こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日は記念すべき名探偵コナンの第200話「容疑者・毛利小五郎(後編)」についてネタバレ解説していきます。実は最近、娘がコナンにハマり始めて、それに引っ張られるように私も50歳にして初めてコナンの世界に足を踏み入れました。これがなかなか面白くてね!今では娘より詳しくなっちゃったかも(笑)
さて、今回は小五郎が殺人容疑者として疑われるという、ファンにとってはドキドキの展開。英理さんの活躍も見どころの一つですよ。それでは早速、事件の詳細を振り返っていきましょう!
事件の概要と登場人物
まずは事件の概要と登場人物をおさらいしておきましょう。この話は前編と後編に分かれていて、第199話「容疑者・毛利小五郎(前編)」から続いています。
コナン、小五郎、蘭は夏の暑さを避けるために軽井沢のホテルに来ていました。そこで偶然、小五郎の別居中の妻・妃英理と出会います。英理は弁護士仲間の佐久、律子、塩沢、三笠と一緒に旅行に来ていたんですね。
その夜、酔って戻ってこない小五郎を探していると、密室内で死亡している律子を発見。しかも現場の部屋には小五郎が眠っていたんです!これはマズイ!当然、小五郎は重要参考人として警察に連行されてしまいました。
主な登場人物
- 江戸川コナン
- 毛利小五郎(容疑者)
- 毛利蘭
- 妃英理(小五郎の別居中の妻)
- 碓氷律子(被害者・弁護士)
- 佐久法史(弁護士)
- 塩沢(弁護士)
- 三笠(弁護士)
- 山村刑事(群馬県警)
- 林(弁護士・電話で登場)
事件の謎と手がかり
第200話では、小五郎が容疑者として連行された後の展開が描かれます。英理とコナンは小五郎の無実を証明するために事件の調査を始めます。
山村刑事(なんとこの人、群馬県警なのに長野県の軽井沢に来ていたんですよ。県境だからという理由でしたが、ちょっと強引ですよね)は、律子の部屋のドアに貼られていた「すみません、お金はちゃんと払いますとお伝えください」と歪な文字で書かれたメモ用紙について考えています。
英理は律子と林に面識がないのは確かで、お金の流れがあるはずがないと主張します。しかし、ゴミ箱に捨てられたメモとボーイの証言から、2人が明日の2時に会う約束をしたのは間違いなさそうです。
決定的な証拠と小五郎の窮地
事態はどんどん悪化していきます。凶器の電話コードから小五郎の指紋が検出されたんです!さらに、バーで酔って被害者に言い寄る小五郎の姿も目撃されていて、山村刑事は「十中八九、小五郎が犯人で間違いない」と断言します。
英理は小五郎の手にコードの跡がついていなかったと訴えますが、山村刑事は「名探偵なら跡が残らない工夫をしたのだ」と推理。このままでは本当に小五郎が犯人にされてしまいそうです。
コナンはドアのところで変なものを見つけたと指摘します。それは結び目のついた3センチぐらいの細い糸で、ひしゃげて飛んだチェーンロックの鎖の欠片と一緒に落ちていたものです。
英理はひしゃげた鎖の欠片に奇妙な跡がついていることに気づき、密室のトリックを見抜きました。コナンも英理も、犯人が電話コードを凶器に使った理由、小五郎の携帯をドア口に置いた理由、ドアのノブに札を掛けた意図、そして犯人の目星もつけていました。
密室トリックの解明
英理は音楽を聴いていないと考えがまとまらないと言い、蘭にMDを借りました。しかし、英理はMDの操作を間違え、録音ボタンを押してしまいました。この英理の様子を見ていたコナンは、それをヒントに手掛かりを見つけます。
机の上に置かれていたメニューを見て、犯人がドアに貼ったメモの意味を見抜いたのです。コナンはそれを遠回しに英理に伝えました。
その後、小五郎の弁護人として警察署へ行っていた佐久が戻ってきました。小五郎はかなり酔っていて何故律子の部屋にいたかさえ覚えていないと言い張っているようです。
犯人を罠にかける作戦
英理は相談があると言って佐久を連れ出し、先に律子の部屋に行っていて欲しいと伝えます。佐久はドアの前に2人分のハヤシライスが置いてある部屋へと入ります。その部屋にはコナンがいました。
コナンは英理が密室のトリックを見破ったことを伝えます。遺体発見時、部屋のドアにはチェーンロックがかかっていました。そのため、佐久がドアに体当たりしてチェーンロックを外したのです。
しかし、その鎖が最初から切られていて、切れた鎖の両端が糸で結ばれているだけだったとしたら、これは密室とは言えません。そして体当たりでドアを強引に破れば、糸は切れて鎖が2つに分かれ、傍にいたコナンたちにはまるでチェーンロックが内側からしっかりかけられていたように見えるというわけです。
真犯人の正体と動機
遅れてやってきた英理は、佐久に推理を言い聞かせます。犯人は、佐久法史です!
