こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。最近、娘がコナンにハマり始めたのをきっかけに、私も50歳にして名探偵コナンの世界に足を踏み入れました。今日は「そして人魚はいなくなった」という第222話から224話にかけてのストーリーについて、ネタバレありでご紹介したいと思います。
この話、めちゃくちゃ面白いんですよね!平次と和葉の関係性も見どころだし、ミステリーとしても秀逸。娘と一緒に見た時は、トリックの意外性に二人で「えぇー!」って声が出ちゃいました。それじゃあ、早速内容を振り返っていきましょう!
美國島の人魚伝説と儒艮の矢
この話は、平次がある依頼を受けたことから始まります。依頼の手紙には「このままじゃ人魚に殺される 助けて」と書かれていたんですが、面白いことに宛名は服部平次なのに、手紙の頭には工藤新一と書いてあったんです。これって何かの伏線なのかな?と思いながら見ていました。
平次はコナン、蘭、小五郎、そして和葉を連れて若狭湾沖にある美國島へ向かいます。この島では年に一度の「儒艮祭り」が開催されていて、島全体がお祭りムードで盛り上がっていました。
依頼主である門脇沙織は、なんと三日前から行方不明になっていたんです。沙織は一年前に「儒艮の矢」というお守りを当てたものの、それを無くしてしまい、一週間前から怯えていたそうです。
儒艮の矢とは?
儒艮の矢って何?って思いますよね。実はこれ、島の象徴である「命様(いのちさま)」という老人が念を込めた髪の毛を結わえた矢のことで、不老長寿の夢が叶うと言われているんです。この命様、なんと130歳という設定で、島の人たちから神様のように崇められている存在なんですよ。
コナンたちは美國神社で、巫女をしている島袋君恵と出会います。彼女は沙織の幼馴染で、四日前に沙織と一緒に本島の歯医者に行っていたと言います。その時も沙織は「人魚に呪われる」と怯えていたそうです。
連続して起こる不可解な殺人事件
そして祭りの夜、花火が打ち上がる中、滝の中から首を吊った女性の遺体が発見されます!これが沙織の幼馴染である海老原寿美でした。寿美の首には縄がかけられ、滝壺と海を結ぶ川に流されていたんです。
福井県警は海が荒れているため船を出せず、すぐには来られないと言います。これはコナンと平次にとっては好都合でした。船が出せないということは、犯人もこの島から逃げられないということですからね。
翌日、寿美のお通夜が開かれます。そこに参列したコナンたちですが、名簿には黒江奈緒子の名前があるのに、通夜の場には彼女の姿がありません。そして突然、雷が光った外には、網にかかった状態で亡くなっていた奈緒子の姿がありました。恐らく首を絞めて殺害した後、網に絡めたものと思われます。
現場の砂には儒艮の矢の跡があり、犯人は奈緒子の矢を持ち去ったと考えられました。第一の事件も第二の事件も儒艮の矢に関係している…。そう考えるコナンと平次は、抽選の参加者が載っている名簿を見るため、君恵の家に向かうことにしました。
謎の老婆「命様」との出会い
君恵の家で、コナンたちは弥琴(命様)に会わせてもらいます。祭りの時とはまるで別人のような弥琴の姿を前に、一同は唖然とします。コナンは、どうやって儒艮の矢の当選番号を決めているのか尋ねると、弥琴は「適当だ」と言って自分で笑い出しました。
和葉が「年に三本なんてケチらんと、仰山売らはったらよろしいのに」と言うと、弥琴は「そりゃ無理じゃ。矢に結わえるワシの髪の毛にも限りがあるし」と答えます。そして、魔除けを意味する儒艮の矢を手放せばその身に魔が巣を作る、と和葉に忠告して去って行きました。
事件の真相に迫る!
