こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も元気にコナン考察をお届けします。最近、うちの娘がコナンにハマってきて、「パパも一緒に見よう!」って誘われたのがきっかけで、まさかの50歳からのコナンデビュー。今では娘より詳しくなっちゃったかも(笑)。
さて今回は、第173話「よみがえる死の伝言(後編)」について詳しく振り返ってみたいと思います。スケートリンクでの殺人事件、血文字の謎、そして意外な犯人の正体…ワクワクしますよね!それではさっそく見ていきましょう!
第173話の基本情報
まずは基本情報から整理しておきましょう。この回は1999年12月13日に放送された「よみがえる死の伝言(ダイイング・メッセージ)」の後編です。前編の第172話から続く物語になります。
OPテーマは「ミステリアス・アイズ」(ガーネットクロウ)、EDテーマは「Free Magic」(WAG)でした。懐かしいですねぇ。この頃のコナンの雰囲気って独特で好きなんですよね。
前編(172話)のあらすじおさらい
話の流れを理解するために、まずは前編のおさらいをしておきましょう。コナン、蘭、園子の3人は、トロピカルランドのスケートリンクで花火大会を待っていました。そこで彼らはクレー射撃の仲間だという5人組と知り合います。
- 伊丹千尋(被害者)
- 三沢康治
- 佐野泉
- 小松頼子
- 織田國友
花火大会を待っている間、寒さに耐えきれなくなった園子がトイレに行くと、そこで悲鳴を上げます。コナンが駆けつけると、伊丹千尋がショットガンで胸を撃ち抜かれて絶命していました。
遺体の近くには血で「S」という文字が書かれていたため、小五郎は「S」が頭文字の佐野泉が犯人だと推理します。でも、被害者は心臓を撃ち抜かれて即死状態。死んだ後に自分の血で文字を書くなんてできるはずがないんですよね。
さらに、千尋の携帯電話には「KIX」という謎の文字が残されていました。この謎を解くために、コナンの推理が始まります!
173話の詳細なあらすじ
事件の謎解きが始まる
コナンは園子に花火の音について尋ねます。園子は「ピューって音がして、ドォーンって大きな音が1発した」と答えました。これが重要なヒントになるんですよね。
その後、コナンは三沢たちの会話を聞いて、千尋が「織田だけ仲間外れ」と言っていた意味に気づきます。そして、トイレの中で決定的な証拠を発見!犯行に使われたトリックと犯人の正体を見破りました。
スケートリンクとトイレの間にあるゴミ箱からは、犯人のものと思われるコートも発見されます。小五郎は事件の謎を全て解いたと言って、犯人は織田だと指摘しますが…。
そんな的外れな推理にあきれたコナンは、いつものように腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で「眠りの小五郎」として真相を語り始めます。
真犯人の正体と犯行手口
真犯人は、佐野泉でした! 実は泉が自分の銃を凶器に使ったのも、壁に「S」という血文字を残したのも、全て警察をミスリードするための罠だったんです。犯人が自分の銃や自分のイニシャルを現場に残すわけがない…という心理を逆手に取ったトリックでした。
泉が銃口を口から胸にずらしたのは、血文字にある程度の真実味を持たせるため。頭を撃たれた人間が文字を書けるわけがないですからね。
泉は「蘭と一緒に花火を最初から見ていた」と証言していましたが、このアリバイは花火が上がった時に殺人が行われていた場合にのみ成立するものです。しかし、園子が聞いたのは花火の音ではなく銃声だったんです!
