、異変が起きたことを知らせました。
コナンたちは急いで港近くの納屋へ駆けつけると、そこには何十人もの島民が集まっていました。「た、助けてくれー!これは何かの間違いだ!」と叫ぶ小五郎は、両腕を後ろで縛られ、駐在警官に連行されていきます。
なんと小五郎は犯人を追って幽霊船のところに来たところ、殴られて気絶してしまったようです。そして目を覚ますと、そこには鎧を身につけ、刀で刺された灯台守の浜田の遺体が…。状況的には小五郎が返り討ちにしたように見えるのです。
そこへ村長の三上が現れ、一体何事かと島民に尋ねます。
次回予告:幽霊船殺人事件(後編)
さて、小五郎は殺人容疑者として捕まってしまいました。灯台守の浜田は何者だったのか?7年前に沈没したはずの竜神丸と10億円の金塊の謎とは?そして400年前の水軍の祟りは本当にあるのか?
次回「幽霊船殺人事件(後編)」では、コナンが真犯人を暴き、全ての謎が明かされます。浜田の正体、上原との関係、そして竜神丸の真相とは?小五郎は無実を証明できるのか?
次回もぜひお楽しみに!私も娘と一緒に「よーし、次回も見るぞ!」と張り切っています。皆さんも名探偵コナンの世界を一緒に楽しみましょう!
それでは、「カズオブログ」管理人・カズオでした。また次回の記事でお会いしましょう!
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