さらに事件は続き、神社の蔵が火事になり、中から島袋君恵の遺体が発見されるという連続殺人事件が発生します。コナンは沙織の部屋を捜索し、驚くべき真相にたどり着きます。
そして神社には「矢を100万で譲ってくれてありがとう」という旨の電話が来ます。100万で売ったのは沙織の父・門脇弁蔵でした。事件に関係していると感じた平次は、弁蔵の家に向かうことにします。
コナンと平次がそれぞれ別行動を取って捜査を進めていると、事件の謎を知ったコナンは平次に電話で自分の推理を話します。そんなはずはないと信じられない平次は、和葉と一緒にひとまず弁蔵が隠れている山中に向かうことに。
平次と和葉の危機!名シーン誕生
山中で人魚の墓を発見した平次は、コナンの言っていた通り犯人はあの人だったのかと悟ります。平次が墓石に触れると、墓石が転がり、反動で平次の体が前のめりになって崖の方に!
そこで平次と和葉の名シーンが誕生します。平次は崖から落ちそうになりながらも和葉を守り、自分の右手を傷つけながらも二人は無事でした。その後、和葉が「もっと深く刺しといたら良かった。でも傷治って安心したわ!あれのせいで死ぬとこやったって言われんで済むし」と言ってご機嫌な様子で走り去る姿を見て、平次は心の中で「この女絶対に死なせたらアカンって余計気合い入ったわい!」と呟くのです。
驚きの犯人と動機
さて、この連続殺人事件の犯人は誰だったのでしょうか?実は犯人は島袋君恵だったのです!でも、君恵は死んでいたはずでは?いえいえ、実は君恵は死んでおらず、命様に変装していたのです。
コナンが推理を言い、君恵が犯行を認めた際に、命様の特殊メイクをペリペリと剥がす瞬間は鳥肌モノでした。実は命様の役を君恵のおばあちゃんから引き継いでいたのです。
では、なぜ君恵はこのような犯行に及んだのでしょうか?それは自分が不老不死になるためなら他人の命などどうでもいいような発言をした沙織への怒りからでした。電話越しに泣いていた様子から、幼馴染を殺すことには抵抗があったようですが、それでも犯行に至ってしまったのです。
この話の見どころ
「そして人魚はいなくなった」は、ミステリーとしても非常に完成度が高い話です。服部平次の出ているお話は本格的なミステリーが多く、コナンという服を着飾ってなくても楽しめるものが多いですよね。
トリックも現実的とは言えないにしても、アニメならではの誰もが驚くようなトリックで、コナンの世界観でこそ納得のいくものでした。
そして何よりも、平次と和葉の恋模様も見どころです。あの崖のシーンは有名ですが、そこからどうやって戻ってきたのかは永遠の謎ですね(笑)
また、この話には黒の組織の伏線も隠されているんです!名簿のシーンはまだ回収されていない伏線なので、今後の展開が気になるところです。
読者の感想
男性/40代前半/会社員 この話は本当に名作ですよね。平次と和葉のやり取りが最高で、ミステリーとしても秀逸。コナンの中でも特に思い出に残るエピソードの一つです。
女性/30代後半/主婦 儒艮の矢を巡る人間模様が面白かったです。島の伝説と絡めたストーリー展開が秀逸で、最後の真相には本当に驚きました。平次と和葉のロマンスも良かった!
まとめ:名作「そして人魚はいなくなった」
いかがでしたか?「そして人魚はいなくなった」は、ミステリーとしての完成度の高さ、平次と和葉の関係性の進展、そして意外性のある犯人と動機など、見どころ満載のエピソードです。
私自身、50歳からコナンを見始めたのですが、このエピソードは特に印象に残っています。娘と一緒に「えぇー!」と驚いた記憶は今でも鮮明です。
次回は、この「そして人魚はいなくなった」の後に続く話について振り返ってみようと思います。平次と和葉の関係がどう進展していくのか、そして黒の組織の伏線がどう回収されていくのか、今から楽しみです!
それでは、また次回のカズオブログでお会いしましょう!「為せば成る」の精神で、これからもコナンの世界を深掘りしていきますよ!
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