こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も娘と一緒にコナンを見ていたら、懐かしい回に出会ったので記事にしてみました。皆さんは「初めてのお使い殺人事件」って覚えていますか?コナン第59話、1997年5月19日に放送された回です。今回はこのエピソードを詳しく振り返ってみましょう!
米花商店街の「はじめてのおつかい大会」
この回は、米花町商店街が企画した「はじめてのおつかい大会」というイベントが舞台になっています。子どもたちが一人で買い物に行くという、あの人気番組みたいなイベントですね。私も子どもの頃、初めて一人でお使いに行った時のドキドキ感を覚えています。皆さんにもそんな経験ありませんか?
少年探偵団のメンバーたちは、このイベントの記録係として参加することに。元太たちは「市民に愛される探偵団」を目指すため、乗り気ではないコナンを強引に誘って参加させました。コナンのため息が聞こえてきそうですね(笑)
運営委員会のテントには、商店街会長や商工会会長と並んで、なんと「名探偵」の肩書きで小五郎も座っています。でも当の本人はまったくやる気なし。「商店街は大事なお得意様だ」と蘭にたしなめられる場面は、いつものパターンでほっこりしますね。
問題児?ヒロシくんの謎の行動
少年探偵団が担当することになったのは「ヒロシ」という男の子。買い物リストは「油揚げ」「歯ブラシ」「祝儀袋」の3つです。でも、スタートの合図が鳴っても、ヒロシくんはお気に入りのヤイバー人形(懐かしい!)で一人遊びを始めてしまい、なかなか前に進みません。
と思ったら、突然走り出したヒロシくん!コナンたちは慌てて追いかけますが、途中で踏切に遮られてしまい、見失ってしまいます。ちなみに、この踏切を走っていた電車は黄色でした。こういう細かいところも覚えていると、クイズなどで役立つかもしれませんよ!
ヒロシくんを狙う謎の危険
コナンたちがヒロシくんを見つけた後も、不思議な行動は続きます。廃ビルの前でカーブミラーに手を振ったり、突然走り出したり…。でも、それ以上に気になるのは、ヒロシくんの周りで起こる不可解な「事故」です。
まず、トラックの荷台から鉄パイプが落ちてきて、ヒロシくんの横をかすめます。コナンは鉄パイプを留めていたロープが誰かに切られていることに気づきます。さらに、文房具店で祝儀袋を買った後には、サイドブレーキをかけていたはずの車が坂道を下ってヒロシくんに突っ込んできました。
コナンは近くのスポーツ用品店からサッカーボールを借り、キック力増強シューズで蹴って車の軌道を変え、ヒロシくんを救います。この時の車のナンバーは「新宿57 さ 31-15」でした。こういう細かい設定も、コナンの面白いところですよね!
廃ビルに隠された恐ろしい真実
その後も気まぐれな行動でコナンたちを振り回すヒロシくんですが、ついに姿が見えなくなってしまいます。路上に落ちていたヤイバー人形を手がかりに、コナンたちは廃ビルへと向かいます。
ビデオを確認すると、ヒロシくんが廃ビル前でカーブミラーに手を振っていたことが判明。実はカーブミラーには廃ビルの窓が映っていて、ヒロシくんは窓の中にいた誰かに手を振っていたのです。なるほど!コナンの観察眼はさすがですね。
地下室の恐怖
廃ビルの入り口でヒロシくんの帽子を発見したコナンたち。立ち入り禁止の表示を無視して中に入り、地下室へと向かいます。そこには麻酔薬で眠らされたヒロシくんと、頭から血を流して絶命した男性の遺体が…!
コナンの推理によると、犯人はこの殺人をビルの取り壊しに巻き込まれた事故に見せかけるつもりだったようです。1階の床はかなり脆くなっており、取り壊し工事が始まれば地下室は瓦礫の下敷きになるはず。あとは工事を待つだけでした。
しかし、偶然にもヒロシくんがビルに入ってきてしまい、犯人は何かを見られたと思い込んで殺そうとしたのです。鉄パイプを落としたり、車のサイドブレーキを解除したりしたのは全て犯人の仕業だったんですね。
絶体絶命!閉じ込められた少年探偵団
コナンが推理を披露し終えた直後、外で聞いていた犯人によって地下室の扉が閉められ、コナンたちも閉じ込められてしまいます。そして出口が見つからない中、いよいよ工事が始まってしまいました。このピンチをどう切り抜けるのか、ハラハラドキドキの展開です!
工事が始まって間もなく、歩美は死を覚悟して涙し、元太や光彦も意気消沈します。でも、工事によって柱が傾いたおかげで地下室の壁が崩れ、外の地下水道につながっていたため、コナンたちは脱出することができました。危機一髪ですね!
意外な真相とヒロシくんの純粋な気持ち
犯人は余裕綽々と工事現場を眺めていましたが、マンホールからヒロシくんを抱えたコナンたちが出てきたことに気づき、悔しさから奥歯をギュッと噛みしめます。
そして、目を覚ましたヒロシくんが犯人に向かって言った言葉に、全ての謎が解けます。
おじさん、またお店やるんだね。よかった。油揚げと歯ブラシください。
なんと、犯人の男は以前、廃ビルの傍でコンビニを経営していたのです!それを覚えていたヒロシくんは、廃ビルの中で男の姿を目撃し、油揚げと歯ブラシを売ってもらうためにビルに入ったのでした。殺人現場を目撃したわけではなく、単に買い物をしに来ただけだったんです。
この真相を知った犯人は何度も何度もヒロシくんに謝罪し、その場に泣き崩れました。そして、悪質な株屋の男に騙されて店をとられ、借金のため妻と子供に逃げられてしまったことを告白。その恨みを晴らすために株屋の男を殺害したことを認めました。
エピローグ
帰りが遅いことを心配して蘭と小五郎が駆けつけ、元太たちはお手柄だと言わんばかりに事件のあらましを説明します。しかし、小五郎は興味を示さず帰ってしまい、コナンたちはヒロシくんの残り2つの買い物を見守るために再び追跡を開始することに。
元太たちにつられて勢いよく駆け出したコナンですが、「あーあ。なにやってんだか、俺は」と、大きくため息をついたのでした。いつものコナンらしい締めくくりですね!
カズオの感想コーナー
この話、単純なようで意外と深いテーマを持っていると思いませんか?「はじめてのおつかい」という子どもの成長の象徴的な出来事が、大人の悲しい事情と絡み合う展開は、コナンらしい対比だなと感じました。
油揚げと歯ブラシを売って欲しかっただけなのに、命を狙われてしまうヒロシくん。子どもの純粋な気持ちと大人の複雑な感情の対比が、この話の魅力だと思います。
また、少年探偵団が地元での活動を大切にしていることが垣間見える回でもありますね。自らを運営に売り込み、商店街が企画したイベントの記録係を買って出るなんて、地域に根ざした活動をしようとする姿勢が素敵です。
次回予告
次回は第60話「イラストレーター殺人事件」です。イラストレーターの女性が殺害される事件が発生し、コナンが活躍する回になります。この事件にはどんな謎が隠されているのか?次回の記事でじっくり解説していきますので、お楽しみに!
皆さんも、お子さんと一緒にコナンを見る機会があれば、この「初めてのお使い殺人事件」を見てみてください。子どもの頃の思い出と重ね合わせながら見ると、また違った発見があるかもしれませんよ。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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