こんにちは、「カズオブログ」管理人のカズオです!今日は娘が大好きな名探偵コナンの第225話「商売繁盛のヒミツ」について振り返ってみたいと思います。この回は2001年2月19日に放送された、少年探偵団が主役の珍しいエピソードなんですよ。実はこの回、コナンの推理が外れて光彦の推理が当たるという、シリーズの中でもレアな展開になっています。私も初めて見たときは「えっ!?」って思いましたね。それではさっそく内容を見ていきましょう!
「商売繁盛のヒミツ」のあらすじ
この話は、コナンたちのクラスメイトである小泉倫太郎くんが少年探偵団に持ち込んだ依頼から始まります。倫太郎くんの家は「まんぷく食堂」という食堂を経営しているのですが、これがもう閑古鳥が鳴いているような状態。店内は暗くて汚いし、料理も不味いと評判の最悪な食堂だったんです。
ところが2ヶ月前、亀倉雄二という28歳の男性が突然現れて、「亡くなった倫太郎くんの祖父への恩返しだ」と言って、無給で住み込みで働き始めたんですね。しかも彼は料理の腕前がピカイチで、店の改装費用まで出してくれたおかげで、店は大繁盛するようになったんです!
でも倫太郎くんは、「ケチで性格の悪かった祖父が人に恩を着せるはずがない」と思い、亀倉に何か裏があるんじゃないかと疑っているんです。そこで少年探偵団に調査を依頼したというわけです。
少年探偵団の大活躍!コナンの推理が外れる珍しい展開
元太、光彦、歩美は「途轍もない犯罪のにおいがする!」と張り切って捜査を始めます。哀は用事があると言って先に帰り、コナンは渋々付き合うことに。コナンは「単に良い人なんじゃないの?」と興味なさそうにしていましたが、少年探偵団は犯罪の匂いを嗅ぎ取ったようです。
調査を進めていくと、亀倉が夜中に店の奥の部屋で何か穴を掘っている様子を目撃します。これを見た光彦は、近くの宝石店で5年前に起きた3億円相当の宝石強盗事件と関連づけて推理します。
光彦の推理によると、亀倉は5年前の宝石強盗犯で、盗んだ宝石をすぐに売ると足がつくため、ちょうど建て替え工事をしていた倫太郎の家の地下に宝石を埋めて隠したというのです。そして時効が近づいた今、住み込み店員として潜り込み、埋めた宝石を掘り出そうとしているというわけです。
これに対してコナンは「刑事事件の時効は5年だけど、民事の場合は20年だよ」と説明しますが、光彦は「僕たちが知らないんだから犯人も知らなくて当然だよ」と反論。さらに歩美から「理屈っぽいのよね」と言われ、コナンはそれ以上何も言えなくなってしまいます。
元太の罠と意外な展開
元太は「罠をしかけて決定的な現場を押さえよう」と提案し、亀倉のところへ行って「全て知ってますよ」と意味深な笑みを浮かべて帰ってきます。コナンは「あれのどこが罠なんだ?」と疑問に思いますが、元太の狙いは亀倉を焦らせて行動を急がせることだったんです。
翌朝、倫太郎は「家族みんなで旅行に行くことになった」と報告します。その旅行を提案したのは亀倉で、本人は留守番を買って出たとのこと。これを聞いて少年探偵団は「元太の罠にかかった!」と喜びますが、コナンは「小学生に突っつかれたぐらいで慌てて動き出す犯人なんていないよ」と頭を抱えます。
すると哀は「今回の相手はあなたがこれまで扱ってきた他の犯罪者たちとは全く違うのよ」と指摘。歩美に至っては「コナンくん、今回あまり活躍できてないけど、いじけて非行に走ったりしないよね?」と心配するほどです。
意外な真相と結末
実は光彦の推理が全て当たっていたんです! 亀倉は本当に5年前の宝石強盗犯で、倫太郎の家の地下に宝石を埋めていたのです。しかし、彼は気の弱い素朴な人物で、子供に少し脅されただけで動揺してしまうような性格でした。
