こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日はちょっと懐かしい名探偵コナンのエピソードについて振り返ってみたいと思います。うちの娘がコナンにハマったのをきっかけに、私も50歳からコナンの世界に足を踏み入れたんですよね。今回は第63話「大怪獣ゴメラ殺人事件」について詳しく掘り下げていきます!
この回は1997年6月16日に放送された、コナン第2シーズンのエピソードなんですよ。特撮映画の撮影現場が舞台になっていて、怪獣の着ぐるみを着た犯人が登場するという、なかなかユニークな設定の事件です。懐かしいなぁ〜。当時の特撮映画ブームを思い出しますね!
「大怪獣ゴメラ殺人事件」のあらすじ
コナンと少年探偵団のメンバーたちが、特撮映画「大怪獣ゴメラ」の撮影所を見学に行くところから物語は始まります。子どもたちはゴメラ役の俳優・松井秀豪の案内で、ミニチュアセットや怪獣の着ぐるみを見て大はしゃぎ!私も子どもの頃、こういう撮影現場を見てみたかったなぁ。
ところが、見学中に思わぬ事件が発生します。松井がゴメラの着ぐるみを着た何者かに刺されたと言うんです!コナンたちが駆けつけると、松井は足を押さえて痛そうにしていました。松井によれば、犯人はナイフを持ったゴメラで、撮影現場へ逃げたとのこと。
コナンたちが逃げたゴメラを追いかけると、なんとスタジオでゴメラがシリーズの中止を決定したプロデューサーを刺殺するところを目撃してしまいます!犯人は一体誰なのか?怪獣の着ぐるみに隠された真実とは?コナンの推理が始まります。
事件の登場人物たち
主な容疑者
この事件の容疑者は撮影所の関係者たちです。それぞれの人物を簡単に紹介しておきますね。
- 松井秀豪:ゴメラ役の俳優。最初にゴメラに刺されたと証言している。次の仕事も決まっているらしい。
- 坂口友美:女優。次の仕事が決まっている。逃亡中のゴメラとぶつかったと証言。
- 安達僚太:美術スタッフ。子どもたちがミニチュアセットに触れようとしただけで怒鳴るほど神経質。
- 三上:監督。犯行時刻はひとりでコンテのチェックをしていたと証言。
みんな犯行時刻のアリバイがないんですよね。その他の関係者は全員、未編集のフィルム(ラッシュ)をチェックしていたため、容疑者から外されています。
被害者
プロデューサー:「ゴメラ」シリーズの中止を決定した人物。スタジオでゴメラに刺殺される。
事件の手がかりと謎
この事件、いろんな手がかりが散りばめられているんですよね。私が初めて見たときは、全然気づかなかったポイントもあって、コナンの推理にはいつも感心させられます。ここでは重要な手がかりをまとめてみました。
重要な事実
- コナンたちが見学した日の午後にラストシーンの撮影が予定されていた
- ゴメラの手だけや足だけを再現した小道具が存在する
- 松井がいた倉庫からスタジオへ向かうルートは2つある
- ゴメラの着ぐるみは1つしかない
決定的な証拠
事件解決の鍵となる証拠がいくつかあります。これらの証拠から真犯人を見抜くことができるんですよ!
- 歩美が松井にジュースをぶっかけ、松井のTシャツが汚れた
- スタジオに放置されていたペンキの缶を犯人(ゴメラ)が蹴り飛ばし、現場にゴメラの足跡が残った
- ゴメラの着ぐるみが地上で燃やされていた
- コナンや坂口が角を曲がるゴメラのしっぽを目撃
- 屋上へ向かう階段にゴメラの足跡は残っているが、尻尾を引きずった跡はない
- しっぽが目撃された場所から階段を降りると近くに物置があり、物置の窓の下はちょうど着ぐるみが燃えていた場所
- 倉庫の刃物入れに本物の刃物が入っている
特に「屋上へ向かう階段にゴメラの足跡は残っているが、尻尾を引きずった跡はない」というのが最も重要なポイントです!これに気づくかどうかで、真犯人にたどり着けるかが決まりますね。
登場人物たちの証言とアリバイ
事件解決のカギとなるのは、登場人物たちの証言とアリバイです。それぞれの証言を整理してみましょう。
証言内容
松井は「ゴメラに刺された」と証言していますが、本当にそうなのでしょうか?坂口は「逃亡中のゴメラとぶつかった」と言い、「ゴメラの背中にあるファスナーは開いていたが、暗くて犯人は目撃できなかった」と証言しています。
また、ペンキの缶を放置したのは安達だったようですが、最初は否定していたものの、坂口に「ペンキを置いた」と言われて証言を変えています。さらに、松井は「ゴメラはもう限界」とプロデューサーに話していたという情報もあります。
アリバイ状況
人物 | 犯行時のアリバイ | 状況 |
---|---|---|
三上監督 | なし | ひとりでコンテのチェック。集中するため冷房等は使わず、汗だくだった |
松井秀豪 | なし | 倉庫で一人。事件後に傷を確認すると、歩けないほどの重傷 |
坂口友美 | なし | ラッシュに誘うため、プロデューサーを探し回っていた |
安達僚太 | なし(ただしラッシュを5分程度抜けている) | 犯行は不可能と考えられる |
うーん、みんなアリバイがないんですよね。でも、松井は歩けないほどの重傷だったとのこと。これは重要な情報かもしれません。
コナンの推理と真犯人
さて、ここからが本題です!コナンはどのように真犯人を突き止めたのでしょうか?
