『カズオブログ』管理人のカズオです。名古屋大学のキャンパスで、国の天然記念物「ニホンカモシカ」らしき動物が目撃されたニュースが話題になっています。
「天然記念物って聞いたことあるけど、どんな動物なの?」「もし自分が遭遇したらどうすればいい?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
今回は、ニホンカモシカの特徴や生態、天然記念物に指定されている理由、そして実際に遭遇したときの対応まで、まとめて確認してみました♪
ニホンカモシカってどんな動物?
ニホンカモシカは、名前に「カモシカ」とありますが、実はシカの仲間ではありません。ウシ科に属する動物で、どちらかといえばヤギやウシに近い存在です。
全身は灰褐色から黒褐色のふさふさした毛で覆われていて、ずんぐりとした体型が特徴です。オスもメスも短い角を持っています。体長はおよそ80cmから110cm程度で、体重は30kgから45kg前後。山地の森林に生息し、日本固有の種です。
シカとの見た目の違いは?
よく混同されますが、ニホンカモシカとニホンジカは全くの別物です。見分けるポイントを確認しておきましょう。
- 体型
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ニホンカモシカはずんぐり丸みがある。シカはスラリとした体型
- 角
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カモシカの角は短くまっすぐ。シカの角は枝分かれする(オスのみ)
- 毛色
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カモシカは灰褐色〜黒褐色。シカは茶褐色で背中に白い斑点がある
- 分類
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カモシカはウシ科。シカはシカ科で全くの別グループ
遠目に見ると似ていることもありますが、体型や角の形で見分けられます。慎重派の私としては、無理に近づいて確認しようとしないのが一番だと思っています。
なぜ天然記念物に指定されているの?
ニホンカモシカは、1955年(昭和30年)に国の特別天然記念物に指定されています。文化財保護法に基づく指定で、文化庁が所管しています。
指定の背景には、かつて毛皮や肉を目的とした乱獲によって個体数が激減したという歴史があります。日本固有の野生動物として保護する必要があると判断され、特別天然記念物として厳重に保護されることになりました。
その後、保護活動が進んだ結果、現在は個体数が回復し、本州・四国・九州の山岳地帯を中心に生息しています。一部では農作物への被害も報告されるほど回復したエリアもあります。
特別天然記念物と天然記念物の違いは?
「天然記念物」の中でも特に重要とされるものが「特別天然記念物」に指定されます。ニホンカモシカはこの特別天然記念物にあたり、保護の優先度が高い存在です。
許可なく捕獲・殺傷・採取することは法律で禁じられています。もし傷ついた個体を見つけた場合でも、勝手に持ち帰ることはできません。自治体や専門機関への連絡が必要です。
なぜ都市部のキャンパスに現れたの?
今回の目撃場所は名古屋市千種区にある名古屋大学のキャンパス内でした。「山の動物なのに、なぜ都会に?」と不思議に思いますよね。
ニホンカモシカは基本的に山岳地帯の森林に生息していますが、近年は個体数の回復にともない、生息域が広がってきているとも指摘されています。また、山から迷い込んだり、山沿いの住宅地から市街地へ移動してしまうケースが各地で報告されています。
カズオ慣れない場所で迷い込んだのかもしれませんね
名古屋大学周辺には東山丘陵など緑地もあるエリアが隣接しており、山地から市街地に入り込んだ可能性が考えられます。ただし、今回の件について大学や行政からの公式発表は現時点では確認できていません。
もしニホンカモシカに遭遇したら?
もし街中や山でニホンカモシカを見かけたとき、どう行動すればいいか確認しておきましょう。
- 無理に近づかず、距離を保つ
- 大きな声や急な動きで驚かせない
- 餌を与えない(法律上も問題になる場合あり)
- 触ったり捕まえようとしない
- 市街地で動けなくなっている場合は自治体へ連絡する
ニホンカモシカは基本的におとなしい動物ですが、追い詰められると角で突いてくることもあります。遭遇しても興奮させないことが大切です。
傷ついた個体を見つけたときは?
もし怪我をしているニホンカモシカを見つけた場合、自分で保護しようとしてはいけません。特別天然記念物のため、勝手に持ち帰ると法律違反になる可能性があります。
お住まいの市区町村の担当窓口(環境や農林担当)か、都道府県の自然保護担当部署に連絡するのが正しい対応です。迷ったらまず自治体へ、と覚えておくとスムーズです。
ニュース後に確認しておきたいこと
今回のニュースをきっかけに、ニホンカモシカという動物の存在を初めて知った方も多いかもしれません。
ニホンカモシカは日本にしかいない固有種で、かつての乱獲から守るために特別天然記念物に指定された、とても貴重な存在です。都市部への出没は珍しいことですが、山沿いの地域では今後も起こりうることです。
もし近くで目撃情報が出たときのために、「近づかない・驚かせない・自治体に連絡する」の3点を頭の片隅に置いておくといいですね。ニホンカモシカについてもっと詳しく知りたい方は、環境省や文化庁の公式ページも参考にしてみてください♪


