こんにちは!『カズオブログ』管理人のカズオです。最近、娘がコナンにハマり始めたのをきっかけに、私も50歳にして名探偵コナンの世界に足を踏み入れました。今回は第45話「顔パック殺人事件」について詳しく振り返ってみたいと思います。
この記事では、アニメ第45話のあらすじからネタバレ、そして私なりの感想まで余すところなくお伝えします。コナンファンの皆さん、一緒に事件の真相に迫りましょう!
名探偵コナン第45話「顔パック殺人事件」のあらすじ
さてさて、第45話は1997年1月27日に放送された「顔パック殺人事件」。この回のオープニングテーマは「Feel Your Heart」(VELVET GARDEN)、エンディングテーマは「迷宮のラヴァーズ」(heath)でした。懐かしいですねぇ。
事件の発端:警報装置の作動
物語は、ある高級住宅街にある児島邸で警報装置が作動したところから始まります。駆けつけた米花警備のガードマンが呼び鈴を鳴らすも応答がなく、やむを得ず合鍵を使おうとした時、女主人の児島郁子が顔にパックをつけたまま出てきました。
郁子は顔パック中だったため応答が遅れたと説明し、庭に猫が入り込んだことで警報が誤作動したと判断されました。ガードマンは郁子の無事を確認して引き上げていきます。
小五郎の危うい交通事故
その後、午後9時41分。中華料理店「双龍飯」で夕食を済ませたコナン、小五郎、蘭は帰り道を歩いていました。沖野ヨーコのドラマを見るために急いでいた小五郎は、確認もせずに道路を横断し始め、ちょうど走ってきた車とぶつかりそうになります。
車は急ブレーキで停車し、運転手のTM証券勤務の泉武雄が謝罪しようとしたところ、目暮警部から電話がかかってきました。泉が殺人事件の参考人だと知った小五郎は、泉を連れて現場に向かうことになります。
児島邸の惨劇
児島邸に到着すると、リビングではガウン姿で顔にパックをしたまま絞殺された郁子の遺体が発見されていました。別室には被害者の一人娘の児島千尋と第一発見者の吉岡十郎がいました。
目暮警部は防犯カメラの映像を見せ、泉が児島邸を訪れた記録があったため呼び出したと説明します。映像には時間も記録されていて、泉の訪問は午後8時、退出は8時40分でした。
その後、8時50分に訪れた千尋は「この時、母はまだ生きていた」と証言し、9時ちょうどに訪れたガードマンも郁子の無事を確認しています。9時10分に千尋が帰った後、9時20分に訪れた吉岡が遺体を発見し、9時31分に警察に通報しました。
もし千尋の証言が正しければ、死亡推定時刻は9時10分から20分の間となり、9時40分頃に米花町で小五郎たちと一緒にいた泉には犯行は不可能となります。容疑者は千尋と吉岡の2人に絞られました。
コナンの推理:事件の真相
不自然な行動と遺体の違和感
コナンは防犯カメラの映像を見て、吉岡が遺体発見から通報までの10分間何をしていたのか、また出る時に封筒のようなものを持っていたことに疑問を抱きます。
追及された吉岡は、郁子に握られていた横領の証拠を探すのに時間がかかり、その証拠を車に隠したことを白状しました。しかし、コナンは吉岡が犯人とは思えず、さらなる手掛かりを求めてリビングへ向かいます。
そこで蘭が、口を大きく開けているのに全然シワが寄っていない郁子の顔の不自然さを指摘。これを聞いたコナンは、遺体が顔パックをしていた理由を突き止め、「これは本当のデスマスクだったんだ!」と事件の真相を見破ります。
顔パックの謎
コナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で推理ショーを始めます。
郁子がガウンを着て顔パックをつけたまま客人を迎えるのは不自然です。さらに、首を絞められて殺害されたにしては顔パックにシワが寄っていないのも妙でした。警官がパックを外すと、郁子の素顔には複数のシワが見られました。
これは、被害者が亡くなった後で誰かに顔パックをさせられたことを意味します。さらに、ガードマンの証言によると、応対した郁子は真っ白なパックの下に紫色の派手な口紅をしていたとのこと。
通常、顔パックは顔を洗って化粧を落とした後にするもの。それなのに口紅をつけていたということは、誰かが顔パックをつけて郁子に成りすましていたとしか考えられません。容疑者の中で口紅をつけていたのは娘の千尋だけです。
犯人の正体