コナンはついつい難しく考えすぎて、逆に盲点をつかれてしまったというわけです。最後にコナンが犯人に「俺は高度な事件専門なんだー」と言って悔しがるシーンは、とても面白かったですね。
シャーロック・ホームズの「赤毛連盟」との類似点
この話の中で光彦が「赤毛連盟」と似ていると言及していますが、これはシャーロック・ホームズの有名な短編小説です。「赤毛連盟」でも、犯人が店の地下室で穴を掘り、隣の銀行に侵入しようとする計画がありました。コナン・ドイルの原作へのオマージュが感じられる素敵なエピソードですね。
「商売繁盛のヒミツ」の見どころ
この回の最大の見どころは、やはりコナンの推理が外れて光彦の推理が当たるという珍しい展開でしょう。いつも冴えわたる推理を披露するコナンが、今回は完全に裏をかかれてしまいます。
また、少年探偵団のウザさが炸裂するシーンも見どころです。特に光彦の「分wかwらwなwいwんwでwすwか、コナンくん!」というセリフは切れ味抜群で、思わず笑ってしまいますね。
そして最後に、少年探偵団が最後の一手をコナンに譲ってあげる温かさも素敵なポイントです。彼らなりにコナンを気遣っている様子が伝わってきます。
登場人物と声優陣
この回に登場する主な人物と声優さんを紹介します:
- 江戸川コナン(CV:高山みなみ)
- 小嶋元太(CV:高木渉)
- 円谷光彦(CV:大谷育江)
- 吉田歩美(CV:岩居由希子)
- 灰原哀(CV:林原めぐみ)
- 小泉倫太郎(CV:くまいもとこ)- コナンの同級生、まんぷく食堂の息子
- 小泉小太郎(CV:稲葉実)- まんぷく食堂の主人、倫太郎の父
- 小泉貞子(CV:相生千恵子)- 倫太郎の祖母
- 小泉正子(CV:磯辺万沙子)- 倫太郎の母
- 亀倉雄二(CV:平田広明)- 28歳、満腹食堂の従業員
視聴者の感想
全コナンアニメを通しても3本の指に入るお気に入り回です。少年探偵団が主役の回って意外と面白いんですよね!
コナンの推理が外れるなんて珍しい!光彦くんの推理が冴えわたっていて、コナンが悔しがる姿が可愛かったです。
この回は2001年2月19日放送で視聴率21.6%だったそうです。20年以上前の回なのに今見ても面白いですね。
放送情報
「商売繁盛のヒミツ」は2001年2月19日に放送された第225話です。前回は第224話「そして人魚はいなくなった(解決編)」、次回は第226話「バトルゲームの罠(前編)」でした。
この回の主題歌は、OPテーマが愛内里菜さんの「恋はスリル、ショック、サスペンス」、EDテーマが倉木麻衣さんの「スタート・イン・マイ・ライフ」でした。この頃のコナンの主題歌も名曲ぞろいで、今聴いても懐かしさがこみ上げてきますね。
まとめ:珍しいパターンの神回
「商売繁盛のヒミツ」は、コナンの推理が外れて少年探偵団の推理が当たるという珍しいパターンの回でした。特に光彦の推理が冴えわたり、コナンが悔しがる姿が印象的です。
この回からわかるのは、コナンの推理は緻密で計画的な犯行があってこそ成り立つということ。今回の犯人はとにかく単純で純粋な性格だったため、コナンは深読みしすぎて逆に盲点をつかれてしまったんですね。
また、シャーロック・ホームズの「赤毛連盟」を彷彿とさせる犯行手口も見どころの一つです。コナンはホームズへのリスペクトが随所に感じられる作品ですが、この回もその一例と言えるでしょう。
少年探偵団が主役の回は意外と面白いものが多いですが、この回は特に秀逸だと思います。コナンファンなら一度は見ておきたい名回ですね!
次回は「バトルゲームの罠」について振り返る予定です。こちらも少年探偵団が活躍する2話構成の話なので、ぜひお楽しみに!
コメント