こんにちは!「カズオブログ」管理人のカズオです。今日も皆さんにコナンの面白さをお届けしたいと思います。最近、娘がコナンにハマっていて、私も一緒に見るようになったんですよね。50歳からのコナンデビューですが、すっかりファンになってしまいました!
今回は第180話「赤い殺意の夜想曲(ノクターン)(前編)」についてネタバレ解説していきます。この話は2000年に放送された第5シーズンの回で、音楽にまつわる事件が描かれています。前後編の構成になっていて、今回は前編部分を詳しく振り返っていきますね。後編も近々まとめる予定なので、お楽しみに!
赤い殺意の夜想曲事件のあらすじ
この話は、音楽産業グループの会長の妻に不気味な脅迫状が送られてくるところから始まります。脅迫状には、極秘に進めている日本人シャンソン歌手・ジェラール天馬の日本デビューの契約をかねて開く内輪のパーティーで事件が起こることが暗示されていたんですね。
小五郎と蘭、コナンは会長の知り合いの家族と偽ってパーティーに潜入することになります。パーティーの会場は海辺の豪邸で、音楽関係者たちが集まっていました。
登場人物たち
この事件には、いつものメンバーに加えて、以下のような人物が登場します。
- 加那善則:加那アミューズメント・グループの会長
- 加那美咲:善則の妻
- 加那義則:善則の弟
- ジェラール天馬:日本人のシャンソン歌手
- ミシェル:音楽関係者
特に注目すべきは、ジェラール天馬というシャンソン歌手です。彼は日本人でありながら、フランスで活躍していて、これから日本デビューするという設定なんですよね。名前からして怪しい感じがしますよね?「天馬」って、なんだか意味ありげな名前だなって思いました。
パーティーで起きた事件
パーティーが始まって間もなく、突然停電が起こります。そして美咲が自室で何者かに襲われたという事態に!蘭が犯人の顔を目撃して「外国人のような顔立ちだった」と証言したことで、パーティーの主役であるジェラール天馬に疑いがかかります。
しかし、その後さらに衝撃的な展開が!疑いをかけられた天馬が何者かに殺害されてしまうんです。これはビックリでした!最初は脅迫状の標的が美咲かと思いきや、実際に命を落としたのは天馬だったんですね。
現場の状況
天馬が殺害されたのはピアノ室でした。彼はピアノの前でうつ伏せに倒れており、背中には剣が刺さっていました。現場には以下のような不審な点がありました:
- 天馬の手に握られていた調律用の音叉に傷がついていた
- ピアノ用のイスが大きなソファーの下に挟まっていた
- ピアノの蓋が開いていた(コナンが先ほど案内された時は閉まっていた)
- 窓枠に糸のようなもので擦れた跡があった
- 床に垂直の剣の跡があった
- シャンデリアの高さが変わっていた
- ピアノの内部に血のような液体が付着していた
これらの不審点が、この事件の謎を解く鍵になっていくんですね。コナンはこういった細かい点をすぐに見つけるから本当にスゴイ!私なんて、普通に見ていたら絶対に気づかないですよ。
美咲の不審な行動
実は、美咲が襲われたという事件にも不審な点がありました。海岸を捜索していた警察が、ベートーベン像を発見したんです。その像の顔を見た蘭は、美咲を襲った犯人と同じ顔だと証言します。
そして、その像には棒とテグス(細い糸)がついていたことが判明。小五郎はこれを見て、マント怪人のトリックが解けたと言い、別室のバルコニーで実験を行います。
実験の結果、美咲が自作自演で自分が襲われたように見せかけていたことが明らかになりました。彼女は廊下のブレーカーを下げてすぐに部屋へ入り、鍵をかけて悲鳴を上げたのです。そして、小五郎たちが駆けつけたあとで、像とテグスを使ったトリックで、自分が襲われたかのように装ったんですね。
美咲は「お見事ですわ。さすがは名探偵。でも、これまでの数々の嫌がらせや脅迫状は事実です!それを信じていただきたくて、こんなお芝居を…」と言い訳しますが、この発言も怪しく感じますよね。
