こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も元気にコナン考察をお届けします。最近、娘がコナンにどハマりしていて、「パパも一緒に見よう!」と誘われるようになったんですよね。そうしたら50歳のオッサンの私もすっかりファンに。今回は第52話「霧天狗伝説殺人事件」について、じっくり振り返ってみたいと思います。
この話、なんと水を使った超絶トリックが登場するんですよ!しかも、復讐劇としての側面もあって、かなり見応えがある回でした。それでは早速、内容を掘り下げていきましょう!
事件の舞台と登場人物
まずは舞台設定から。コナン、蘭、小五郎の3人は山桜を観賞した帰り道、レンタカーがパンクして山中で立ち往生してしまいます。さらに雨まで降ってきて最悪の状況…。そんな時、コナンが近くに「山泥寺」というお寺を発見します。
山泥寺には以下の人物が住んでいました:
- 天永和尚(住職):商売っ気のある和尚さん
- 寛念(修行僧):厳格な性格の修行僧
- 木念(修行僧):寺の修理などを担当
- 秀念(修行僧):この寺に来て1年の新参者
- 屯念(修行僧):他の修行僧と共に寺を切り盛り
この寺には「霧天狗」という伝説があり、若い女性をさらうという言い伝えがあるんです。蘭ちゃんがビクビクしちゃうのも無理ないですよね!
事件発生!和尚の不可解な死
一晩お世話になることになった一行。夜中、蘭がトイレに行きたくなり、コナンと小五郎が付き添います。そこで蘭がお面を使って小五郎をビックリさせるというちょっとしたハプニングが…。小五郎の悲鳴で寛念が飛んできたりと、なかなか騒がしい夜になりました。
翌朝、和尚と寛念の姿が見当たらないことに気づいた一行。すると突然、寺中に寛念の叫び声が響き渡ります。駆けつけてみると、なんと「修行の間」と呼ばれる部屋の天井に、天永和尚が首を吊って死んでいたのです!
この「修行の間」がかなり特殊な構造をしています。天井がとても高く、壁には漆が塗られていて登ることができない。そして壁の一部が補修されていて、色が違うんですね。この部屋、2年前にも同じような事件があったとか…。
不可能犯罪の謎
この事件の最大の謎は、どうやって和尚を天井まで吊るしたのか?ということ。壁は漆で塗られていて登れないし、梁に跡をつけずに人を運ぶのは不可能。しかも部屋の壁には大きな穴が開いているのに、壊れた壁や破片はどこにもない。
コナンは調査を進める中で、いくつかの重要な手がかりを発見します:
- 天窓の横のすのこの切り口が歪である
- すのこの裏側に桜の花びらがついている
- 林の中に捨てられた小窓の破片とそれについていたガムテープ
- 修行の間の天井から舞い落ちてきた桜の花びら
これらの手がかりから、コナンは水を使った驚きのトリックを見抜いていきます。
コナンの推理と犯人の正体
いつものように、コナンは眠らせた小五郎の声を借りて真相を暴きます。今回は小五郎が自分で滑って気絶したので、麻酔銃を使わなくて済んだというラッキーな展開も(笑)。
コナンの推理によると、犯人は修行の間に水を引き入れて部屋を水でいっぱいにしたんです!寺の近くには滝があり、その水を天窓から引き入れることで部屋を水槽のようにしたわけです。水位が上がれば、犯人と和尚は天井まで浮かび上がることができる。そこで和尚を梁に結わえつけ、後で水を抜けば「不可能犯罪」の完成というわけ。
そして犯人は…秀念でした!
復讐の物語
実は2年前の事件で亡くなった忠念は、秀念の兄だったのです。兄は和尚の娘と愛し合っており、駆け落ちしようとしていました。それをよく思わなかった和尚は、今回と全く同じトリックを使って忠念を殺害したのです。
正体を隠して修行僧として寺に入った秀念は、独自に調査を進め、トリックを解明。しかし犯人を特定できずにいました。小五郎が来たことで真相が明らかになるかもしれないという時の和尚の態度を見て、犯人が和尚だと確信。寝酒で酔っていた和尚を問い詰めると自供したため、同じトリックで復讐を果たしたのです。
見どころポイント
この「霧天狗伝説殺人事件」、いくつか見どころがあるんですよ!
1. 水を使った斬新なトリック
部屋を水で満たして浮力を利用するという発想、なかなか斬新じゃないですか?しかも、それを実行するための条件(滝の存在、天窓の位置など)がきちんと伏線として張られているのがさすがです。
2. 復讐劇としての深み
単なるトリック殺人ではなく、2年前の事件の復讐という形で描かれているのが良いですね。兄の死の真相を突き止めるために修行僧になるという執念も、物語に深みを与えています。
3. 蘭とコナンの微笑ましいやりとり
「コナンくん?怖くなったら私の布団に来ていいのよ?」というセリフ、大人の視聴者としては思わずニヤリとしてしまいますよね(笑)。新一としては複雑な気持ちだったでしょうね。
息子(小学5年生):「パパ、コナンくんって実は新一なんでしょ?蘭姉ちゃんの布団に入るのって恥ずかしくないの?」
うーん、この質問にどう答えるべきか…(汗)。子どもと一緒に見るとこういう場面で冷や汗かくことありますよね。
個人的な感想
この事件、トリックの斬新さもさることながら、「霧天狗」という伝説を絡めた演出も素晴らしいと思います。和尚が天井に吊るされているという恐ろしい発見シーンは、子どもと見ていて「ちょっと怖いね〜」と言いながらも、ドキドキ感を共有できました。
また、秀念の復讐劇としての側面も見事。犯人とはいえ、兄の死の真相を突き止めるために1年も修行僧として潜入捜査するという執念は、ある意味感動的です。最後に和尚を問い詰めて自供させたという展開も、単なる殺人事件ではない深みを感じさせますね。
トリックの面では、水を使うというアイデアが秀逸。特に「すのこの裏側に桜の花びらがついていた」という細かい伏線が、水が引いた後の証拠として機能するのが見事です。コナンの作者・青山先生の緻密な設定の組み立て方には、いつも感心させられます。
次回の予告
さて、次回は第53話「ゲーム会社殺人事件」について掘り下げていく予定です。ゲーム開発会社を舞台にした事件で、コンピューターゲームにまつわるトリックが登場します。私自身、昔からゲームが好きなので、この回は特に楽しみにしています!
皆さんも是非、お楽しみに!それでは、また次回の「カズオブログ」でお会いしましょう!
「為せば成る」の精神で、これからもコナン考察を続けていきますよ〜!
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