5円玉トリックの真相
ここからが面白いところ!泉は5円玉を唇に当てて息を吹きかけ、花火が上がる時の「ピュー」という音を出したんです。そして、その直後に銃を撃ちました。銃声だけなら花火だと思わないけど、花火が上がる音を聞いて、しかも花火の時間が迫っていた状況なら、そう錯覚しても不思議じゃないですよね。
その証拠に、園子はその時の花火の音は1発だけだったと言っています。でも実際の花火は赤、青、黄色の3連発からスタートしたはず。この矛盾が泉の嘘を暴いたんです。
泉の犯行計画は以下の通りでした:
- 千尋とトイレ内で待ち合わせをする
- 清掃中の札で人払いをして入口のドアに鍵をかける
- ロッカーから出しておいたショットガンを持つ
- 千尋が待つトイレに向かう
- 花火が上がる1分前くらいまで待つ
- 5円玉で花火の音を出して千尋を射殺
- 血で「S」の文字を書く
- 本物の花火が上がる前にリンクに戻る
なんとも緻密な計画ですよね。でも、園子の証言とスケート靴の刃に付いた血痕が決定的な証拠となり、泉の犯行が明らかになりました。
エピローグ:その後の展開
事件解決後、帰り道で園子は織田と泉の最後のやり取りを思い出して深いため息をつきます。そんな園子を励まそうとした小五郎ですが、園子は涙目になって小五郎のネクタイを引っ張ってしまいます。
そんな時、園子の携帯に電話がかかってきました。それは彼女の恋人からで、「ウインター大会優勝です!」という報告。でも園子は「バカ!もっと早くかけてくれなかったのよ!」と怒ります。恋人は日本で風邪が流行っているから、短いスカートを履いて出歩かないように心配してくれます。
その様子を見ていた蘭は「いいなぁ」と呟きました。新一のことを思い出したんでしょうね。
そして数日後、毛利探偵事務所に新一から蘭宛てに宅配便が届きます。コナンはセーターのお礼も兼ねて、蘭に携帯電話をプレゼントしたんです。最初は不思議がっていた蘭ですが、とても喜んでいました。それを見たコナンはほっと胸をなでおろします。
第173話の見どころポイント
巧妙なトリック
この話の見どころは何といっても「5円玉で花火の音を出す」という巧妙なトリックですよね。5円玉を唇に当てて息を吹きかけると、確かに「ピュー」という音が出るんです。子どもの頃にやったことある人も多いんじゃないでしょうか?私も娘に教えたら、家中で「ピュー」「ピュー」うるさくて大変でした(笑)。
このトリックを使って花火の音と銃声をごまかすという発想は、さすが青山先生!って感じですよね。単純だけど効果的なトリックで、「なるほど!」と膝を打ちたくなります。
キャラクター関係の進展
この話では、蘭と新一(コナン)の関係も少し進展しています。エピローグで新一から蘭へ携帯電話がプレゼントされるシーンは、ちょっとロマンチックですよね。当時はまだ携帯電話が一般的になり始めた頃で、高校生が持っているのはちょっとリッチな感じでした。
また、園子の恋人(京都の剣道家・真)との電話のやり取りも微笑ましいですね。遠距離恋愛の二人の関係が垣間見えるシーンです。
個人的な感想
この話は、コナンの初期の頃の名作だと思います。トリックも分かりやすいけど巧妙で、キャラクターの関係性も丁寧に描かれています。特に、犯人が自分のイニシャルを血文字で残すという「逆ミスリード」の手法は秀逸ですよね。
また、スケートリンクという閉鎖的な空間での殺人事件というのも、コナンらしい舞台設定だと思います。花火大会という華やかなイベントと殺人事件のコントラストも効果的です。
個人的には、この頃のコナンの作画も好きですね。今と比べるとちょっと古い感じもしますが、独特の雰囲気があって味わい深いです。
50代男性/会社員 この話は初めて見たときから印象に残っています。5円玉で花火の音を出すトリックは単純だけど効果的で、「なるほど!」と思わせる展開でした。当時は子どもと一緒に5円玉で音を出す練習をしたのを覚えています(笑)
次回予告:第174話「二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件」
次回は「二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件」です。タイトルからして重厚な事件が待っていそうですね!二十年前の因縁が絡む事件で、コナンがどんな推理を見せてくれるのか、今から楽しみです。
皆さんも是非チェックしてみてくださいね。それでは、また次回のコナン考察でお会いしましょう!「為せば成る」の精神で、これからもコナン研究を続けていきますよ〜!
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