しかし、千尋は犯人ではありませんでした。彼女が訪ねてきた時、郁子はすでに亡くなっていて、母親の遺体を前にして驚いていると警報装置が誤作動し、ガードマンが訪ねてきました。
自分が犯人にされると焦った千尋は、ガウンを着て顔にパックをし、母親に成りすましてガードマンの応対をしたのです。慌てていたため口紅をつけたまま応対してしまいました。
真犯人は泉武雄でした。千尋の偽装工作が被害者の死亡推定時刻をズラし、皮肉にも泉のアリバイを作ってしまったのです。千尋の証言が正しければ、犯行時刻は8時50分より前となり、泉にも犯行は可能です。
決定的な証拠は、泉のズボンの折り返しに挟まっていた郁子の右目のコンタクトレンズでした。郁子を殺害した時、右目のコンタクトが泉のズボンに入ってしまったのです。
動機は、郁子に言われた通りに投資したのに損失が出た途端に全ての責任を押し付けられ、さらに郁子がその損失を泉の両親に全額負担させ、両親は住んでいる土地を売却せざるを得なくなったことでした。
エピローグ:事件解決後
事件解決後、目暮警部は「君が警察を辞めたのは大きな損失だったよ」と小五郎を褒め称えます。珍しく褒められて大喜びした小五郎は、解決祝いとしてコナンと蘭をごはんに連れて行くことに。
蘭は「どうせまたラーメンでしょ?」とため息をつきますが、小五郎はそれを否定。コナンと蘭がラーメン以外の食事かと期待すると、小五郎は「チャーシュー麺で解決祝い!」と一人で盛り上がるのでした。
第45話の登場人物と声優
キャラクター | 声優 | 役柄 |
---|---|---|
江戸川コナン | 高山みなみ | 小学生の姿になった主人公 |
毛利蘭 | 山崎和佳奈 | 新一(コナン)の幼馴染み |
毛利小五郎 | 神谷明 | 毛利探偵事務所の主人 |
目暮十三 | 茶風林 | 警視庁捜査一課強行犯三係の警部 |
児島郁子 | 秋元千賀子 | 50歳、女性実業家、被害者 |
児島千尋 | 小山田詩乃 | 28歳、郁子の一人娘 |
泉武雄 | 石川禅 | 25歳、TM証券米花営業所勤務、犯人 |
吉岡十郎 | 福田信昭 | 48歳、郁子の会社の専務 |
カズオの感想:顔パックの恐怖
この回を見て、顔パックってこんなに怖いものだったのか!と驚きました。ガードマンの対応をする千尋の顔パック姿は、まるでホラー映画のワンシーンのようでゾクゾクしましたね。
それにしても、千尋の「余計な工作」が結果的に犯人のアリバイを作ってしまうという皮肉な展開は、コナンらしい緻密なストーリー構成だと思います。焦った時の行動が思わぬ結果を招くというのは、リアルな心理描写ですよね。
50代男性/会社員
顔パックシーンは本当に怖かった!子どもと一緒に見ていたけど、子どもが「怖い!」と言って目を覆っていました。でも事件の真相は納得。泉の動機も理解できる部分があって、コナンの事件は「悪人」だけでなく「追い詰められた人間」の心理もよく描いていると思います。
また、小五郎が「チャーシュー麺で解決祝い!」と言うオチも、コナンらしいユーモアですね。蘭とコナンのガッカリした表情が目に浮かびます。
アニメ名探偵コナンを視聴する方法
現在、アニメ名探偵コナンは動画配信サービスで視聴することができます。月額料金を払えば、第1話から最新話まで見放題のサービスもあります。
私の場合は、娘と一緒に定期的に見返すために、配信サービスに登録しています。スマホ、タブレット、パソコン、テレビなど様々な機器で視聴できるので、家族それぞれの好きな時間に楽しめるのが嬉しいですね。
ちなみに、この第45話は1997年1月27日(月)に放送された回ですが、20年以上経った今見ても全然色あせていないのがスゴイところ。時代を超えて楽しめる名作だと思います。
次回予告:第46話「雪山山荘殺人事件」
次回は「雪山山荘殺人事件」です。タイトルからして、雪山の閉ざされた山荘で起きる密室殺人事件のようですね。コナンたちが雪山で遭遇する事件、どんな展開になるのか今から楽しみです!
雪山という閉鎖空間での事件は、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」のような古典的なミステリーの要素がありそうで、ワクワクします。次回も娘と一緒に見て、感想をシェアしたいと思います。
皆さんも是非、コナンの過去の名作エピソードを振り返ってみてくださいね。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
コメント