こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も皆さんにコナンの面白いエピソードをお届けします。実は我が家の娘がコナンにハマり始めたのをきっかけに、私も50歳からコナンの世界に足を踏み入れたんですよね。今では家族で一緒に楽しんでいます。さて今回は、第198話「スーパーカーの罠(後編)」についてネタバレ解説していきますよ!
スーパーカー事件のあらすじ
まずは簡単にあらすじをおさらいしましょう。この話は前編(第197話)からの続きになります。小五郎が町内会の福引きで一等を当て、蘭とコナンを連れて伊豆高原の霧ヶ峰ホテルにやってきました。このホテルの社長・寺泉はカーマニアで、ヒストリックカーの展示場のオープン前日だったんです。
ところが、集まった大竹、相良、亀岡という人物たちは、寺泉に大切な愛車を騙し取られたと言い出します。そして翌朝、寺泉はなんと愛車の運転席で遺体となって発見されてしまったんです!ショッキングですよね。
事件の調査が始まる
横溝刑事たち警察が駆けつけ、捜査が始まりました。検死官の報告によると、死因は排気ガスによる一酸化炭素中毒で、死亡推定時刻は午前9時から10時の間とのこと。小五郎は9時過ぎに寺泉の携帯に電話した時のことを説明します。
あの時、寺泉は苦しそうな声で「真っ暗でここがどこかわからない」と言っていたんですよね。横溝刑事は、その時すでに中毒症状が起きていたと考えました。となると、寺泉は9時より前に駐車場にいたことになります。
小五郎は、運転席の窓が少しだけ開いていることについて、排気ガスを吸って苦しくなった寺泉が無我夢中で開けたと推測します。その後、コナンは排気管の下の地面にコールタールが付着していることに気づきました。これは燃料が不完全燃焼してできる油状物質なんですが、不自然なほど直線的に途切れているんです。何かおかしいと思いませんか?
関係者のアリバイ確認
横溝刑事は関係者たちのアリバイを確認することにしました。大竹と亀岡は、小五郎が寺泉に電話をかけた時からずっと小五郎と一緒にいたと証言。勝呂は、小五郎たちと離れたのはセレモニーの準備をしていた10時ちょうどから5分間だけだと証言しています。
ここでコナンは、昨日相良がバルコニーで話している内容を聞いてしまったと告白します。あの時、相良は「最後のチャンス」や「計画通りやる」など電話で話していました。それについて相良は、友人に借りた金で寺泉から車を取り返すつもりだったと説明しました。相良がドライブだと言っていたのは、実は東京の友人に金を借りに行っていたんです。
こうして関係者たちのアリバイが成立し、小五郎は不運な事故と決めつけます。でも、コナンはまだ何か引っかかるものを感じていました。
決定的な証言
その後、ディーノは展示場に移動されることになりました。コナンは、ディーノのヘッドライトカバーの傷について黒岩に尋ねます。黒岩は、昨日は傷などなく、もし寺泉がぶつけたのならすぐに修理に出せと大騒ぎになったはずだと言います。
ここで野田は、10時少し前に駐車場を見回ったが、寺泉の車は停まっていなかったと証言。霧でよく見えなかったが、グレーのような色をした車が停まっていただけだというんです。その車はエンジンがかかったままでしたが、ディーノのエンジン音とは異なる音だったそうです。
コナンは野田にあることを確認し、今回の事件が殺人であること、そしてその犯人の正体を見破りました!ここからが本当の見どころですよ!
コナンの推理ショー
金を返し終えた相良は、愛車のベンツに乗って帰ると言い出しました。そこでコナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めました。
寺泉が亡くなったのは事故ではなく、計画的な殺人だったんです!先ほど野田は、駐車場を見回った時には寺泉の車は停まっていなかったと言っていました。実はその時、駐車場にはすでにディーノが停まっていたんです。車体の色とエンジン音が違ったため、野田は「寺泉の車じゃない」と勘違いしてしまったのです。
巧妙な殺人トリック
まず犯人は、駐車場に戻って来た寺泉を薬で眠らせてディーノの運転席に座らせました。そして窓ガラスを少し開け、エンジンをかけたままの車をカバーで覆ったんです。この時、排気ガスが外に逃げないようにカバーは地面にピッタリつけておきます。寺泉が「真っ暗でここがどこかわからない」と言ったのは、車にカバーがかけられていたためなんですね。
そして、排気ガスはカバーの内側に溜まって行き、開けられた窓から車内に入り込み、寺泉を中毒死させました。あとは頃合いを見て車のカバーを外してしまえば完全犯罪が成立するはずでした。
ところが、ここで犯人の予想外のことが起きてしまいました。1つは、野田にカバーをかけた車を見られてしまったこと。そしてもう1つは蘭の悲鳴です。あの時、車のカバーを外していた犯人は、蘭の悲鳴を聞いて気が動転し、窓を閉め忘れてしまったのです。
犯人の正体
つまり犯人は、あの時蘭のもとへ一人遅れて駆けつけた人物。犯人は、勝呂久志です!