小五郎の携帯をベッドから離してドア口に置き、ドアの外側のノブに「起こさないで下さい」という札をかけて呼び鈴を押させないようにしたのは、酔ってベッドで眠っていた小五郎を起こさないためです。もし小五郎が起きてしまえば、内側からチェーンロックを外され、糸で鎖を繋いでいることがバレてしまいます。
そして、佐久が犯人だという証拠は、彼が今この部屋にいることです。「よくわかったわね。ここが彼女の部屋だって」と英理が言うと、「そりゃあわかりますよ。だって、部屋の前にハヤシライスが…」と佐久は答えます。
実は律子を殺害したあと、佐久が室内でチェーンロックのトリックを仕掛けている最中に呼び鈴が鳴りました。ドアの覗き穴から確認すると、そこにはボーイが立っていて、机の上には「ハヤシ2」のメモが置かれていました。
このメモは、林弁護士のことではなく、「ハヤシライス2人前」という意味だったんです!佐久はこのことを知っていたため、ハヤシライスが置いてある部屋が律子の部屋だと思い込んでしまいました。これが決定的な証拠となり、佐久は犯行を自白したのでした。
佐久の犯行動機
佐久は自殺する人間が部屋に男を連れ込み、仲良くハヤシライスを頼むわけがないと思い、絞殺に切り替えて小五郎に罪を被せようとしたのです。彼は裁判に関わる何らかの理由で律子を殺害する必要があったようです。
エピローグ – 小五郎と英理の関係
事件解決後、小五郎は英理に感謝の気持ちを伝えようとします。「悪かったな、英理。信じてたよ、お前なら俺の無実を晴らしてくれるって。そいやぁ蘭の料理にもそろそろ飽きてきてなァ、お前の一風変わった味が懐かしいっつうか、その…、そろそろ戻ってきてくれねェか。限界なんだよ…」
しかし、英理は何の反応も見せず、ジッと新聞を見つめています。小五郎は英理の肩を掴み、「おい!聞いてんのか」と怒鳴り散らします。すると、英理の耳にはイヤホンが…。
英理はイヤホンを外し、怪訝な目つきで小五郎を睨みつけます。そこへ蘭とコナンが駆けつけ、何を話しているのか尋ねます。
「弁護士の女王様の割には、最愛の夫の無実を晴らすのにちんたらしてたなーって」
「あら、最愛じゃなくて最悪の間違いじゃなくて?ま、これに懲りてお酒は控えるのね。セクハラ髭おやじさん」
「なんだとォ!?」
相変わらずの夫婦喧嘩で終わる小五郎と英理ですが、お互いを思いやる気持ちは変わっていないようですね。
第200話のポイントと見どころ
この第200話は、名探偵コナンの記念すべき200話目として放送されました。2000年7月24日の放送で、OPテーマは「ミステリアス・アイズ」(ガーネットクロウ)、EDテーマは「シークレット・オブ・マイ・ハート」(倉木麻衣)でした。
この話の見どころは何といっても、小五郎が容疑者として疑われるという異例の展開と、妃英理の活躍です。普段は別居中の夫婦ですが、いざという時には英理が小五郎の無実を信じて行動する姿が印象的でした。
また、密室トリックも秀逸で、チェーンロックを糸で繋いでおくという単純ながらも効果的なトリックは、コナンらしい謎解きの妙を感じさせます。
視聴者の感想
男性/40代前半/会社員 「小五郎が容疑者になるという展開が新鮮でした。英理さんの活躍も素晴らしく、別居中とはいえ夫婦の絆を感じる話でした。」
女性/30代後半/主婦 「密室トリックがシンプルで分かりやすかったです。最後の小五郎と英理のやり取りが微笑ましくて好きなシーンです。」
私自身も、この話は特に印象に残っています。小五郎と英理の関係性が垣間見える貴重な回ですし、英理の推理力の高さも光っていましたね。娘と一緒に見ていて、「お母さんみたいだね」と言われて、妻に睨まれたのは内緒の話です(笑)
次回予告
次回の第201話は「10人目の乗客(前編)」です。コナンたちが乗り合わせた列車で起こる新たな事件。密室の中で起こる殺人事件に、コナンはどう立ち向かうのでしょうか?また新たな推理が楽しみですね!
皆さん、いかがでしたか?名探偵コナンの第200話「容疑者・毛利小五郎(後編)」のネタバレ解説でした。これからも娘と一緒にコナンを楽しみながら、ブログでも感想や考察を書いていきたいと思います。「為せば成る」の精神で、これからも丁寧に記事を書いていきますので、またお越しくださいね!
それでは、次回の記事でお会いしましょう!カズオでした!
コメント