こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日は娘と一緒に見た名探偵コナンの第163話「月と星と太陽の秘密(前編)」について振り返ってみたいと思います。この回は1999年10月11日に放送された、かなり古い回なんですが、最近我が家では昔の名作エピソードを遡って楽しんでいるんですよ。
皆さんは暗号解読って好きですか?私は謎解きパズルが大好きで、特にコナンの暗号事件は何度見ても楽しめるんですよね。今回のエピソードも暗号がテーマになっていて、ワクワクしながら見ました!それではさっそく内容を振り返っていきましょう!
阿笠博士の別荘と宝探しの始まり
この話は、阿笠博士が亡くなった伯父・栗介の別荘に少年探偵団を招待するところから始まります。博士は子供たちに「50年前に伯父が隠した巨額の富を探してほしい」と頼むんですね。もちろん元太、光彦、歩美は大喜び!宝探しなんて子供の夢ですからね~。
実はこの「宝探し」、博士が子供たちを喜ばせるために仕組んだサプライズだったんです。博士は知り合いの玩具屋の新製品開発に協力して、その契約金で大量の玩具を買い込んでいたんですよ。その新製品というのが「仮面ヤイバーのレコチェンジャー」。自分の声を録音して様々な声に変化させられるというもので、コナンの蝶ネクタイ型変声機と同じような機能なんですよね。
博士の伯父・栗介は、亡くなる1年前に若い画家を招いて自分の肖像画を描かせていたようです。その肖像画には栗介と女性が描かれていて、その女性は栗介の妹の定子。人間嫌いだった栗介が唯一受け入れた人物で、近くの小学校で先生をしていたんですって。栗介が亡くなった後、定子は実家に戻り、それから50年間この別荘には誰も足を踏み入れなかったとのこと。でも来月には取り壊しが決まっていたので、博士はその前に子供たちと宝探しをしようと計画したんですね。
コナンの鋭い観察眼!別荘の不思議な謎
さすがコナン、床に刻まれた「モザリサワソデル」という文字にすぐに気づきます。そして博士が目を離した隙に、コナンはあっという間に暗号を解いて宝物を見つけてしまうんです。博士が三日三晩かけて考えた暗号を、コナンはあっさり解読!博士もガッカリするほどでした。
でもコナンは別の謎に気づきます。ベッドの横で埃をかぶった1円玉を発見したんです。この1円玉、普通のものより薄くて小さく、「日本国」ではなく「日本國」と古い字体で表記されていました。1円玉が初めて発行されたのは44年前の1955年。つまり無人のはずの別荘に、誰かが勝手に住み着いていたということなんです!しかも、その人物は手先が器用な老人で、1円玉を精巧に縮小して作っていたようです。
謎の暗号「月と星と太陽」
宝探しをしていた光彦が、花瓶の裏に奇妙な記号を発見します。月や星、太陽と思われる記号がずらりと並んでいて、まるで暗号のよう。さらに蝋燭立ての裏や食器棚の皿の裏にも同じような記号が描かれていました。
コナンはこれをシャーロックホームズの小説に登場する「踊る人形」に見立てた暗号だと考え、胸を高鳴らせます。「わからなければわからねェほど疼くんだ!俺の中の押さえ切れねェ好奇心がな!」というコナンのセリフ、探偵魂が燃えてますよね~。
「モザリサワソデル」の暗号解読
元太と光彦に急かされたコナンは、「モザリサワソデル」の暗号解読法を教えます。これを50音順の後ろへひとつずつズラして読むと「ヤジルシヲタドレ」になるんです。つまり「矢印をたどれ」という意味でした。
矢印を探す子供たち。でもなかなか見つかりません。そこでコナンは部屋に入った時に最初に目についた時計に注目します。この時計、長針も短針も6時半のところで不自然に止まっていて、普通なら長針と短針はズレるはずなのに重なっている。これは誰かが故意に針をいじった証拠で、この時計の針こそが矢印の出発点だったんです!
壊された宝物の謎
時計の下を調べた歩美は、トランプが散らばっていることに気づきます。そして最終的に見つけた宝物の箱の中身は…なんとズタズタに壊されたおもちゃでした!
歩美は綿が飛び出したクマのぬいぐるみを抱きしめ「ひどいよね。ナイフでズタズタにするなんて…」と悲しそう。光彦は「きっと、これを隠した人物が僕たちを脅かそうとして…」と言いますが、コナンは「ちがうよ。博士はそんなことしない」と断言します。
つまり、博士が玩具を隠してから今日までの間に、何者かが別荘に侵入し、博士の残した暗号を解いて木箱を発見。しかし中身が玩具だったことに腹を立て、ナイフでそれらを切り刻んだのです。コナンはこの別荘には本当に宝物が眠っていて、それを狙っている人物がいると考えます。
暗号の謎が深まる
その後、暗号が描かれたものが次々と発見されていきます。トランプ、仏語辞典、レコード、飛行機、ワイングラス、肖像画、カラクリ人形…最初に見つかった皿、ろうそく立て、花びんと合わせて全部で10個もありました。
コナンは日記や手紙のようなものがないか博士に尋ねます。すると博士は5、6年前に伯母の定子に見せてもらった手紙にも同じ暗号が描かれていたことを思い出します。定子は差出人不明の妙な手紙が10年ほど前から毎年送られてきて、気味が悪いと言っていたそうです。
その手紙の内容は全部ひらがなで「せんせいこんにちは」や「からだにきをつけてね」といった文章。そして文章の周りに月、星、太陽の図形が描かれていたんです。博士はその手紙の謎を解明するため、工藤優作(新一の父親)に見てもらったと言います。
優作はわずか数分で暗号を解読し、「実に楽しかった」と感想を述べたそうです。さらに「博士はまさに太陽のような人だ」という意味深な言葉も残しました。
これを聞いたコナンは、この暗号はひらがなの可能性が高いと推理します。手紙が全てひらがなで描かれていたのは、周りの図形をひらがなで読めというキーワードだったのです。そして定子に手紙を送ったのは、定子以外の人に暗号のことを知られたくなかったため。この時、博士は定子が「変なやつが郵便受けを覗いていた」と言っていたことを思い出します。
次回への期待!
ここで前編は終了。後編では一体どんな展開が待っているのでしょうか?コナンは父・優作と同じように暗号を解読できるのか?別荘に隠された本当の宝物とは?そして1円玉を精巧に作っていた老人の正体は?次回の「月と星と太陽の秘密(後編)」が楽しみですね!
私はこういう暗号解読系の話が大好きなんですよ。特に「モザリサワソデル」を「ヤジルシヲタドレ」に変換する方法は、子供でも理解できる簡単な暗号なのに、なかなか気づかないところがミソですよね。皆さんも是非、お子さんと一緒に暗号解読に挑戦してみてください!
次回は164話「月と星と太陽の秘密(後編)」のネタバレを書いていきますので、お楽しみに!コナンがどうやって暗号を解くのか、ワクワクしながら待ちましょう!
50代男性/会社員 この回は暗号解読の面白さが詰まっていて、何度見ても楽しめます。特に工藤優作とコナンの推理力の共通点が垣間見える点が良いですね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!「為せば成る」の精神で、これからもコナン記事を書き続けていきますよ~!
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