こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も娘と一緒に名探偵コナンを見ていたら、懐かしい「闇の男爵殺人事件」の回が出てきました。これがまた面白くてね! 娘も初めて見る回だったので、二人でワクワクしながら観ました。皆さんも覚えてますか? あの伊豆ミステリーツアーでの事件。今回はこの第70話「闇の男爵殺人事件(解決編)」について詳しく振り返ってみたいと思います!
闇の男爵殺人事件のあらすじ
まずは簡単にあらすじをおさらいしておきましょう。コナン、小五郎、蘭は阿笠博士の代わりに「伊豆ミステリーツアー」に参加することになりました。このツアーは参加者の中に紛れ込んだ主催者が「ナイトバロン(闇の男爵)」に扮して事件を起こし、その正体を突き止めた人の宿泊費が無料になるというもの。さらに、賞品として幻のコンピュータウイルス「ナイトバロン」のプログラムが手に入るという特典付き!
ところが、ツアー中に本物の殺人事件が発生! ナイトバロンの衣装を着た江原時男が屋外レストランに落下して死亡してしまったんです。これは明らかに殺人。犯人は江原を2101号室から突き落とした後、どうやってその部屋から脱出したのか? そして事件後、遺体の見張りをしていた空手の達人の警官を倒し、コナンたちの前に姿を現したナイトバロン。蘭が蹴りを繰り出しても、軽い身のこなしでそれを避けて逃走したんですよね。
容疑者たちのアリバイと謎の深まり
事件の容疑者は全部で6人。その中で蘭の蹴りを避けることができるのは、空手の日本チャンピオンだった前田聡しかいません。蘭と佐山はそれに気づいていたため、逃げるナイトバロンを追いかけなかったんですね。
犯行時刻の午後10時頃のアリバイを確認すると:
- 金城と林:屋外レストランにいた
- 佐山:部屋でテレビを見ていて、10時にフロントに電話した記録あり
- 今野:部屋でパソコン通信を使用していた(9時45分〜10時6分の記録あり)
- 上条:小五郎とパブにいた(ただし5分ほどトイレに行った)
- 前田:コナンたちと展望ラウンジにいたと主張
アリバイが確定していないのは今野と前田だけ。前田は時計を見たのが本人だけなので時間は誤魔化せます。そして犯人に殴り倒された警官が空手の達人だったことを踏まえると、やはり犯人は前田ということになりそうです。
蘭の奮闘と意外な展開
ここで蘭が動きます! 蘭は暗い部屋の中で過去に新一と交わした会話を思い出していました。「もし犯人が知り合いだった時はどうするのか」という蘭の質問に、新一は「あなたが犯人だ」と告げるだろうと迷うことなく答えたんですよね。
でも新一はこうも言っていました。「格好なんか良くねェさ。きっとその時は疲れてボロボロになってるよ。その人が犯人じゃない。ありとあらゆる可能性を必死で探し回った後だろうからな」
この言葉を胸に、蘭は前田がナイトバロンではないという証拠を見つけるため立ち上がったんです。そして汗びっしょりになって走って戻ってきた蘭が持ってきた情報とは…前田のアリバイが見つかったというもの! 前田はコナンたちと別れたすぐ後、ラウンジの入り口でファンに会っていて、サインに日付と時間(10時3分)を入れていたんです。ファンも自分たちで時間を確認していたので、このアリバイは完璧!
コナンの推理と犯人の正体
コナンは江原の部屋のベランダから落としてしまった万年筆を発見します。しかし落ちていた場所はベランダの真下ではなく、少しずれていました。同じ場所から転落した江原は銅像の上に落ちたはずなのに…。
そこでコナンはウェイトレスに、江原が転落した時に風が吹いていたか尋ねます。すると、かなり強い風が吹いていたという証言が! この時期は、夜になるとひっきりなしに強い風が吹くそうです。それも銅像の左から右に。そして上はさらに強風だという。「姫風」と呼ばれるそれは、この辺りの名物の一つなんですね。
この風の存在こそが事件の真相を解く鍵だったんです!
真犯人の特定と動機
小五郎(実はコナンの声)は容疑者全員を集め、推理を始めます。まず、各容疑者の部屋から人間に見立てた毛布を落とす実験を行います。すると風の影響で、被害者の部屋から落ちたものは銅像からかなり離れた場所に落ちることが判明!
つまり、被害者が落ちた場所から逆算すると、実は犯人の部屋から落とされたということになるんです。そして犯人は…金城と林の二人組でした!
彼女たちの動機は復讐。金城の兄が開発したソフトウェアを江原が乗っ取り、それが原因で兄が自殺してしまったのです。後にそのソフトが乗っ取りであることは証明されましたが、時すでに遅し。兄が死亡した後でした。幻のコンピューターウイルス「ナイトバロン」で釣り、復讐を企んでいたんですね。
前田の意外な行動の真相
でも、ちょっと待って! じゃあなぜ前田は警官を殴り倒してナイトバロンに扮したの? という疑問が残りますよね。実は前田は金城が犯人であることに気づいていたんです。彼女の荷物の中にナイトバロンのカツラを見つけ、犯人だと確信。
そこで彼女の前で自分がナイトバロンの格好をして現れれば、彼女の疑いは晴れるはず…そう考えたんですね。でもそれが裏目に出てしまい、かえって自分が疑われることになってしまった。前田の行動は金城をかばうためだったんです!
エピローグでの面白い展開
事件解決後、上条は小五郎のグラスに睡眠薬を入れた理由を明かします。それはナイトバロンの情報を得るため小五郎の手帳を見たかったから。しかし手帳には何も書かれていなかったんですね。
上条はウイルスソフトに対するワクチンを作りたかったと言い、金城も4年前に作った大事なソフト(息子のように大切にしていた)を台無しにしたウイルスの持ち主を懲らしめたかったと告白します。
そして金城の作ったソフトの正体が明かされます。それは…『女子高生極楽大作戦』! 蘭が白い目で金城を見ていると、上条から声をかけられます。
「そういえば聞いたわよ、蘭ちゃん。あなたが前田さんのアリバイを探すためにホテル中を駆けずり回ったってこと」
蘭は照れながら答えます。
「憧れの人でしたから。それにアイツが教えてくれたんです。最後まで諦めちゃいけないって」
コナンはこの「アイツ」という言葉に動揺を隠せません。
「アイツって誰だよ!」
蘭の返答は…
「もう、何よコナンくんまで。アイツよアイツ。どっかほっつき歩いてる推理オタクよ!」
このやり取りがまた微笑ましくて良いですよね。コナンの嫉妬心がモロに出ていて、思わずニヤリとしてしまいました!
カズオの感想と次回予告
この「闇の男爵殺人事件」は、コナンの中でも印象に残るエピソードの一つだと思います。特に蘭が前田のアリバイを必死に探す姿には胸を打たれました。新一の言葉を胸に、最後まで諦めない蘭の姿勢。これぞ青春だなぁと思いましたね。
また、前田が金城をかばうために取った行動も意外性があって面白かったです。単純な「犯人探し」ではなく、人間関係や感情の機微も描かれているところが、コナンの魅力ですよね。
次回は「ストーカー殺人事件」について振り返る予定です。こちらもなかなかスリリングな展開で、ぜひお楽しみに! 皆さんも名探偵コナンの過去の名エピソードを一緒に振り返っていきましょう!
それでは、また次回のカズオブログでお会いしましょう!
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