こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も娘と一緒にコナンを見ていたら、あまりにも面白かったので記事にしちゃいました!
最近、50歳になってから娘の影響でコナンにハマってしまい、毎日のように過去のエピソードを見返しています。今回は第170話「暗闇の中の死角(前編)」について、ストーリーをしっかりと振り返ってみたいと思います。
このエピソードは1999年11月29日に放送された回で、蘭の恋の行方と新出家での殺人事件が描かれています。ミステリアス・アイズ(ガーネットクロウ)がOPテーマだった頃のお話ですね。懐かしい!
蘭の不審な行動とコナンの違和感
まずは事件が起こる前の状況から見ていきましょう。コナンは公衆電話から新一の声で蘭に電話をかけるのですが、蘭はなぜか素っ気なく、すぐに電話を切ってしまいます。
最近の蘭は「新一、新一」と言わなくなっていて、さらに夕方から夜にかけてどこかへ出かけることが増えていました。理由を聞くと「空手の強化練習」と言うのですが、コナンはなんだか怪しいと感じています。
そんな中、小五郎が体調を崩して病院に行くことになります。検査結果を家族と一緒に聞きに来るようにと言われ、小五郎は「まさか重病!?」と動揺。コナンと蘭を連れて新出医院を訪れると、担当医の新出義輝から「肝機能障害の疑いがあるから酒を控えるように」と忠告されました。
ホッとした小五郎は調子に乗って、「探偵と医者が手を組めばホームズとワトソンだ!」なんて言い出します。でも新出先生は「医者の本分は検死で犯人を探すことではなく、命を助けることだ」という信念の持ち主。イケメンでカッコいい!
新出家での夕食と突然の停電
その夜、コナンたちは新出家の夕食に招待されます。新出家には、息子の智明、智明の祖母のミツ、奥さんの陽子、そして家政婦のひかるが住んでいました。
ところが肝心の新出義輝は入浴中で、なかなか食卓に現れません。ミツはそんな義輝の態度を良く思っていないようです。
そんな中、突然停電が発生!陽子は台所のそばで電話中、ひかるはブレーカーを上げに行きます。カチカチと電気が点滅して、ようやく電気が復旧。その時、蘭は小五郎と間違えて智明の腕にしがみついてしまいます。
電気が復旧した後、ひかると陽子が義輝の様子を見に行くと…なんと風呂場で義輝が感電死していたのです!
事件発生!新出義輝の感電死
死因は電気髭剃りの延長コードが湯に浸かり、感電死したものと思われました。小五郎はコードを抜き、電気を切ってから、新出先生(智明)は蘇生を試みますが、残念ながら手遅れでした。
警察も到着し、目暮警部たちは現場検証を始めます。一見すると事故死に見えますが、コナンはいくつかの不審な点に気づきます。
- 髭剃り中に感電したなら、髭剃りの電源はオンのはずなのに、オフになっていた
- この電気髭剃りは充電式で、わざわざコンセントに繋ぐ必要がなかった
- 鏡に向かって髭を剃っていたなら、倒れる方向は逆のはずだった
コナンはさらに、電気が点いた時に一瞬消えて再び点いたことを思い出し、その理由をひかるに尋ねます。ひかるは「スイッチを上げたら別のスイッチが下りた」と証言。小五郎は「恐らく漏電遮断器が作動したのだろう」と推理します。
アリバイ調査と事件の謎
目暮警部は「タイマーで停電する仕掛けを作り、電気が点くまでの間にこっそりコードを湯の中に入れることができれば、誰にでも犯行が可能だ」と考え、停電中のアリバイを全員に確認することにしました。
陽子は停電前から電気が点くまで、台所の入り口にある電話でずっと話し続けていたと証言。電話の途中でキャッチホンが入ったが、出たらすぐに切られたとも話しました。
智明は懐中電灯をひかるに渡した後、台所でずっと蘭に腕を掴まれていたと証言。
ミツは灯りが消えた時、ちょうど階段を上がり切ったところで、手探りで二階の部屋へ戻ったと証言しました。
目暮警部がひかるのアリバイを確認しようとした時、智明はひかるの腕に火傷の痕があることに気づき、治療をするため診察室へ連れて行ってしまいました。
蘭の秘密が明らかに!
この後、夕方5時から7時頃まで智明が外出していたことが判明します。智明は「蘭の通う高校でバスケ部の臨時コーチをしている」と告白。
それを聞いたコナンは、蘭が毎日のように強化練習に通う目的は、智明に会うためだったのではないかと考えます。蘭の恋の相手は智明!? コナンはショックを受けますが、真相はまだわかりません。
事件の真相は電話の子機が鍵だった!
事件のトリックと犯人
陽子は停電前から友人とずっと電話をしていたため、アリバイは完璧に見えました。しかし、家の電話の子機と携帯電話を懐に忍ばせておけば、簡単に犯行が可能になるのです。
犯行の流れは次のようになります:
- タイマーでショートするように仕掛けを作り、停電状態を作る
- ひかるが台所を出た直後、受話器を子機に持ち替えて、風呂場に向かう
- 携帯電話を使って、家に電話をかけ、キャッチホンを装って会話を一時中断させる
- 風呂場に入ってコンセントに差しておいた延長コードを掴んで、義輝にライトを向けながら、こっそり湯の中にコードを入れる
- 義輝を手すりに捕まらせる
- 子機で会話をしながら台所の前に戻り、親機に持ち替えて電気が付くのを待つ
- ひかるがブレーカーを上げたら、自動的にショック死させられる
その頃、ひかるは自分の部屋を往復していたため、ブレーカーを上げるまでに時間がかかってしまっていました。ミツは2階にいて、智明は蘭にしがみつかれていたため犯行は不可能。
犯行が可能な人物は、陽子しかいなかったのです!
事件の背景
なぜ陽子は義輝を殺害したのでしょうか?その動機については後編で明らかになりますが、ミツが「千晶の忠告を聞かないからバチが当たった」と話していたことが気になります。
この千晶という人物は、4年前に交通事故で他界した義輝の前妻、そして智明の実の母親です。いつも義輝に「危ないからコードをつけたまま使わないで」と言っていたそうです。
陽子は義輝の再婚相手。何か複雑な家庭の事情があったのかもしれません。
次回予想
次回の171話「暗闇の中の死角(後編)」では、陽子の犯行動機が明らかになるでしょう。また、蘭と智明の関係についても真相が判明するはず。蘭は本当に智明に恋をしているのか?それとも別の理由があるのか?
コナンは蘭の気持ちを知って、どんな反応をするのでしょうか?そして、蘭と新一の関係はどうなっていくのか?次回も目が離せませんね!
皆さんは、この事件のトリックに気づきましたか?電話の子機を使ったトリックは、なかなか見事でしたね。コナンの推理力には本当に脱帽です!
それでは、また次回のコナン解説でお会いしましょう!「為せば成る」の精神で、これからもコナンの謎解きを楽しんでいきたいと思います。
50代男性/会社員 この回は蘭ちゃんの恋の行方が気になって、ドキドキしながら見ていました。コナン君の嫉妬する姿が可愛かったですね。電話のトリックも見事でした!
次回の記事もお楽しみに!
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