実は犯人は、最初に「ゴメラに刺された」と証言していた松井秀豪だったんです!えっ?でも松井は重傷で歩けなかったじゃないか?って思いますよね。そこがこの事件のトリックなんです。
犯行の手口
松井は自分で自分の足を刺して負傷したふりをしました。そして「ゴメラに刺された」と嘘の証言をしたのです。実際には松井自身がゴメラの着ぐるみを着て、プロデューサーを殺害したんですね。
でも、重傷で歩けないはずの松井がどうやってプロデューサーを殺害したのか?それが最大の謎です。実は松井は「ゴメラの手だけ」や「足だけ」の小道具を利用したんです!完全な着ぐるみではなく、部分的な小道具を使って「ゴメラがいる」ように見せかけたんですね。
トリックの解明
松井のトリックはこうです:
- 自分で自分の足を刺して負傷したふりをする
- ゴメラの足の小道具を使って、階段に足跡を残す
- ゴメラのしっぽの小道具を角から出して、「ゴメラが逃げた」と思わせる
- 物置の窓から着ぐるみを投げ出して燃やし、証拠隠滅を図る
コナンが気づいた決定的な証拠は、「階段にゴメラの足跡はあるのに、尻尾を引きずった跡がない」ということでした。本物のゴメラの着ぐるみを着ていれば、尻尾の跡も残るはずなんです。これは松井が足だけの小道具を使って足跡を残したことを示しています。
動機と結末
松井がプロデューサーを殺害した動機は、ゴメラシリーズの打ち切りに対する怒りでした。松井にとってゴメラ役は生涯をかけた仕事だったのに、プロデューサーが一方的にシリーズ中止を決定したことに激怒したのです。
「ゴメラはもう限界」という言葉には、シリーズ打ち切りへの怒りと悲しみが込められていたんですね。松井は次の仕事が決まっていたとはいえ、ゴメラへの思い入れが強すぎて、犯行に及んでしまったのでした。
エピソードの見どころと小ネタ
この「大怪獣ゴメラ殺人事件」は、特撮映画の世界を舞台にした珍しいエピソードで、多くのファンに愛されています。いくつか知っておくと楽しい小ネタもありますよ!
- このエピソード以降も『最後の上映殺人事件』や『白鳥警部、桜の想い出』などでゴメラの映画が登場する
- 原作13巻の表紙はこのエピソードがモチーフになっている
- 後に描かれるエピソード『大怪獣ゴメラvs仮面ヤイバー』では、この事件でスーツアクターが変わったことにより、作品の質が落ちたとファンから指摘されている
また、この回は1997年6月16日に放送されたもので、コナンの初期の名作エピソードの一つとして知られています。原作では13巻に収録されていて、アニメでは第63話として放送されました。
50代男性/会社員 懐かしい!このエピソード、子どもと一緒に見て、特撮映画の裏側が描かれていて面白かったのを覚えています。ゴジラをモチーフにしたゴメラというのも秀逸でしたね。
まとめ:特撮映画の裏に隠された悲劇
「大怪獣ゴメラ殺人事件」は、特撮映画の撮影現場という珍しい舞台設定と、怪獣の着ぐるみを利用したトリックが印象的な事件でした。松井の「ゴメラへの思い」が生んだ悲劇は、作品への情熱が時に人を狂わせることを示していて、なかなか深いテーマを持っていると思います。
私自身、このエピソードを見て特撮映画の世界に興味を持ちました。子どもの頃に見ていたウルトラマンやゴジラの映画を思い出して、懐かしい気持ちになりましたね。皆さんも機会があれば、ぜひこのエピソードを見返してみてください!
次回は、コナンの人気エピソード「謎めいた乗客」について掘り下げる予定です。これは新幹線を舞台にした事件で、閉鎖空間でのアリバイトリックが見事なんですよ。楽しみにしていてくださいね!
それでは、「カズオブログ」管理人・カズオでした。また次回の記事でお会いしましょう!
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