美咲と天馬の関係
実は、美咲と天馬には過去に何らかの関係があったことが示唆されています。パーティーの最中に発見された写真には、結婚式の半月前の日付で美咲と天馬が写っていたんです。
そして、「赤い夜想曲」というのは、10年前に天馬が美咲に送った曲だということが明らかになります。この曲は一見、愛の歌のように見えますが、実は恐ろしい意味が隠されていました。
曲中に出てくる花の花言葉は以下の通りです:
- 赤いバラ ─ 情熱
- マリーゴールド ─ 絶望
- ロベリア ─ 悪意
これらの花言葉を組み合わせると、「情熱的な絶望と悪意」というメッセージになります。なんとも不気味ですよね。この曲には、美咲と天馬の間にあった何らかの因縁が込められているようです。
天馬殺害のトリック
この事件の最大の謎は、天馬がどのように殺害されたのかというトリックです。前編の段階では完全には明かされていませんが、コナンの推理によって少しずつ真相が見えてきます。
天馬が殺害された時、義則以外の者は全員大広間にいました。義則は天馬と言い争いをしていたため、小五郎は彼を疑います。しかし、義則は無実を訴え、天馬がピアノ室へ入った時、自分は控室にいたと証言しました。
コナンが発見した証拠から、以下のようなトリックが使われたと考えられます:
- シャンデリアから剣が吊り下げられていた
- 剣は糸で支えられており、その糸はピアノの音叉にかけられていた
- 天馬が音叉を手に取った瞬間に糸が外れ、剣が落下して彼を貫いた
床の剣の傷が垂直になっていたのは、真上から剣が落ちてきたからなんですね。また、シャンデリアの高さが変わっていたのも、このトリックのためだったんです。
犯人は誰なのか?
前編の段階では、犯人が誰なのかは明確になっていません。しかし、美咲の不審な行動や、天馬との過去の関係から、彼女が有力な容疑者として浮かび上がってきます。
美咲は自作自演で自分が襲われたように見せかけ、さらに昔の写真を発見するように仕向けることで、義則に天馬殺害の罪を着せようとしていたのではないかと考えられます。
ストーカー事件も美咲の自作自演だったとすれば、彼女には天馬を殺害する動機があったことになります。その動機とは何だったのか?それは後編で明らかになるでしょう。
感想とまとめ
この「赤い殺意の夜想曲」事件は、音楽にまつわる要素が多く取り入れられていて、とても印象的な話でした。ピアノや音叉、シャンソンなど、音楽的な要素がストーリーに絡んでいるのが面白いですね。
特に、天馬殺害のトリックは非常に巧妙で、音叉を使った仕掛けというのがこの事件らしさを感じさせます。また、「赤い夜想曲」という曲に込められた花言葉のメッセージも、この事件の因縁を象徴していて秀逸だと思いました。
50代男性/会社員 この回は音楽要素が多くて楽しめました。特に花言葉を使ったメッセージが印象的でしたね。コナンはこういう文化的な要素も取り入れているから、大人が見ても面白いんだと思います。
皆さんは、この事件の犯人が誰だと思いますか?美咲なのか、それとも別の人物なのか?後編では、さらに驚きの展開が待っているかもしれませんね。
次回予想
次回の後編では、天馬殺害のトリックがさらに詳しく明かされるでしょう。また、美咲と天馬の過去の関係や、「赤い夜想曲」に込められた本当の意味も明らかになるのではないでしょうか。
私の予想では、美咲が犯人で、彼女と天馬には10年前に何らかの因縁があったのだと思います。その因縁が「赤い夜想曲」という曲に込められていて、それが今回の殺人事件の動機になっているのではないでしょうか。
次回も楽しみですね!また詳しく解説していきたいと思います。それでは、また次回のカズオブログでお会いしましょう!
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