昨日の夕食時、小五郎はワインをこぼして勝呂のズボンにかけてしまいました。しかしそのあと、ルームサービスを運んできた勝呂のズボンに染みはなく、勝呂は「ズボンを穿き替えた」と言っていました。それが今、なぜか勝呂は染みのついたズボンを穿いています。
実は勝呂は、穿き替えたズボンを寺泉の車を霧の中で止めた際に破いてしまったため、再び元のズボンに戻していたんです。これが決定的な証拠となりました。
犯人の動機
勝呂は自白します。「それだけのことだと!?そこらの金持ちの道楽と一緒にしないでくれ。廃車寸前で手に入れたあの車を、食うものも食わずにコツコツと磨き込んであそこまでにしたんだ!それを、寺泉は…」
そう、勝呂もまた寺泉に大切な車を騙し取られた被害者の一人だったんです。他の人たちと同様に、寺泉への復讐を果たそうとしたわけですね。
エピローグ
こうして事件は見事解決し、コナンたちは駅へ向かって山を降りていきました。
「行きは楽しかったけど、帰りはなんだか疲れるわね…」と蘭が言うと、小五郎は「行きはよいよい帰りは怖いってな~」と返します。
「ねえ、お父さん。もしかして、横溝刑事に送ってもらえばよかったんじゃない?」という蘭の発言を聞いた小五郎はハッとし、なぜ横溝刑事は声をかけてくれなかったんだと激怒しました。
「あの野郎ォ!もう絶対協力しねェぞー!」と叫ぶ小五郎。いつもの調子に戻ったようですね(笑)
カズオの感想
このエピソードは、トリックがとても巧妙で面白かったですね!車のカバーを使って排気ガスを閉じ込めるという方法は、なるほど!と思わせるものがありました。ただ、実際にやるとなるとかなりリスキーな方法かもしれません。寺泉が途中で目を覚まして逃げ出したり、カバーの隙間から排気ガスが漏れたりする可能性もありますからね。
それと、この話には都市伝説があるらしく、このトリックが韓国で実際に使用された事件があったという噂もあるようです。真相は分かりませんが、フィクションとして楽しむ分には十分面白い内容でした。
また、小五郎がワインをこぼしたことが事件解決の決め手になるという展開も、コナンらしい伏線の回収だと思います。日常の些細な出来事が事件解決につながるというのは、コナンの醍醐味ですよね!
次回予想
次回は第199話「容疑者・毛利小五郎(前編)」です。タイトルからして小五郎が容疑者になってしまうようですね!軽井沢のホテルで蘭の母・英理と出会い、英理の後輩弁護士・碓氷律子が殺害されるという事件が起きるようです。しかも碓氷のベッドの中で小五郎が眠りこけていたという状況から、小五郎が容疑者になってしまうようですね。
小五郎の無実を証明するために、英理が活躍する展開になりそうです。夫婦の絆が試される事件、とても楽しみですね!
皆さんはこのスーパーカー事件のトリックについてどう思いましたか?感想やご意見があればぜひコメント欄でシェアしてくださいね。それでは、また次回のコナン解説でお会いしましょう!
50代男性/会社員 このエピソードは息子と一緒に見ました。車のカバーを使ったトリックが斬新で、「なるほど!」と思わせられました。コナンの推理力には毎回感心します。
40代女性/主婦 寺泉社長が「真っ暗でここがどこかわからない」と言っていた理由がカバーだったとは!伏線の回収が見事でした。勝呂さんの動機も理解できるけど、やっぱり殺人はダメですね。
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