こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も元気にコナン考察をお届けします!最近、娘がコナンにどハマりしていて、パパも一緒に見てって言われたのがきっかけで、まさかの50歳からコナンデビューした私。今では娘より詳しくなっちゃったかも(笑)。今回は第147話「本庁の刑事恋物語(後編)」について振り返ってみたいと思います。このエピソードはトリックがスゴイんですよ!
本庁の刑事恋物語(後編)のあらすじ
まずは前回のおさらいから。第146話では、警視庁に呼ばれた少年探偵団が、銀行強盗事件の捜査で忙しい目暮警部の代わりに高木刑事に対応してもらうことになりました。そこへ被害にあった銀行の支店長・増尾桂造が事情聴取のためにやってきます。
桂造が自宅の妻・加代に電話をかけたところ、突然悲鳴が聞こえ、電話が切れてしまいます。高木刑事、佐藤刑事、桂造、そしてコナンは急いで現場へ向かうと、加代が背中にナイフを刺されて死亡しているのを発見。白鳥警部は強盗犯の犯行と推理しますが、コナンは別の疑いを持ちます。
そして第147話では、この不可解な事件の真相が明らかになっていくんです!
エアロバイクを使った巧妙なトリック
この事件の最大のミステリーは、「完璧なアリバイ」です。被害者の加代が殺害された時、夫の桂造は警視庁にいて、高木刑事たちと一緒に電話越しに妻の悲鳴を聞いています。どうやって別の場所にいながら殺人を実行したのか?
ここで登場するのが、エアロバイクを利用した遠隔殺人トリックなんです!
トリックの仕掛け
コナンが気づいたのは、エアロバイクのペダルに巻き付いたタコ糸でした。このタコ糸の先端は小さな輪になっていて、これが重要なヒントになります。
実は桂造は、以下のような仕掛けを作っていたんです:
- エアロバイクの後ろにある本棚の一番上にナイフを仕込む
- 本棚の上の本の隙間にナイフを差し込み、大きめの本で隠す
- タコ糸をナイフに取り付け、もう一方をエアロバイクのペダルに繋ぐ
- 加代が毎日決まった時間(14時)にエアロバイクを漕ぐ習慣を利用
加代がエアロバイクを漕ぐと、タコ糸が巻き取られて本棚が倒れ、ナイフが自動的に加代の背中に刺さるという仕組みだったんですね。なるほど~!これなら別の場所にいても「殺害」が可能になるわけです。
完璧なアリバイの崩壊
桂造は加代がエアロバイクを漕ぐ時間を知っていたので、その時間に合わせて警視庁から自宅に電話をかけ、高木刑事たちと一緒に加代の悲鳴を聞くことで完璧なアリバイを作ったんです。
でも、こんな完璧な計画にも落とし穴がありました。それは、桂造のポケットに隠されていた画鋲とテープ。タコ糸の輪を引っかけておくために使ったものでしたが、それが原因で指を怪我してしまったんですね。コナンはその小さな傷に気づいて、真相を突き止めたわけです。
高木刑事の推理も冴えわたっていて、「棚を元に戻すことができ、このトリックを必要としている人物が一人だけいる」と指摘。それが桂造だったんです。
事件の真相と動機
実は桂造は銀行強盗の主犯でもあったんです!驚きですよね。銀行強盗の共犯者は桂造の友人で、たまたま銀行に来ていた加代を人質にとってしまいました。加代は声や雰囲気から強盗犯が夫の友人だと気づいてしまい、それを警察にバラされそうになったため、口封じのために殺害を計画したんです。
桂造が銀行強盗を計画した理由は、贅沢三昧で金遣いが荒い妻のためだったとか。皮肉なことに、その妻を自分で殺害することになるなんて、なんとも言えない結末ですよね。
高木刑事と佐藤刑事のラブコメ要素
事件解決後のエピローグでは、佐藤刑事と高木刑事、そして白鳥警部のちょっとしたラブコメ展開も見どころです。白鳥警部が佐藤刑事を高級フランス料理に誘いますが、佐藤刑事は「フランス料理が苦手」と断ります。
実は佐藤刑事、好き嫌いはないけど「肩が凝りそうな高い店が苦手」なだけだったんです。そして高木刑事を「美味いラーメン屋」に誘うシーンは、高木刑事ファンにはたまらないですよね!
でも最後は目暮警部に誘われて、高木刑事を置いていってしまうという…。高木刑事、がっくり肩を落としちゃいましたね(笑)。
名探偵コナンらしい謎解きの妙
この事件、よく考えると本当によくできているんですよね。エアロバイクを使った遠隔殺人というアイデアは斬新だし、タコ糸と画鋲を使って本棚を倒すという仕掛けも緻密です。
コナンが気づいたポイントも鋭いですよね。ナイフが横向きに刺さっていた理由や、本棚が倒れた後に元に戻されていたこと、そして犯人の指の傷…。些細な点から真相に迫っていく過程が、名探偵コナンの醍醐味だと思います。
エアロバイクトリックの再現性
ちなみに、このトリックって実際に可能なのかな?って思って調べてみたんですが、タイミングの問題とか、糸の長さとか、いろいろと難しい要素がありそうです。桂造も「昨夜、何百回も試して画鋲の角度を完璧にした」と言っていましたからね。
でも、コナンの世界ではこういう「ちょっと現実離れしたトリック」が楽しいんですよね。私も娘と「これ、実際にできるかな?」って話しながら見るのが楽しいです。
印象に残るキャラクター
この回では、白鳥警部が原作初登場だったんですよ!映画では既に登場していましたが、TVアニメの原作としては初めてでした。そして、警部に昇進したばかりという設定も面白いですね。
また、松本警視も初登場。コナンワールドの警察組織の人間関係が少しずつ広がっていくのを感じられる回でもありました。
佐藤刑事と高木刑事のやり取りも微笑ましくて、この二人のその後の展開が気になりますね。高木刑事、頑張れ~!
次回予告:路面電車急停止事件
次回は第148話「路面電車急停止事件」です。タイトルからすると、路面電車が舞台になる事件のようですね。どんなトリックが待っているのか、今から楽しみです!
皆さんは「本庁の刑事恋物語」のエピソード、覚えていましたか?私はこの回を見て、「なるほど~!」と膝を打ちましたよ。コナンの事件って、何度見ても新しい発見があって面白いですよね。
それでは、また次回のコナン考察でお会いしましょう!「為せば成る」の精神で、これからもコナンの謎解きを楽しんでいきたいと思います。皆さんのコメントもお待ちしています!
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