こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も元気にコナン考察をお届けします!最近、娘がコナンにどハマりしていて、「パパも見てよ~」と言われるうちに、すっかり50歳のオッサンである私もコナンの魅力にハマってしまいました。今回は第111話「料理教室殺人事件(後編)」について詳しく振り返っていきたいと思います。前編からの続きですが、この事件の真相はなかなか興味深いものでしたよ!
料理教室殺人事件のあらすじ
さてさて、まずは簡単にあらすじをおさらいしておきましょうか。この話は前編(第110話)からの続きで、蘭が友達の園子の代わりに参加した料理教室で起きた殺人事件です。有名な料理研究家である上森美智先生が、突然の停電の間に背中を何者かに刺されて殺害されてしまうんですよね。
前編では、犯人が氷と重りを使って配電盤のブレーカーを落とす仕掛けをしていたことが判明。そして捜査の結果、内部の人間の犯行であることが分かりました。容疑者は授業に参加していた3人の生徒と助手の祐子の計4人。みんな上森先生に何らかの恨みを持っていたようで…。
謎の凶器と意外な真相
後編の冒頭では、教室の棚にあった金串(きんぐし)が凶器ではないかと疑われます。祐子によると昨夜は10本あったはずなのに、目暮警部が数えると9本しかない!でも、コナンが気づいたのは窓際の植木鉢に刺さっていた金串。これは美智先生が前日に添え木として使ったものだったんですよね。
そして病院からの連絡で、美智先生の傷の深さは5センチ、傷口の直径は1ミリ以下だということが判明します。つまり、凶器は金串やアイスピックではなく、もっと細い針のようなものだったんです!
コナンの推理が冴える瞬間
コナンは外に出て男子トイレの窓の下を調べると、なんとコンタクトレンズのケースを発見!そして、ある人物の作りかけの料理の中からコンタクトレンズも見つけます。これが事件解決の決定的な証拠になるんですよね。
目暮警部は凶器が縫い針だと判断し、容疑者たちの身体検査を行うことに。コナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、いつものように蝶ネクタイ型変声機で「眠りの小五郎」として推理を披露します。
犯人の正体と巧妙なトリック
上森美智先生を殺害した犯人は、フランス料理シェフの西谷宏明でした!彼のトリックはなかなか巧妙で、授業の始まる10分ほど前にトイレに行き、サングラスのような黒っぽいコンタクトレンズをはめていたんです。これで暗闇に目を慣れさせておいたわけですね。
トイレから出た西谷は蘭とすれ違いますが、黒いコンタクトをつけていたため、蘭と祐子を間違えてしまいます。これが後の証拠となるんですよ。
特殊なコンタクトレンズの謎
ここで興味深いのは、コナンが説明する特殊なコンタクトレンズについての知識です。日本ではコンタクトレンズは医薬品として扱われるため、可視光線透過率(光を通す基準)が決められていて、サングラスのように透過率が低いレンズを販売することは禁止されているんだそうです。
でも、ドラマやCMで使うために瞳孔部分を着色したレンズを特注することはあるんだとか。西谷はそういった特殊なレンズを入手して使ったわけですね。なるほど~、さすがコナン君、コンタクトレンズの知識まで持ってるなんてスゴイよね!
凶器の正体と犯行の手口
凶器に使われたのは、やはり縫い針でした。でも、針を5センチも刺すと抜けなくなる恐れがあります。そこで西谷は針に糸を通し、指ぬきの代わりに自分の右手人差し指にはめていた指輪を使ったんです。
犯行の流れはこうです。西谷は黒いコンタクトで目を暗闇に慣れさせておき、停電が起きた瞬間に素早くレンズを外し、ガラス戸を開けて美智先生の背中を刺したんですね。犯行後は証拠が残らないように糸はレンジの炎で処分したと思われます。
決定的な証拠
西谷の犯行を決定づけた証拠は以下の3つでした:
- トイレの窓の外に落ちていたコンタクトレンズのケース
- 西谷の調理台のボールの中から発見されたコンタクトレンズ
- 西谷のボールペンの中に隠されていた凶器の縫い針
特にボールペンの芯の中に隠された縫い針は、決定的な証拠となりましたね。犯人はそこまで考えていたのか~と感心してしまいます。でも、コナンの鋭い観察眼には敵わなかったというわけです。
犯行の動機と悲しい結末
西谷の犯行動機は2つありました。1つは上森美智先生から経済的援助を打ち切られた恨み。もう1つは、美智先生にレシピを奪われた祐子のためという、ある意味純愛(?)的な動機です。西谷は長い間、祐子のことが好きだったんですね。
しかし皮肉なことに、祐子自身は復讐なんて望んでいませんでした。彼女は自分の実力で美智先生を超えようと意気込んでいたんです。西谷の一方的な感情による犯行だったわけですね。
復讐をしたって喜ばない!
この言葉が示すように、他人のために行う復讐は、結局はお節介以外の何物でもないのかもしれませんね。深く考えさせられる事件でした。
視聴者の反応と評価
この「料理教室殺人事件」は、派手さはないものの、ミステリーとして確かなクオリティを持つ「隠れた名作」と評価されているようです。特に犯人が施した下準備や使用した凶器が印象に残るエピソードとして、コナンファンの間では高く評価されています。
40代男性/会社員 難易度の高い犯行を成功させるために犯人が施した下準備が見事でした。特に黒いコンタクトレンズを使うアイデアは斬新!コナンらしい論理的な推理が光る回でした。
30代女性/主婦 この回に登場する小宮山祐子が名探偵コナン史上屈指の美人キャラだと思います。残念ながらこの回以降は登場しないのが惜しいですね。
個人的な感想と次回への期待
私個人としては、この事件の凶器のアイデアがとても印象に残りました。縫い針に糸を通して刺し、指輪を指ぬき代わりに使うというのは、なかなか思いつかないアイデアですよね。また、黒いコンタクトレンズで暗闇に目を慣れさせておくというトリックも秀逸でした。
コナンの推理力はもちろんですが、犯人のアイデアや工夫も見どころの一つですね。そして、一方的な感情で犯行に及んだ西谷と、自力で成長しようとしていた祐子のコントラストも印象的でした。
次回第112話は「帝丹小7不思議事件」です。タイトルからして学校を舞台にした怪奇的な事件のようですね。コナンと少年探偵団の活躍が期待できそうです!次回も楽しみにしていてくださいね!
それでは、また次回のコナン考察でお会いしましょう!「為せば成る」の精神で、これからもコナンの謎に挑戦していきます!
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