こんにちは！「カズオブログ」管理人のカズオです。今日は娘と一緒に見返した名探偵コナンの第67話「舞台女優殺人事件」について詳しく解説していきたいと思います。このエピソードは1997年7月21日に放送された懐かしの回ですが、トリックがとても面白くて、今見ても新鮮な驚きがありますよね！
さてさて、皆さんは「舞台女優殺人事件」を覚えていますか？ 小五郎の師匠が初登場する回で、舞台上での毒殺という派手な殺人方法が印象的でした。今回はそんな第67話の内容を詳しく振り返りながら、見どころやトリックについて掘り下げていきますね！
事件の概要と登場人物たち
まずは事件の舞台となる状況と登場人物を整理しておきましょう。この話では、毛利探偵事務所に小五郎の師匠を名乗る塩田平八郎という老人が現れるところから始まります。塩田は伝説の名探偵と呼ばれる人物で、コナンはその存在に興味津々！
そんな中、小五郎が調査を依頼されていた劇団で殺人事件が発生します。被害者は主演女優の大出祥子（おおいで しょうこ）さん。リハーサル中に毒殺されるという衝撃的な展開になるんですよね。
主な登場人物
- 塩田平八郎：伝説の名探偵で小五郎の師匠を名乗る老人
- 大出祥子：主演女優で被害者
- 佐々木瞳：マネージャー
- 本木和男：演出家
- 宇田裕一：主演男優
- 中山英子：女優
- 館岡順一：小道具係
塩田平八郎というキャラクター、最初はちょっと怪しげな雰囲気でしたが、実は目暮警部の師匠でもあるという設定が面白いですよね。そして何より、女性のお尻を触るという困ったクセがあって、小五郎の女性関係のだらしなさは師匠譲りだったというオチも笑えました！
事件の経緯とトリック
この事件、リハーサル中に起きたというのがポイントです。祥子さんは舞台上で毒を飲んで自殺するという演技をしていたのですが、それが本当の毒殺になってしまったんですよね。青酸化合物による毒殺と判明し、即死に近い状態だったことが分かります。
でも、ここで疑問が！ リハーサルは40分ほど休みなく続いていたのに、なぜ最後のシーンでピッタリ倒れたのか？ コナンはここに注目して、祥子が飲んだ水に毒が入っていたと推理します。
犯行のトリックとは？
この事件の最大の見どころは、衆人環視の中で行われた巧妙な毒殺トリックです。コナンは芥川龍之介の「蜘蛛の糸」をヒントに犯人の手口を見破ります。
犯人は天井から釣り糸を垂らし、その先に青酸を塗った重りをつけていました。ラストシーンでスポットライトが当たり、周囲が暗くなった瞬間、その釣り糸を操って重りをグラスに浸し、毒を溶かしたのです。そして何も知らない祥子さんがその水を飲んでしまった…という恐ろしいトリックでした。
このトリック、天井の星の飾りに釣り糸を絡ませておき、その星のコードに沿って重りを下ろすという緻密な計画性がすごいですよね。暗闇と人々の注目が別の場所に集まっていることを利用した、まさに「魔術師」のような手口です。
犯人と動機
さて、この巧妙なトリックを使った犯人は誰だったのでしょうか？ 実はマネージャーの佐々木瞳でした。彼女の手のひらには釣り糸の跡がついていて、それが決定的な証拠となりました。
動機は恋愛のもつれ。瞳は宇田と恋人関係にあったのですが、宇田は瞳と別れて祥子と付き合うようになりました。瞳自身は気持ちの整理がついていたものの、祥子から「彼はあなたに返すわ」と言われ、単に自分から宇田を奪いたかっただけだと知り、許せなくなって犯行に及んだのです。
恋愛感情からの殺人というのは、コナンでは定番のモチーフですが、この事件の場合は単なる嫉妬ではなく、「自分を玩具のように扱われた」という屈辱感が大きかったんでしょうね。人間関係の機微をうまく描いていると思います。
名探偵コナン第67話の見どころ
1. 伝説の名探偵・塩田平八郎の登場
この回の大きな見どころは、やはり小五郎の師匠である塩田平八郎の登場でしょう！ 伝説の名探偵と呼ばれるだけあって、観察眼は鋭いのですが、女性のお尻を触るという困ったクセがあります。蘭のお尻を触った時に、蘭の回し蹴りを見事に避けて、それが小五郎の顔面に直撃するというコミカルなシーンは笑えましたね。
塩田のキャラクターは、コナンが「本当に名探偵かよ」と呆れるほど個性的で、視聴者を楽しませてくれます。そして最後に塩田の妻が登場して、「また浮気でもしてたんでしょ？」と首根っこを掴んで連れ去るシーンは、小五郎の女性関係のだらしなさが師匠譲りだったという笑いで締めくくられています。
2. 芥川龍之介「蜘蛛の糸」をモチーフにしたトリック
この事件のトリックは、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」をヒントにしています。お釈迦様が地獄に落ちた盗賊を助けようとして雲の上から蜘蛛の糸を垂らすというお話からヒントを得て、コナンは天井から垂らした釣り糸で毒を仕掛けるというトリックを見破ります。
文学作品をヒントにした推理は、コナンシリーズの醍醐味のひとつですよね。この回も、古典文学の知識が事件解決の鍵になるという、知的好奇心をくすぐる内容になっています。
3. 腕時計型麻酔銃と蝶ネクタイ型変声機の活躍
小五郎が怪我で病院に運ばれてしまったため、コナンは腕時計型麻酔銃で塩田を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で塩田の声を使って推理ショーを展開します。いつもは「眠りの小五郎」なのに、この回では「眠りの塩田」というバリエーションが見られるのも面白いポイントです。
コナンの秘密道具は、シリーズを通して子どもたちに大人気のアイテムですが、この回でも大活躍していますね！
エピソードの感想と考察
この「舞台女優殺人事件」は、トリックの巧妙さと登場人物の個性が光る回だと思います。特に塩田平八郎というキャラクターは、コミカルな要素を持ちながらも、推理力は確かという、バランスの取れた魅力的なキャラクターでした。
50代男性/会社員 この回は塩田平八郎というキャラクターが印象的でした。コミカルな面もありながら、目暮警部をたじたじにさせるほどの実力者という設定が面白かったです。また、トリックも「なるほど！」と唸らせる見事なものでした。
また、犯人の佐々木瞳の動機も、単純な嫉妬ではなく、「自分を玩具のように扱われた」という屈辱感からくるものであり、人間心理の複雑さをうまく描いていると思います。
トリックについても、舞台という特殊な環境を活かした巧妙なものであり、「暗闇」と「人々の注目が別の場所に集まっている状況」を利用するという点で、まさに「魔術」のような手口でした。
次回予告：闇の男爵殺人事件
第67話の次は「闇の男爵殺人事件」が控えています。この事件は2話構成になっていて、謎めいた「闇の男爵」という人物が関わる事件です。どんな展開になるのか、次回もお楽しみに！
さて、皆さんは「舞台女優殺人事件」をどう思いましたか？ 塩田平八郎というキャラクターや、巧妙なトリックについて、ぜひ感想を聞かせてくださいね！ 次回もコナンの名エピソードを振り返っていきますので、お楽しみに！
それでは、また次回の「カズオブログ」でお会いしましょう！
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